気ままにツーリング

Ninja1000SX とスウィッシュ でアドベンチャーな旅へ

2019年の富士登山(須山口・プリンス・御殿場口ルート)

2019-07-20 | 登山
2019年7月17日(水)

毎年、恒例の富士登山。

今年で15回目のチャレンジになる。

ここ数年は4つの登山ルートのうち、主に富士宮、須走、御殿場の3つのルートがメイン。

吉田口ルートは人が多そうなので、世界遺産になってからは登っていない。

今回は富士宮側の一合目からスタート。

水ヶ塚の駐車場から、須山口ルートを歩き、プリンスルート→御殿場口ルートで山頂を目指した。

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

7月16日(火)の22時前に横浜を出発。

本当は1日前倒しの予定だったが、雨がひどそうなため、この日に延期した。

深夜のR246を走り、途中で牛丼屋に寄って、少しお腹を満たす。

登山中は固形物が食べれないため、今のうちに食べておく。

水ヶ塚の駐車場には0時すぎに到着。

ここで、3時間ほど仮眠を取る。

小雨が降る中、4時くらいにはやんでくれる事を期待する。

3時30分 雨が上がった様子。

出発準備を整え、須山口ルート前に移動する。

今居る場所は地図上では一番下辺り。

ここから五合目付近まで約3時間ほど掛かる。

3年前にも入ったこのルート。

前回はヘッドライトだけでは物足りなかったので、100均のライトを手に持って何とか歩けた。

今回はそんな教訓から強力な明るさのヘッドライト(レッドレンザー/H8R)を新調。

ハイパワーで600ルーメンの明るさはとても強力だが、電池残量も気にして、ミッドの250ルーメンを使用。

250ルーメンでも、以前使用していたヘッドライトよりは明るい。

これなら暗闇でも大丈夫と思ったが、この後ちょっとやらかしてしまった。

クマに会わないよな。。。

誰もいない真っ暗闇の樹海。。。

やはり前回よりも明るい。(^_^)

早速、歩いて行くと小雨がパラパラ降ってきた。

だが、頭上は木々に覆われているため、雨粒はそれほど感じない。

しばらくはレインウェアを着ずに突き進む。

最初は登山道と分かるようなルートから、やや草に覆われた道に出くわす。

暗いので注意深く周りを見ていないと、道なりに進んでいるつもりがルートから外れたりする。

すると、いつの間にやら、草に覆われた場所を歩いていた。

周囲を見渡すと、草が少ない場所があったので、そっちに進み更に進んで行くと、また草に覆われた場所に出てしまった。

あ、やってしまったか。。。

周囲はまだ薄暗いため、ピンクのリボンや行き先表示などが見えない。

勘で道なき道を進んで行くと、とうとうココはどこ?という状態になってしまった。

ヤバいなぁ。

3年前の時は初めての須山口ルートだったので、地図やコンパスを準備していたが、今回は持参していなかったため、とっさにスマホのアンテナを確認した。

お、受信可能だ。

今いる場所をサーチすると、登山道の少し下辺りをさまよっていることが判明。

それっぽい方角に道なき道を歩いて行くと、踏み跡のある道とピンクのリボンを発見。

少しホッとする。(^_^;)

だが、スマホの地図では左側に向かうと山頂に続く道のように見えたが、どうみても下っている。

ここは徐々に勾配が上がっている右側に進み、ダメなら戻る覚悟で進んだ。

先に進むと所々にピンクのリボンがあるので安心感はあったが、ずっと進んでも何の表示がないのは不安だった。

倒木を越えたり、くぐったりするが、前回の記憶と違った道を歩いている感じ。

だが。。。

しばらくすると、須山口登山道の表示を発見。

良かった~合っていた。

よし、これで間違いない。

まさか樹海で道迷いするなんて。。。

少し歩くと開けた場所に出たため、レインウェアの上だけ羽織った。

この後は明るくなってきたので、もう道に迷うことはなかった。

5時29分 二合目に到着。

道迷いで、途中の一合五勺を飛ばしていた。

5時39分 御殿庭に到着。

前回はこの辺りでそこそこ疲れていた記憶があるが、今のところ大丈夫だった。

5時48分 二五五勺(御殿庭下)

今の現在地。

山頂まではまだまだ。。。

宝栄山方面に向かう。

何だろうこの白いの。

倒木の切り口や、赤いテープで登山道と判断出来る。

この辺りは少し急な坂。

後ろを振り向くと雲海が望めた。

良く見ると水ヶ塚の駐車場も見える。

頑張ったなぁ。

また白い草。

何だか曳かれる。

6時21分 村山修験場跡という場所に出る。

6時23分 三合目(御殿庭中)に到着。

少し歩くと富士山が見えてきた。

曇り空だが、雨が上がって気持ちがイイ。

6時42分 三合五勺(御殿庭上)に到着。

ゴツゴツした岩砂利の道を登る。

右手には宝栄山。

振り返ると、上と下に雲が見える。

高い山じゃないとこんな体験は出来ない。

水ヶ塚の駐車場の左隣りに遊園地も見えた。

6時58分 四合目に到着。

あ、道しるべが倒れている。

台風か積雪にでもやられたのか。。。

ここから見る富士山。

手前に宝栄火口があるので迫力がある。

右手の宝栄山もとてもキレイ。

7時07分 宝栄第二火口縁(新五合目分岐)に到着。

左手に進めば、富士宮口五合目に行ける。

7時23分 宝永第一火口縁に到着。

ここで一つの決断をする。

初めの計画では、ここから六合目に行き富士宮口ルートで登頂する予定だったが、人気の少ない宝栄山をずっと見ていたら、行きたくなる気持ちが高ぶったため、急遽予定を変更し、プリンスルートで御殿場口ルートに向かった。

