4度目の富士登山
今回は初めて吉田口(河口湖口)から登頂を目指す。
富士スバルラインで五合目まで向かう途中、夕立に会いマシンと同乗者2名が早速濡れた
幸先悪いスタートである。
でも五合目に着くと、雨は上がったのでホッとしたヽ(´ー`)ノ
五合目の駐車場で登山準備をする。
ここで大事なのは高度順応する事。
1時間ほどここで身体を慣らす事が大事である。
ここ吉田口の五合目は他と違い、観光施設が充実している。
登山者ばかりではなく、観光客もいろいろやって来るようだ。
既に自動販売機の値段も上がっている。
あらかじめ飲み物は用意してあるので問題ない。
18時頃いよいよ出発
富士登山で一番大事なのはゆっくりペースで登ること。。。
俺は若いゾと一気に登ると、八合目辺りから頭痛や気持ち悪さでダウンしてしまう。
初めて登った時は自分もそんな目にあった...
今回は激しい高山病にはならなかったが、八~九合目付近で酸欠による体力低下、めまいなどがあった(毎回だけど...)。
近そうで遠い山頂。
登山中、案の定、雨にやられ、真っ暗の中ゴツゴツした岩盤道や砂利道を登り続ける。
七、八合目の山小屋がいくつもあり、いつ九合目に到着するのか待ち通しかった。
ここまで来るとドリンクなど色々値段も高騰する。
22時50分 八合目3250m地点に到着。
あと500mほどで頂上だが、道のりはまだまだ長い...
暗闇の中、無心で登ると、大きな鳥居が見えた。
九合目に到着したかと思った鳥居だったが、実は山頂の鳥居だった
あれれ?まだ先だと思ったのに...ここまで苦しい思いで登り続けたがほんと意外だった。
しかし、ここからも更に大変だった。
山頂に到着したのは0時30分。御来光までまだ4時間ほどもある。
ここまでずっと雨風にさらされ、手袋も靴もびしょ濡れ...
身体はレインスーツのおかげで大丈夫だが、身にしみる寒さだけは防げなかった。
山小屋がまだ開いてないので、雨をしのぐ為に軒で体を縮み込ませ、朝まで待つ事とした。
眠りたかったが、寒くて寝れない...
3時半ごろ、ようやく山小屋が一斉にオープンしたので、中に入る。
暖を取る為、仕方なくみそラーメンを注文。
800円だった...
体も温まった頃、外を見ると空がしらみ掛けて来た。
そろそろ御来光である。
慌てて、外に出てシャッターチャンスを狙う。
アナウンスが入り『御来光はまだ30分先です』との事。
手がかじかみ、震えが止まらない中、皆呆然と待つ。
そして、いよいよ朝日が見えたタイミングで周囲はすごく盛り上がった。
ほんと綺麗な御来光。。。
かすかな霧がかかりこんな風にも見えた。
いや~感動ものである
御来光を見た後は、お鉢めぐりに出発
『馬の背』と呼ばれる体力を消耗しきった体にはドギツイ急坂を登り、ホントの最高峰である剣ヶ峰を目指す。
3775.6mに到達
剣ヶ峰の裏では影富士を見る事が出来る。
ぐるりと一周した後は、下山開始。
永遠と続く砂塵の斜面を下山してゆく。
ここで靴擦れが何箇所か発生し、もう足が痛いのって...
ようやく五合目に戻ってきたのは朝9時半ごろだった。
いや~疲れた
疲れた後は、山中湖近くにある『紅富士の湯』へ。
値段も700円と手頃で、風呂もすごく広く、食事と休憩をした後、高速で一気に帰りました
富士登山はほんと疲れる...でも子供もご年輩の方もたくさん登られている。
それほど魅力のある山なんだろう。
今回、特に感じたのは外国人がかなりたくさんいた。
海外からも富士登山に魅力を感じるのだろう。
でも毎回、2度と登りたくないといつも思うが、翌日以降にはまた頑張って登ろう。。。となる
富士山はやはりそれだけ誰にでも魅力的なのだろう。。。
‐Danke‐