■メイン写真
大きく開け、芝生が植えられた蘇武岳の山頂
■今回のコース
金山峠→(尾根道)→蘇武展望台→蘇武岳→(往路を戻る)→金山峠
今月の「らくらく山歩の会」は、兵庫県北部の蘇武岳。
金山峠までクルマで上がり、そこから尾根道を歩こうという、らくらく企画だ。
蘇武岳は、地元の人は「そぶがたけ」と呼び、関西百名山にも選定されている名山。
単独行で知られる加藤文太郎が、神戸の自宅から故郷の浜坂へ歩いて帰る際に通ったり、
冒険家の植村直己が学校登山で登っている。
耀山(かかやま)集落から、クルマを林道耀山日高線に入れてしばらく行くと、
左に優美な滝が見える。女郎滝だ。
「香美町観光ナビ」には、落差30mというが、ぱっと見は、そんなにあるようには思えない。
同サイトでは、『古来より「青々とした水滝つ瀬」として田畑を潤し~(中略)~猿尾滝と
夫婦の滝と言われており、こちらが女滝』だという。
幅が狭い林道を詰め上がり、金山(きんざん)峠へ。路肩に数台が駐車可能だ。
この峠を西へ下ると、かつて金などが採掘された金山廃村があり、阿瀬渓谷へと続く。
この日は、金山峠から尾根づたいの登山道を行く。
すぐに現れるのが、この日唯一の「難所」、固定ロープの30mほどの急坂だ。
実は、左横に広域林道が並走している。序盤はある程度離れているのだが、
そのうちすぐ横に寄ってきたりする。
そのうち、尾根筋には美しいブナ林が広がるようになる。
あたりの空気がなんとなく爽やかに感じるのは、水分を豊富に含むブナの蒸散効果だろうか。
標高970mほどのところで、林道と接する。
蘇武展望台のあずま屋と、記念碑が整備されている。
展望も良いので、ここでランチタイムとする。
ここまで来れば日本海も近い。遠く、浜坂の集落が見える。
西には扇ノ山や氷ノ山など、県境の山々が連なる。
路肩にヤマブドウを見つけた。実が熟すのは来月くらいかな。
ヤマボウシの実。
いよいよ山頂も近い。半分、公園のようになっているので日差しが直接当たって、
このあたりがこの日、いちばん暑く感じた。
山頂直下のゲート。「さんちょうへ ようこそ」。
山頂に到着。北東直下に神鍋山を望み、天気がいいと白山まで見えるという。
ゴージャスな御影石の山名表示が、この山が地元の誇りであることを示す。
下山は、ごく一部だけ小ピークを巻くために林道を歩いたが、基本的に、元の登山道を戻る。
暑い日々が終わりそうもないが、山は少しずつ秋の気配。
セミはツクツクボウシに代わり、林床にはいろいろなキノコが出ていた。
大きく開け、芝生が植えられた蘇武岳の山頂
■今回のコース
金山峠→(尾根道)→蘇武展望台→蘇武岳→(往路を戻る)→金山峠
今月の「らくらく山歩の会」は、兵庫県北部の蘇武岳。
金山峠までクルマで上がり、そこから尾根道を歩こうという、らくらく企画だ。
蘇武岳は、地元の人は「そぶがたけ」と呼び、関西百名山にも選定されている名山。
単独行で知られる加藤文太郎が、神戸の自宅から故郷の浜坂へ歩いて帰る際に通ったり、
冒険家の植村直己が学校登山で登っている。
耀山(かかやま)集落から、クルマを林道耀山日高線に入れてしばらく行くと、
左に優美な滝が見える。女郎滝だ。
「香美町観光ナビ」には、落差30mというが、ぱっと見は、そんなにあるようには思えない。
同サイトでは、『古来より「青々とした水滝つ瀬」として田畑を潤し~(中略)~猿尾滝と
夫婦の滝と言われており、こちらが女滝』だという。
幅が狭い林道を詰め上がり、金山(きんざん)峠へ。路肩に数台が駐車可能だ。
この峠を西へ下ると、かつて金などが採掘された金山廃村があり、阿瀬渓谷へと続く。
この日は、金山峠から尾根づたいの登山道を行く。
すぐに現れるのが、この日唯一の「難所」、固定ロープの30mほどの急坂だ。
実は、左横に広域林道が並走している。序盤はある程度離れているのだが、
そのうちすぐ横に寄ってきたりする。
そのうち、尾根筋には美しいブナ林が広がるようになる。
あたりの空気がなんとなく爽やかに感じるのは、水分を豊富に含むブナの蒸散効果だろうか。
標高970mほどのところで、林道と接する。
蘇武展望台のあずま屋と、記念碑が整備されている。
展望も良いので、ここでランチタイムとする。
ここまで来れば日本海も近い。遠く、浜坂の集落が見える。
西には扇ノ山や氷ノ山など、県境の山々が連なる。
路肩にヤマブドウを見つけた。実が熟すのは来月くらいかな。
ヤマボウシの実。
いよいよ山頂も近い。半分、公園のようになっているので日差しが直接当たって、
このあたりがこの日、いちばん暑く感じた。
山頂直下のゲート。「さんちょうへ ようこそ」。
山頂に到着。北東直下に神鍋山を望み、天気がいいと白山まで見えるという。
ゴージャスな御影石の山名表示が、この山が地元の誇りであることを示す。
下山は、ごく一部だけ小ピークを巻くために林道を歩いたが、基本的に、元の登山道を戻る。
暑い日々が終わりそうもないが、山は少しずつ秋の気配。
セミはツクツクボウシに代わり、林床にはいろいろなキノコが出ていた。