■メイン写真
手づくりのビジュアル資料を効果的に使いながら解説する講師の木下茉実さん
■今回のコース
吉野駅→(七曲坂)→黒門→銅の鳥居→吉水神社→吉野山観光駐車場
吉野山のシダを観察するモニターツアーに参加した。これは、川上村を拠点にアウトドア分野で
活躍する、山遊び塾「ヨイヨイかわかみ」が、環境省による令和2年度(補正予算)国立・国定公園
への誘客の推進事業補助金を活用して実施する事業の一環だ。
講師は、吉野町地域おこし協力隊で、シダの生態に詳しい木下茉実さん。
木下さんは、「しだのすみか」という、シダ植物専門の小さな植物園を作る一方、
吉野山や春日山などでシダに関するエコツアーに着手している。
キュートな笑顔と、あふれるシダ愛から、「シダちゃん」の愛称で呼ばれているようだ。
今回は、一般公募ツアーに先駆けて実施されたモニターツアー。
新聞記者の方や、上市でゲストハウスの運営に参画されている方、そしてコケのマニアの方、
そしてなぜか私に声がかかった。ありがたいことで、声がかかるうちが花。
スケジュールはパンパンだが、喜んで参加させてもらった。
吉野山は下千本あたりの紅葉もやや終盤。綺麗に紅葉しているものもあった。
木下さんの、熱い解説を聞きながら、ゆっくりゆっくり進む。
シダへの愛情があふれ続ける。かといって、学者的な専門解説ではなく、素人にも
じつに分かりやすいトーク。こういう人が増えると、自然愛護へのインタープリテーションは
もっと普及・拡大していくのだろう。
カッコ悪い話だが、シダについては当方、知識はゼロに近い。
それぞれのシダの特徴や、いろんなサブストーリーもお聞きしたのだが、どうも、
この年になるといけない。
せめて名前だけでも、ここに紹介しておくが、こちらの聞き間違いもあるかもしれない。
※11/22、一部修正しました。
ミツデウラボシ。
イタチシダ。
ゼンマイ。
成長したら、こんな姿に。
オオヒメワラビ。
イワガネゼンマイ。
リョウメンシダ。
ホラシノブ。
トラノオシダ。
コシダ。
これ、播磨の低山にはごひって、薮コギが大変なやつ。
シシガシラ。
オオキジノオシダ
左がイワガネソウ、右がイワガネゼンマイ
イワガネソウも、もちろんシダの仲間。
ハカタシダ。
フモトシダ。
ヤブソテツ。
クラマゴケ。
「コケ」の名がつくが、シダの仲間。
「こいつはシダっぽくない」などとコケにしたわけではない。
そんな馬鹿にされたらコケンにかかわる。
ゲジゲジシダ。
ワラビ。
毎年、春になると摘んで、我が家の食費を補ってるヤツ。
ベニシダ。
これの薮も、しばしば漕いでいる気がする。
イヌワラビ。
食えない奴。
イノモトソウ。
イワヒバ。
街道筋の昇天の庭に鉢植えとして置かれていた。
カニクサ。
トクサ(活けられていたもの)。
デザインがシダっぽくないが、スギナ(つくし)に近い仲間。
カタヒバ。
マメヅタ。
これは知ってた。
ビロードシダ。
ノキシノブ。
オシダ。
大峯や台高でよく見るヤツ。
ヒトツバ。
これも巨岩に群生していたりするなあ。
ウラジロ。
鏡餅に使うヤツ。小さい男の子にとってはグライダーにして飛ばして遊ぶもの。
これだけの種類が、なんと2キロ少々の間で次々に見つかる。
シダは人が草刈りをすれば、他の草に先駆けて繁茂できる。
吉野には古い石垣も多い。さらに吉野は少し奥に入ると山深くなり、滝など
水分の多い場所も多い。さまざまな条件が混在しているため、それぞれの環境に
適したシダの種類も豊富になるというわけだ。
何も希少種だけが珍重されるわけではない。たとえ、ありふれた種類でも、
懸命に、適した環境下で生きている。シダちゃんのやさしい目線がそう語る。
昼食は静亭で。葛入りのうどん(鴨入り)が美味。天ぷら、胡麻豆腐、葛もちもGood!
