2010年7月20日(火)天候は晴れ
先週の土曜日には梅雨も明けて、いよいよ夏本番
そして、前からずっと機会を伺っていた、丹沢登山。。。
ようやく本日行って来ました。
久々の“山”に気持ちは高ぶっていたけど、やっぱ、しんどかった。
今まで以上になんか、しんどい...まるで山行に感じた。
しんどいと感じた要因は、夏にあると思う。
今まで夏山と言えば、富士山しか行った事がなかったが、富士山と言えば、スタートから既に涼しい場所。。。
丹沢のような低山系は、スタート地点から山頂まで、ずっと暑かった。
それでは、今回の山行の様子をどうぞ。。。(末尾に反省点あり)
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朝3時に起床。
外を見ると、まだ真っ暗だが、朝食を作り、シャワーを浴び準備をする。
4時の出発予定が、準備に時間がかかり、4時30分に出発。
昨晩、あれだけ準備してたのになぁ~
今回の入山口は、小田急渋沢駅から近い、大倉という場所。
その大倉までは、ほぼR246でそのまま行ける。
早朝のR246は空いてるかと思いきや、意外とトラックが多かった。
近くのコンビニでおにぎり、パン、チョコレートを購入。
5時40分には『秦野戸川公園』に到着した。
ここは駐車場が3つあるが、今回は登山に便利な大倉駐車場を利用する。
この大倉駐車場は、車は有料だがバイクは無料なのだ。
だが、オープンが8時30分の為、まだ門は封鎖されていた。
どこか脇にでも停めようかと考えたが、バス停のロータリー脇の歩道から乗りあげれる事が分かり、駐車場の中まで押して行った。
バリアフリー設計だったので、段差もなく駐車場まで行けて助かった。
駐車場には原付バイクが既に停まっていたので、その横に停める。
早速、登山準備を整え、いよいよ6時に出発
先ずは、この大きな公園に掛かる吊り橋を渡る。
周囲にはウォーキングする人達も数人いる。
こんな公園を朝から歩くのは、さぞ気持ちがイイだろう。
少々、雲が掛かって来たが、それでもやっぱ夏。。。暑い。。。
さて、今回の行程は。。。
①先ずは“三ノ塔”と呼ばれる場所まで登る。
②そこから尾根を伝い、烏尾山、行者ヶ岳、政治朗ノ頭、新大日を経由し、目標の“塔ノ岳”に行く。
③その後は、“鍋割山”で名物の鍋焼きうどんを食べて下山。
④後沢乗越、二俣を経由し、大倉まで戻ってくる予定だ。
いつもならひとつの山を目指し、戻るだけだが、今回は山稜を渡り歩く。
大倉から三ノ塔までは5.7km、約3時間30分は掛かる予定だ。
三ノ塔の途中には牛首と呼ばれる場所がある。
先ずは、そこまでを林道と登山道が選択出来たので、登山道を選んだ。
その結果、おかげでエライ目にあった。
まだ早朝の為、先に人が入ってないらしく、クモの巣、アブ、他いろんな虫と戦う羽目に...
そういや虫が苦手なのを忘れてたわ。
ちょっと休憩すると、足元には小さなヒルがぶんぶん体を回していた。
キャ~、吸われる~
クモの巣を取り払ったり、アブを追い払うのに、タオルをぶんぶん振り回し、おかげで余計に疲れた。
ようやく牛首に到着し、ここからはブナの木が続く登山道になる。
やはり虫はいるが、それでもさっきよりは、少々マシだった。
途中から急坂となり、苦戦するも、8時15分 三ノ塔に到着。
天気もイイし、ここまでの苦労も報われる。
ここには避難小屋があるが、今日は開いてないようだ。
塔ノ岳方面の手前に、三角屋根の小屋が見える(写真では見にくい)。
あそこを経由し、その更に向こうに小さく見える小屋を目指す事になる。
ここまで身体は汗だく、500mlのペットボトルのお茶も半分飲んだ。
結構、疲れたけど、あんな遠くまで行けるのか不安だ。
富士山が少し見えていたが、暫くすると、また雲に覆われ見えなくなった。
反対側には、いつも横浜側から見える“大山”が見える(ピンボケ)。
ここからは尾根を伝い、塔ノ岳を目指す。
塔ノ岳までは4km、3時間の予定だ。
8時50分 烏山岳に到着。
烏山岳の前後には鎖場があり、整備された木道などもある。
尾根と言っても、アップダウンがあり、これが結構しんどい
そういや、喉がカラカラで、何だか力が入らない。
この感じ、熱中症の予感がする。
今回、水分は500mlペットボトルのお茶を2本凍らしてきた。
これ飲んじゃうと、残り1本。。。
やばい、節約しないと...でも熱中症にも気を付けないと...
登りで力が入らない時だけ、一口だけお茶を含み、進む事にした。
水の大切さが、身体をもって分かる...
