Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年3月21日(水)360度のスーパービュー、鈴鹿・竜ヶ岳(1)

2007年04月02日 | 山登りの記録
T中夫妻からのお誘いで、またまた鈴鹿へ。今度は竜ヶ岳だ。
今回のパーティは、T中夫妻のほか、N尾クンとゴッドマザーO坂さん、
そしてMrDashと、ともちゃんの6名だ。

順調に車を飛ばし、宇賀渓キャンプ場に9時前に着く。すぐにT中車も
やってきて、予定通り歩行開始。しばらく林道を歩く。右の崖上に「危険」の
標識がある。どうやら洞穴のようだ。N尾隊員を調査に派遣したが、
すぐに戻ってきた。危ないらしい。彼はまだ生き埋めにするには惜しい
人材なので、ここは無理をさせないことにした。

「鵜の巣」と書かれたあずまやのところで右の山道をとる。
やや単調な植林帯を、何度か木橋を渡りながら登っていく。
これが、裏道登山道である。沢筋といっても、流れまでは少し距離がある
ところが多い。幾つか細い流れの滝が見える。少しずつ、残雪が現れはじめる。

やがて細い木橋が2つ、直角に沢に絡む箇所に出た。橋の上に、雪がべたっと
くっついている。

この季節、こういうのが一番厄介である先頭を歩く
ともちゃんが、こわごわ足を進める。案外大丈夫であることが分かり、ひと安心。

次にスリリングだったのは、雪が一面に残った急斜面のトラバース。

もし滑ったりしたら、停まれるところがない。20mほど下に、細い滝が
白い帯を引いている。あそこには落ちたくないなぁ。
一同、一歩一歩かなり慎重に足を運んだ。

ここを抜けると、いきなり植林が終わり、笹原に出る。山頂部はあとわずかだ。
笹原特有の、黒いきめの細かい泥が、雪解け水に混じって滑りやすいこと
このうえなかったが、登るにつれて開けていくワイドな展望の見事さが
勝り、むしろ心が弾む。みんな、ズボンの裾は泥まみれだったが。

今日の晴天は素晴らしく、雲ひとつないばかりか、空気が澄んでいて、
かなり遠くまで見通せる。伊勢湾のはるか対岸まで見渡せる。

稜線に出ると、北側が一気に開ける。藤原岳、御池岳の間に、白く輝く山並み。

白山ではなさそうだ。三周ヶ岳、金糞岳方面であろうか。
さらに登ると、伊吹山の真っ白な頂が見えた。これで確定、三周ヶ岳、金糞岳で
ほぼ間違いないだろう。

ちょっとしたシロヤシオ群落を抜け、治田峠への分岐を過ごせば、
竜ヶ岳への最後の登りだ。なかなか、いい面構えをしている。

息が弾むほどでもないうちに、広い山頂に着く。今度は南側も見渡せる。
御在所岳、雨乞岳。いや、これはすごい。
360度の眺め、というより、天球半分以上の眺めである。
しばらく、放心状態になってしまった。

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