吉水神社にも立ち寄る。底抜けに明るい宮司さんに、厄払いをして頂いた。
業が深い自分に、いろいろ苦難が降りかかるのは仕方ないのかもしれないが、
ウチの登山教室のお客さんや大事な友人、親類家族に災厄が降りかからなければ、それでいい。
手づくりのビジュアル資料を効果的に使いながら解説する講師の木下茉実さん
■今回のコース
吉野駅→(七曲坂)→黒門→銅の鳥居→吉水神社→吉野山観光駐車場
吉野山のシダを観察するモニターツアーに参加した。これは、川上村を拠点にアウトドア分野で
活躍する、山遊び塾「ヨイヨイかわかみ」が、環境省による令和2年度(補正予算)国立・国定公園
への誘客の推進事業補助金を活用して実施する事業の一環だ。
講師は、吉野町地域おこし協力隊で、シダの生態に詳しい木下茉実さん。
木下さんは、「しだのすみか」という、シダ植物専門の小さな植物園を作る一方、
吉野山や春日山などでシダに関するエコツアーに着手している。
キュートな笑顔と、あふれるシダ愛から、「シダちゃん」の愛称で呼ばれているようだ。
今回は、一般公募ツアーに先駆けて実施されたモニターツアー。
新聞記者の方や、上市でゲストハウスの運営に参画されている方、そしてコケのマニアの方、
そしてなぜか私に声がかかった。ありがたいことで、声がかかるうちが花。
スケジュールはパンパンだが、喜んで参加させてもらった。
吉野山は下千本あたりの紅葉もやや終盤。綺麗に紅葉しているものもあった。
木下さんの、熱い解説を聞きながら、ゆっくりゆっくり進む。
シダへの愛情があふれ続ける。かといって、学者的な専門解説ではなく、素人にも
じつに分かりやすいトーク。こういう人が増えると、自然愛護へのインタープリテーションは
もっと普及・拡大していくのだろう。
カッコ悪い話だが、シダについては当方、知識はゼロに近い。
それぞれのシダの特徴や、いろんなサブストーリーもお聞きしたのだが、どうも、
この年になるといけない。
せめて名前だけでも、ここに紹介しておくが、こちらの聞き間違いもあるかもしれない。
※11/22、一部修正しました。
ミツデウラボシ。
イタチシダ。
ゼンマイ。
成長したら、こんな姿に。
オオヒメワラビ。
イワガネゼンマイ。
リョウメンシダ。
ホラシノブ。
トラノオシダ。
コシダ。
これ、播磨の低山にはごひって、薮コギが大変なやつ。
シシガシラ。
オオキジノオシダ
左がイワガネソウ、右がイワガネゼンマイ
イワガネソウも、もちろんシダの仲間。
ハカタシダ。
フモトシダ。
ヤブソテツ。
クラマゴケ。
「コケ」の名がつくが、シダの仲間。
「こいつはシダっぽくない」などとコケにしたわけではない。
そんな馬鹿にされたらコケンにかかわる。
ゲジゲジシダ。
ワラビ。
毎年、春になると摘んで、我が家の食費を補ってるヤツ。
ベニシダ。
これの薮も、しばしば漕いでいる気がする。
イヌワラビ。
食えない奴。
イノモトソウ。
イワヒバ。
街道筋の昇天の庭に鉢植えとして置かれていた。
カニクサ。
トクサ(活けられていたもの)。
デザインがシダっぽくないが、スギナ(つくし)に近い仲間。
カタヒバ。
マメヅタ。
これは知ってた。
ビロードシダ。
ノキシノブ。
オシダ。
大峯や台高でよく見るヤツ。
ヒトツバ。
これも巨岩に群生していたりするなあ。
ウラジロ。
鏡餅に使うヤツ。小さい男の子にとってはグライダーにして飛ばして遊ぶもの。
これだけの種類が、なんと2キロ少々の間で次々に見つかる。
シダは人が草刈りをすれば、他の草に先駆けて繁茂できる。
吉野には古い石垣も多い。さらに吉野は少し奥に入ると山深くなり、滝など
水分の多い場所も多い。さまざまな条件が混在しているため、それぞれの環境に
適したシダの種類も豊富になるというわけだ。
何も希少種だけが珍重されるわけではない。たとえ、ありふれた種類でも、
懸命に、適した環境下で生きている。シダちゃんのやさしい目線がそう語る。
昼食は静亭で。葛入りのうどん(鴨入り)が美味。天ぷら、胡麻豆腐、葛もちもGood!
吉水神社にも立ち寄る。底抜けに明るい宮司さんに、厄払いをして頂いた。
業が深い自分に、いろいろ苦難が降りかかるのは仕方ないのかもしれないが、
ウチの登山教室のお客さんや大事な友人、親類家族に災厄が降りかからなければ、それでいい。