Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年5月24日(日) [天理]龍王山へ久しぶりのハイキング!

2020年06月08日 | 山登りの記録
■メイン写真
大和盆地が一望できる龍王山の山頂にて

■今回のコース
柳本駅→柳本バス停→(崇神天皇陵を巻く)→(不動の滝)→林道終点→古墳群→奥ノ院→
公衆トイレの分岐→(舗装路)→北城跡→(尾根道)→公衆トイレの分岐→柳本龍王社→
龍王山→公衆トイレの分岐→奥ノ院分岐→長岳寺→トレイルセンター→柳本駅


県内の移動制限が少し緩和されたので、天理の龍王山へ軽く「お山歩」してきた。
少しは歩いておかないと、身体がなまる。いろんな対策をして、歩きに行こう。



柳本駅を出て、黒塚古墳の脇を通る。
黒塚古墳の築造時期は、4世紀初頭~前半頃とされている。三角縁神獣鏡が33面も
出土したことで注目された。



R169を渡って、崇神天皇陵を巻く。山の辺の道と分かれて、谷沿いの道を進む。
クサイチゴが熟している。谷筋を、涼しい風が抜けて行く。頭上にはエゴノキが咲いていた。



山道になってしばらくすると、古い道祖神に迎えられる。



山道に敷かれた金網が切れて危ない箇所を過ぎると、龍王山古墳群だ。
天理市のHPによると、「円墳と横穴墓(山の斜面に水平に穴を掘っただけの墓)が
各300基以上、合わせて600基以上」、「円墳は径10m前後の小さなものがほとんどで、
19群に分けられ」る、「造られた時期は7世紀前半から7世紀前半」とのこと。
これは登山道の左手に口を空けているもの。



少し登った先で、登山道から右の斜面に上がったところにある、天井が開いた古墳。
このあたりの古墳群は、いわゆる後続や貴族などの有名人の墓ではない。



長岳寺奥ノ院の不動明王。奥ノ院といっても建物は皆無。
鎌倉時代の作と伝わる不動明王は、今にも岩から抜け出てきそうな厚肉彫りだ。



頂上部に着くと、まずは北城跡に足を向けてみた。
わずかに南側の展望がある。



北城跡の山頂部は広くならされている。ちょっと遅めだったが、ワラビがいっぱいあった。
ここ龍王山城は、大和の豪族、十市氏の居城だった。
信貴山城主だった松永久秀との戦いに負けた。



カエデの新緑が美しい。



龍王山の三角点がある南城跡へ行く途中、柳本龍王社に立ち寄った。
山頂直下であるにもかかわらず、こんこんと水が湧き出ている。



龍王山の山頂は、大和盆地、二上山、大和葛城山などが一望のもとだ。
かすかに大阪のビル街も見える。



下山は、往路とは異なり、一本北の尾根道をとる。
ちょうど中間あたりにある不動明王。

岩盤が露出した急坂もあって、楽しみながら下ると、長岳寺の直下に出て、そのまま
天理市トレイルセンターへと抜けた。
トレイルセンターは、以前は単なる観光案内所だったが、現在はオシャレな
飲食店が入って、観光地としての魅力が増した。
缶入りの冷たい梅ドリンクを買って、この日のお山歩を締めくくった。
暑い日だったが、やっぱり山の空気はいいな。

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