![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ac/57cb915537654b72695ba4e426938ae4.jpg)
■メイン写真
古代出雲ムラの神域だったというダンノダイラの磐座
■今回のコース
朝倉小学校前バス停→奥不動寺分岐→天壇跡→ダンノダイラ→磐座→アンテナ基地→
巻向山→白石の神域→高山神社→初瀬山→長谷寺参道→長谷寺駅
大和政権ができる以前から、現在の奈良桜井市で勢力をもっていたとされる出雲ムラ。
神話の時代より古いので、詳しいことは残っていないのだが、彼らの信仰の対象だったと
されているダンノダイラの磐座と、日本初の相撲伝説が残る穴師坐兵主神社の神域と
される白石の神域を、登山教室で歩いてきた。
道中にある巻向山、初瀬山のピークも踏んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/67/68a9e1403bb518989d547a7f95a834c3.jpg)
朝倉小学校横が登山口だ。道標はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/7d/ecf4f63417fb25aeeba686b5e57c23f2.jpg)
古い石畳の道に入ってほどなく、ホコリタケをみつけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ac/78b2edf747ee531fef0d72dd29d98edc.jpg)
緩い上り坂が続く。台風の被害はそれほどではなかったようだが、それでも時折、
倒木が行く手をさえぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/3a/9d9a7ce1af3bd03611c7c41c521063c5.jpg)
稜線に出る。峠を直進すると奥不動寺に出る場所だ。
西尾根は大神神社の境内(神域)のため立入禁止の標識が立つ。
この日は東へ尾根道をたどる。
ほどなく、ダンノダイラの天壇跡に着く。
古代、多くの人々が住んでいた出雲ムラの跡だとする説明板がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/05/25ff59d6b869ce467656f1070e4307d5.jpg)
当時の小川跡とされる溝。
小川跡の側面から6~12世紀にわたる土器片が採取されたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7a/9f86f7d1d70db702cff4d914b8a4617d.jpg)
そして、いよいよ磐座に到着!
大峰山系など巨岩のオンパレードという山であればともかく、一見平凡な里山に、
いきなり大きな岩が登場するのには驚かされる。
これは古代の人々が敬ったのもうなずける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d7/d62b2a7767506be2f34f56c197678dac.jpg)
この日、一番の急登箇所は、さっきまで降っていた雨の影響もあってよく滑る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ba/c396c8d2de4989ded601f28f062a9fde.jpg)
出雲地区共同アンテナを経て、短い笹薮を抜けると、林道に出る。
ちょうどそこにセンプリの群落があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/cf/f7174c4d7e4019cd94f41645e13f9335.jpg)
ツチグリもみつかった。これもキノコなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/07/d64c5ebfd4d6c93d21d18b881e342525.jpg)
林道から尾根道に少し入ると、巻向山の三角点ピークだ。
雑木林に囲まれた、静かな山頂だ。この日は冷たい風が流れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f0/4627f99492a453b8240d899f4f66d7dd.jpg)
林道に戻り、北へ進む。古いカローラの廃車がある。ネット等ではけっこう有名な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/73/33555c9b90e09a842f7c06172b795b62.jpg)
林道の左側に唐突に水色の金網が出現する。
その向こうに結界と思われる縄が張られており、白石を敷き詰めた円形の土俵のような
ものがある。白石の神域である。倒木が横切っていたのは残念。
桜井市穴師にある穴師坐兵主神社は、もとは巻向山(正確には弓月ヶ嶽)の山頂付近に
あって、応仁の乱で焼失したため、現在の地に移ったという。
穴師坐兵主神社には、日本初の相撲伝説が残る。11代垂仁天皇の御代、野見宿禰と
当麻蹴速が、「神社の神域で」日本最初の勅命天覧相撲を行ったとされる。
ということは…「白石の神域」って、ひょっとして…といった空想も面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/43/2ccf04e9dffd0fe6c532a36b0beeae27.jpg)
続いては高山神社。龍がいそうな池に向かって、祠としては珍しい水色に塗られている。
池の名は白河迹驚淵(しらが・とどろきのふち)といって、桜井市のパワースポット
100選のひとつでもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/94/b0f7fc13f18c350a93b5676a28ffc237.jpg)
初瀬山のピークに到着。
植林の中、ピークとしては物足りない地味なところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/51/86b3777df2e59fcff85517423dd6c081.jpg)
ここからは長い下山道になる。
倒木が幾つかあり、ササのブッシュもあるが、ルートは明瞭だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b9/9f12f298c16c06789f31479933b597c2.jpg)
里に下りてきて墓地を通過すると、こんな大木があった。
坂道は簡易舗装されているが、そこに苔がついて却って滑りやすくなっている。
人の手が入ってたこの場所が、一番の難所だったという皮肉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/7a/1197a3a6b83b6c5789b97b518e915005.jpg)
無事、長谷寺の参道に下山。おつかれさま!
何名かは、この機会に長谷寺にお参りしたいとのことで、ここで第一次解散。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/7b/34e6c719b60cd7821742d09a1274d687.jpg)
帰りに名物の草餅を買い求める人も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/da/7e948bc9f789829e289613619c8dc69a.jpg)
長谷寺駅から近鉄に乗って、さっきまでいた山を一望する。
昼から晴れると言ってたのに、夕方になってようやく雲が吹き飛んだ。遅いって!