宝栄山を抜けるルートはこんな感じ。

火口に降りた後の上りが砂利道のため、体力を奪われそう。

先ずは宝栄第一火口を下って行く。

下り坂は嬉しいが、また登らないといけない。

7時35分 宝栄第一火口に到着。

何だか月面か火星にでもいるかのような景色。

火口越しに見る富士山。

一見、富士山とは思えない。

さて、ここからが大変。

見た目は大した事なさそうな上り。

下る時はとても有利だが、ズルズル滑って登りにくい。

息も上がり気味に踏ん張って登り、ジグザグの2ターン目に来るまで40分も掛かった。

振り返ったところ↑

あと一息で宝栄山の稜線に出れる。

いつの間にか日差しも出て、脱ぐタイミングをなくし、ずっと着ていたレインウェアが暑かった。

8時34分 宝栄山馬の背に到着。

ようやく砂利道を抜けた。。。

この箇所がこの富士登山の中で一番キツかったかもしれない。

後ろを振り向くと宝栄山山頂。

その左手は御殿場口ルートの下り。

よく見ると砂煙を上げている。

目指すは御殿場口ルートの六合目。

この馬の背を少し上り、途中で右に折れて大砂走りの起点を経由して行く。

馬の背から右に折れたところ。↓

少し進むと、下り六合と思われる箇所(何も書かれていない)に出た。

ここから大砂走りが見下ろせる。

少しだけ、御殿場口の下りルートを登って行くと、右手にプリンスルートの文字があるので、そっちに入る。↓(右側へ)

あとは、行き先表示と登山道らしき道を頼りに横移動すると。。。

御殿場口ルートが見えてきた。

9時05分 御殿場口六合目に到着。

ここからは御殿場口ルートとして、道迷いも気にせず安心して登れる。(^_^;)

だが視界はこんなん。

山の天気は変わりやすい。

9時31分 標高3000m地点。

9時38分 七合目の廃屋に到着。

人の気配が全くないので、すぐ上に見える山小屋を目指す。

9時48分 七合四勺に到着。

へぇ~、スイカが食べれるのか。

そういや、屋根にスイカがあるな。

ここで休憩しようと考えていたが、更に少し上にも山小屋が見えたので、そこでリュックを下ろそうと考えた。

9時52分 七合五勺の砂走館。

周囲を見渡すと、干された布団でベンチに空きがないと思っていたら、奥に少し空いていたので、そこで腰を下ろした。

ようやくまともに休憩が取れた。

周りに人がいたが、選手らしき人たちがウォーミングアップをしていた。

富士登山競争が近いため、その練習風景だ。

3000m以上の空気が薄い過酷な場所で、よくも掛け上がれるもんだ。

こちらは重い荷物を背負っているが、背負わなくても、やはり無理だろう。

ほんとエライ人達だ。

10時30分 七合九勺に到着。

少し酸欠になりながらも、まだ体力は温存。

低速ながらも、マイペースで順調な登りが出来ている。

日頃から階段を利用したり、体力作りも意識してやってきたので、歳を取りつつも成果が出ているのを実感した。

ここからは浅間大社の奥宮境内と書かれてある。

山頂まで1時間30分だ。

少し歩き出すと、左手にしびれを感じた。

酸欠の症状が出ている。

取りあえずの鉄分をいただく。

もう少し早めに対策しとくべきだった。

10時59分 八合目に到着。

ここも荒れてるなぁ。

あ、折れてるいる。

八合目を過ぎると、山頂まで延々と続くつづら折りのジグザグ道。

いよいよラストスパートだ。

だが、ここからが一番キツイ。

一歩一歩超ゆっくりだが、なるべく足は止めず、後少しと自分に言い聞かせ頑張った。

しかし、実際は1ターン毎に、ため息ばかり吐いていた。

ゴツゴツした岩のエリア。

ようやくゴールが見えてきた。

そして。。。

12時19分 山頂に到着。

上りタイムは8時間16分だった。

あ、また折れてる。

これも昨年の台風の影響かな。

先ずは火口へ。

大パノラマは見応えがある。

取りあえず、すぐ左手の富士宮口山頂へ移動するが、まだ息が上がっており、何度も立ち止まった。

浅間大社奥宮。

平日のお昼なので、人が少ない。

ここを通り抜け、馬の背が見える火口の縁に移動する。

ここから見る馬の背がお気に入り。(^_^)