先を歩いて行くと、進む先にガスが掛かって来た。
この日差しが少しでも和らげば...と少し思う。
9時35分 政治朗ノ頭に到着。
10時 新大日に到着。おっちゃんが上半身裸で汗を拭っていた。
気持ちはよく分かる。ベトベトして気持ち悪いのはこちらも同じだから。。。
そして、ヘトヘトになりながら、10時35分 ようやく塔ノ岳に到着
ここまで、なかなか人と会えなかったが、ここで10人くらいが休憩していた。
ここにある“尊仏山荘”は営業してたので、先ずは500円のポカリを購入。
既に手持ちのペットボトルは2本目に入っていた。
冷えてないポカリを、半分ほど一気にを飲み干す。
ここからの富士山の眺望を期待していたが、ガスで全く見えない。
さっき思うんじゃなかったな...と少々後悔する。
しばらくここで休憩した後は、鍋割山へと向かう。
本当は百名山の丹沢山へ行きたかったが、往復3時間はキツイ。
丹沢山はまたの機会にする事とした。
鍋割山までは2.8km、1時間25分は掛かる。
ここまで、いくつものピークを乗り越えたが、少々、風が気持ち良くなった。
辺りを見渡すと、ガスの中に入ったようだ。
11時55分 鍋割山に到着。ここでポカリを一気に飲み干す。
さぁ、鍋焼きうどんだが...とても暑くて注文する気になれんかった。
目の前で汗だくになりながら食べてる人がいたが、見るからにガマン大会さながらの光景だった。
ここは涼しい秋か初冬辺りに来て、食べるのが良さそうだ。
それにしても、喉の渇きはずっと継続中だ。
この先は下りが中心。
更に上空は雲に覆われているので、熱中症への恐れは軽減されるかも。。。
また、この先には水場があるので、早く行ってみたいと期待が募る。
水場は後沢乗越を経由し、二俣までの間にある。
でも、下りと言ってもひょいひょい行けるもんでもなかった...
12時50分 長々と続く急な下りを歩き、ようやく水場に到着。
沢の水が冷たくて、最高に 気持ち良かった。
帽子を濡らし、そのまま頭に被る。
タオルも濡らし、腕や顔を拭く。
飲もうかと思ったが、口をすすぐだけに留めた。
飲んでも大丈夫か事前に調べてなかったので、少々不安だったし...
この後は、沢沿いに下山する。
途中、鍋割山荘に向けてのペットボトルが沢山置いてあった。
登山者はボランティアで運んであげるのだそうだ。
鍋割山から二俣までは、3.7km、1時間30分掛かる。
13時20分 二俣に到着。
沢を横切り、道はいつの間にか林道になっていた。
それにしても、沢を横切る登山道ってのは初めてだ。
そういや丹沢は沢登りもあるし、今の時期なら、さぞ気持ちイイだろう。
ここから、大倉までは4km、1時間40分掛かる予定だ。
延々と続く、林道を歩く...
途中、後ろからマウンテンバイクが追い越して行った。
え どこから来たの?
少々下り傾斜の林道だが、もういい加減歩き飽きた。
ほんま長すぎるわ...
14時15分 ようやく人が住む建物が見えてきた。
その手前に【大倉20分⇒】の看板があったが、『このまま林道を真っ直ぐやろ~』と勝手に決め付けたのが、後で後悔する羽目となった。
さっきの【⇒】の方角はまた森に入ってるし、しかも道っぽくないし...
林道を真っ直ぐ進むと、舗装された市道に出る。
アスファルトからの熱気が尋常ではない。
恐らく、大倉駐車場は1本東隣りの道だが、そこへの分岐がなかなか無い。
14時55分 結局、2kmくらい余分に歩き、ようやく大倉駐車場に到着。
もう、喉カラカラ...
ここまで来る途中、自販機すらも無かった。
駐車場の自販機で500mlのコーラを一気に飲み干す。
それでもまだ足りん...
身体はヘトヘト、足裏が少々痛いが、膝やモモは大丈夫そうだ。
取り合えず、洗い場で靴を洗い、帰る支度をする。
次の目的地は、この近所にあるハイパー銭湯だ。
15時40分 ハイパー銭湯 湯花楽に到着。
風呂に入る前に体重を計ると、約3kgも減っていた。
ほぼ水分が抜けた状態だと思うが、沢山、水分を取らないと。。。
たっぷりお湯に浸かり(ほぼ水風呂が半分)、無料の水も沢山飲んだ。
さっぱりした後は、東名の秦野中井ICから高速に乗る。
17時35分 海老名SAに到着。
ここで最後のお楽しみ、牛乳のソフトクリームを食べる。
その後は横浜へと帰路についた。
本日の歩行距離:28.9km
本日の歩行時間:9時間13分
消費カロリーは1872キロカロリーでした。
自宅に帰ってもまだ水分は足らず、2L以上は飲んだかな...
今回の反省点:
①夏山登山は高山系で
②水は余裕を持って行くこと。
③看板に書かれた事は信じよう。
以上の3本でした。。。
‐Danke‐♪