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
古代出雲ムラの神域だったというダンノダイラの磐座
■今回のコース
朝倉小学校前バス停→奥不動寺分岐→天壇跡→ダンノダイラ→磐座→アンテナ基地→
巻向山→白石の神域→高山神社→初瀬山→長谷寺参道→長谷寺駅
大和政権ができる以前から、現在の奈良桜井市で勢力をもっていたとされる出雲ムラ。
神話の時代より古いので、詳しいことは残っていないのだが、彼らの信仰の対象だったと
されているダンノダイラの磐座と、日本初の相撲伝説が残る穴師坐兵主神社の神域と
される白石の神域を、登山教室で歩いてきた。
道中にある巻向山、初瀬山のピークも踏んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/67/68a9e1403bb518989d547a7f95a834c3.jpg)
朝倉小学校横が登山口だ。道標はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/7d/ecf4f63417fb25aeeba686b5e57c23f2.jpg)
古い石畳の道に入ってほどなく、ホコリタケをみつけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ac/78b2edf747ee531fef0d72dd29d98edc.jpg)
緩い上り坂が続く。台風の被害はそれほどではなかったようだが、それでも時折、
倒木が行く手をさえぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/3a/9d9a7ce1af3bd03611c7c41c521063c5.jpg)
稜線に出る。峠を直進すると奥不動寺に出る場所だ。
西尾根は大神神社の境内(神域)のため立入禁止の標識が立つ。
この日は東へ尾根道をたどる。
ほどなく、ダンノダイラの天壇跡に着く。
古代、多くの人々が住んでいた出雲ムラの跡だとする説明板がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/05/25ff59d6b869ce467656f1070e4307d5.jpg)
当時の小川跡とされる溝。
小川跡の側面から6~12世紀にわたる土器片が採取されたという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7a/9f86f7d1d70db702cff4d914b8a4617d.jpg)
そして、いよいよ磐座に到着!
大峰山系など巨岩のオンパレードという山であればともかく、一見平凡な里山に、
いきなり大きな岩が登場するのには驚かされる。
これは古代の人々が敬ったのもうなずける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d7/d62b2a7767506be2f34f56c197678dac.jpg)
この日、一番の急登箇所は、さっきまで降っていた雨の影響もあってよく滑る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ba/c396c8d2de4989ded601f28f062a9fde.jpg)
出雲地区共同アンテナを経て、短い笹薮を抜けると、林道に出る。
ちょうどそこにセンプリの群落があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/cf/f7174c4d7e4019cd94f41645e13f9335.jpg)
ツチグリもみつかった。これもキノコなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/07/d64c5ebfd4d6c93d21d18b881e342525.jpg)
林道から尾根道に少し入ると、巻向山の三角点ピークだ。
雑木林に囲まれた、静かな山頂だ。この日は冷たい風が流れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f0/4627f99492a453b8240d899f4f66d7dd.jpg)
林道に戻り、北へ進む。古いカローラの廃車がある。ネット等ではけっこう有名な場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/73/33555c9b90e09a842f7c06172b795b62.jpg)
林道の左側に唐突に水色の金網が出現する。
その向こうに結界と思われる縄が張られており、白石を敷き詰めた円形の土俵のような
ものがある。白石の神域である。倒木が横切っていたのは残念。
桜井市穴師にある穴師坐兵主神社は、もとは巻向山(正確には弓月ヶ嶽)の山頂付近に
あって、応仁の乱で焼失したため、現在の地に移ったという。
穴師坐兵主神社には、日本初の相撲伝説が残る。11代垂仁天皇の御代、野見宿禰と
当麻蹴速が、「神社の神域で」日本最初の勅命天覧相撲を行ったとされる。
ということは…「白石の神域」って、ひょっとして…といった空想も面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/43/2ccf04e9dffd0fe6c532a36b0beeae27.jpg)
続いては高山神社。龍がいそうな池に向かって、祠としては珍しい水色に塗られている。
池の名は白河迹驚淵(しらが・とどろきのふち)といって、桜井市のパワースポット
100選のひとつでもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/94/b0f7fc13f18c350a93b5676a28ffc237.jpg)
初瀬山のピークに到着。
植林の中、ピークとしては物足りない地味なところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/51/86b3777df2e59fcff85517423dd6c081.jpg)
ここからは長い下山道になる。
倒木が幾つかあり、ササのブッシュもあるが、ルートは明瞭だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b9/9f12f298c16c06789f31479933b597c2.jpg)
里に下りてきて墓地を通過すると、こんな大木があった。
坂道は簡易舗装されているが、そこに苔がついて却って滑りやすくなっている。
人の手が入ってたこの場所が、一番の難所だったという皮肉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/7a/1197a3a6b83b6c5789b97b518e915005.jpg)
無事、長谷寺の参道に下山。おつかれさま!
何名かは、この機会に長谷寺にお参りしたいとのことで、ここで第一次解散。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/7b/34e6c719b60cd7821742d09a1274d687.jpg)
帰りに名物の草餅を買い求める人も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/da/7e948bc9f789829e289613619c8dc69a.jpg)
長谷寺駅から近鉄に乗って、さっきまでいた山を一望する。
昼から晴れると言ってたのに、夕方になってようやく雲が吹き飛んだ。遅いって!
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