ここで腰を下ろし、また鉄分を補給。

右手もしびれていた。

息を整え、あの馬の背の最高峰に行ってみる。

もうひとつのお気に入り。

迫力がある。(^_^)

だが登るとなると、やはりしんどい。

息を切らせ、ようやく馬の背を登りきった。

13時09分 3776m地点に到着。

最高峰から見る火口。

見応えがあって素晴らしい。

このままお鉢巡りをしようか考えていたが、時間がなさそうなので、下山することにした。

ここでスパッツを装着。

ズルズル滑る、馬の背を慎重に降りる。

右手を見ると、高揚感のある景色。

山頂が晴れていて良かった。

下りのルートは、御殿場口で下るつもりだったが、ここでまた気が変わり、富士宮口ルートで下山することにした。

富士宮口ルートは上りと共有しているので、歩きにくいが、最短で五合目に行ける。

13時33分に下山スタート。

ゴツゴツしているので、やや足に負担が掛かる。

13時53分 九合五勺を通過。

結構疲れる。。。

雲海が素晴らしい。

14時06分 九合目。

夏の富士山って感じ。

14時22分 八合目を通過。

この辺りから雲の中に入る。

周囲は真っ白。

15時19分 新六合目に到着。

ようやく、 ここまで下ってきた。

五合目まで後少し。。。

五合目からのバスが、0分・30分の間隔で出ているので、次の30分発に何とか間に合わせたい。

五合目が見えてきた。

15時29分 五合目に到着。

やっとゴール。

あと1分だが、このままバス乗り場に向かう。

バス乗り場に着くと、今の時間帯は1時間毎に発車しているため、まだ27分ほど余裕だった。

リュックを下ろし、トイレに行き、ご褒美の炭酸を購入。

最初の一口が旨い。(^_^)

そして、バスは16時に出発。

バスは新富士駅行きのため、ほぼ満車だった。

16時30分 水ヶ塚の駐車場に戻ってきた。

ここからは、いつもの駿河健康ランドに目的地をセット。

何だか久しぶりに晴れ間を見た。

18時 駿河健康ランドに到着。

クルマから降りると、かかとが痛く、少し靴擦れもあり、ふくらはぎや背中の一部が筋肉痛になっていた。

痛さって、後からじわりとやってくる。

お風呂でたっぷり癒し、風呂上がりの一杯は最高だった。

今回の登頂データはこんな感じ。

上りタイム:8時間19分

0400 水ヶ塚を出発
0529 二合目
0539 御殿庭
0548 二五五勺(御殿庭下)
0623 三合目(御殿庭中)
0642 三合五勺(御殿庭上)
0658 四合目
0707 宝栄第二火口縁(五合目分岐)
0723 宝永第一火口縁(六合目分岐)
0735 宝栄第一火口
0834 宝栄山馬の背
0850 下り六合
0905 御殿場口六合目
0931 標高3000m
0938 七合目
0948 七合四勺
0952 七合五勺
1030 七合九勺
1059 八合目
1219 御殿場口ルート山頂

下りタイム:1時間56分

1333 富士宮口ルートを出発
1354 九合五勺
1406 九合目
1422 八合目
1442 元祖七合目
1519 新六合目
1529 五合目

次にプリンスルートを選ぶ時は下りで利用しよう。

お疲れさまでした。

🗻 Danke 🌋

パニアケースのメンテナンス

2019-07-14 | Z 1000 SX
今年の梅雨は平年よりも少し長引きそうな予感。。。

最近は曇り空や長雨により、日照時間が短く気温が25℃に届かない日がある。

涼しくて過ごしやすいが、不安定な天候のためツーリングには行けずじまい。

そんな中、Z1000SXを1年点検のため、パニアケースを外し、先日ショップに出してきた。

6年は使いこんだパニアケース。

以前、左側のパニアケース(写真では右)をガードレールで擦ってしまい、少し白くなっている。

ウェットティッシュで擦ると、少しは取れたが、これ以上はムリだった。

これを家にあるメラミンスポンジでキレイになるかやってみると。。。

お!

Kawasakiのマークがキレイになった。

グリーンの部分も擦ってみる。

お、取れる。

更に地道に擦ってみると、キレイになった。

うす~く傷が残っているが、これは消せないので仕方がない。

まぁパッと見、表面はキレイになった。

ヨシとするか。

次は中のゴムバンド。。。

ヨレヨレになったゴムバンド。

これは交換することにした。

ネットで1セット1265円のゴムバンドを2つ購入。

青いのが良かったが、まっいいか。

取り付け部分のネジを外して。。。

片側だけ交換。

うまく行った。

もうひとつも交換して完了。

張りがあって、イイ感じ。(^_^)

右側のパニアを開けて見てみると。。。

こちらはまだヨレていないので、しばらくは大丈夫そう。

左側のパニアにいつものぞうきんを吊して完了。

これがヨレヨレになった原因かなぁ。。。

新品のバンドと交換したバンドは補修用に取っておく。

あぁ、梅雨明けが待ち遠しい。。。

- Danke -