Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年11月18日(水) 三田の花山院と有馬富士へ、紅葉を見ながら「らくらく山歩」!

2020年11月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
カエデが燃えるような赤で境内を彩る


■今回のコース
花山院バス停→花山院→十二妃の墓→有馬富士公園(北側)→有馬富士→芝生広場→福島大池→
新三田駅


本物の富士山ではないが、地元で愛され「~富士」と呼ばれる、いわゆる「ふるさと富士」は、
全国各地にある。姿が美しい三角形で、富士山に似ているものが多いが、兵庫県三田市の
有馬富士も、北から見ても南から見ても端正な三角形がすばらしい。



花山院バス停から、自動車用に舗装された参道を上る。琴弾坂は、そこそこの傾斜がある。
花山院の山門をくぐる。



花山院は、西国三十三ヶ所の番外札所だ。
藤原氏との権力争いに巻き込まれて敗れた花山天皇が、19歳の若さで隠棲したところだ。
その悲劇性ある物語が時代を経て人を惹きつけ、この日も観光バスのツアーが来ていた。
カエデの紅葉が鮮やか。



境内にある花山院の墓所。



境内の展望台から、有馬富士をはじめ三田市街を眺める。背後に雄岡山、雌岡山も見える。



バス停に戻り、四つ辻を直進すると、十二妃の墓に出る。
尼となった花山天皇の妃・弘徽殿祇子と11人の女官の墓だ。
花山院は女人禁制となったので、尼たちは麓で琴を弾いて花山法王を慰めたという。



近くの家に住む山好きのおじさんが我々を見つけ、敷地に植えてあるクボガキをくれた。
一見、渋柿に見える形だが、甘くておいしい。





有馬富士公園の遊歩道に入る。雑木林の広葉樹は、赤や黄色の葉の競演だ。



ヒイラギの花をみつけた。そういえば、あまり見かけないな。



途中で見かけた、いい香りがする楕円形のキノコ。
調べたら、ヒメタカショウロという毒キノコ。ショウロは松露と書き、トリュフの仲間だ。



遊歩道から有馬富士が見える。



山頂へは、急な木段が途中から岩場に変わると、すぐに到着する。



南側が開けていて、絶景ポイントとなっている。六甲山系が左前方に見える。
心まで開ける感じだ。



山頂直下、南に下る道は、わんぱく砦と名付けられた岩場だ。
いままで遊歩道だったのに、ここだけ“登山”になって驚かされる。
ゆっくり気をつけて下る。



ヒノキの植林地「フィトンチッドの道」を経て、芝生広場に下りてきた。



福島大池にはヒドリガモのつがいがのんびり泳いでいた。
向こう岸にはカワウの群れが見られた。



福島大池から見た有馬富士。ふるさと富士として地元に愛されているのがよく分かる。



池の南西に、大きな流紋岩の露頭がある。これは地質ファンなら嬉しいことだろう。

池から流れ出す小川沿いの道を下り、夕暮れの新三田駅に下った。

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