Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年11月6日(水) [近江八幡]日本唯一の、湖にある有人島・沖島の尾山に登る!

2024年11月07日 | 山登りの記録

■メイン写真
ホオジロ広場から見た、高島トレイル東部の山々

■今回のコース
堀切漁港⇒(沖島通船)⇒沖島港→お花見広場(ケンケン山)→ホオジロ広場→見晴らし広場→
蓬莱山尾山三角点→弁財天(厳嶋神社)→沖島港⇒(沖島通船)⇒堀切漁港⇒ラ コリーナ近江八幡

6年ぶりに、沖島へ。日本の淡水湖にある島では唯一の有人島で、約240人が生活されている。
琵琶湖の漁獲高の半分を担うという漁業の島だ。
ここにも、標高は低いが、絶景を楽しめる山があるのだ。

近江八幡市の堀切漁港から沖島通船の渡船が出ており、約15分で沖島港に着く。

コミュニティセンターの横に「ケンケン山」への案内看板がある。

狭い路地から、いきなり山道となる。まずは港が見下ろしながら、墓地の横を抜ける。

やや急坂の棚田跡を過ぎ、ほどなく尾根に出ると、すぐに北側に展望が開ける。

桜の木が数本ある「お花見広場」だ。


琵琶湖を隔てた向かい側に、比良山系が見える。
なお、便宜上、ここがケンケン山(見景山)とされているが、厳密には、少し先に
地形図上の210m地点がある。そこへは一般的な道はない。

尾根道を数分、東へ進むと、今度は南側が開ける。
近江八幡の伊崎山や、休暇村近江八幡あたりが見える。
遥か向こうには長大な鈴鹿山系も見える。
複雑な海岸線を持つ海のようで、じつに美しい。

このあたり、登山道にはカエデが多い。
まだまだ色づいていないものが多かった中、気を吐く一本があった。

道中、何度か唐突に大きな岩が現れるが、たいていヒトツバ(シダの一種)が密生している。
島の岩は、明治の頃に盛んに採掘され、瀬田川の南郷洗堰や、琵琶湖疎水に使われたという。

ホオジロ広場に到着。今度は北側が開けている。
今度はリトル比良や、高島トレイル東部、マキノ周辺の山々がズラリと見える。

続いては見晴らし広場。南側の眺めが得られる。
展望スポットは、北、南、北、南と、今後に出てくるので、見える景色に変化が
あって面白い。

なお、見晴らし広場の手前、数メートルのところを南に少し入ったところに、
尾山の220.2m三角点がある。

ここは厳密には最高点ではないが、「蓬莱山尾山」の私製標識がかかっていた。

以前は、ここから南にまっすぐ下り、杉谷浜登山口に出る道があったのだが、
現在は「未整備」のため、通行禁止となっている。

代わりに、東側を大きく回り込む、整備されたルートが一般的になっている。
弁財天への標識もタイムリーに現れる。

地形的にこの島の最高点と思われるあたりを過ぎると、登山道は右にカーブし、
一気に標高を下げていく。歩きやすい林道に変わると、もう湖岸沿いに出る。

弁財天を祀る厳嶋神社に到着。
井伊家の守護の夢枕に、沖島の笹岩に移りたいとの神様のお告げで築かれたという。

湖岸沿いの古い生活道を西へ進む。廃墟が目につく。
島民の畑もあり、パパイヤの木と花を初めて見た。

自動車はほとんどないこの島、道幅は2mもなく、島民は自転車で移動する。
しかも、大多数が荷物をたくさん積める三輪自転車というのが特徴的だ。


沖島小学校/幼稚園の前を通過。
じつは、ここからも、ホオジロ広場に出る道が延びている。

奥島港では、ネコちゃんが日なたぼっこ。
沖島は、かつてネコの島として観光客が殺到した時期がある。
決してネコだらけというわけではないのだが、動物写真家の岩合光昭氏が、
沖島に棲むネコを撮影して写真集「島の猫」を出したことからブームになったのだ。

港の手前にある素朴な佃煮屋さん、沖島港屋に寄る。
海老豆、ゴリ(ヨシノボリの稚魚)、鮎などの佃煮が売られている。
この日は小鮎の佃煮をゲットした。

帰りの船に乗り、市民バス「あかこんバス」で、「ラ コリーナ近江八幡」へ。
めいめい好きな菓子を買って、アフター登山を楽しんだ。


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