■メイン写真
唐突に現れる巨岩、雨乞岩。その絶景たるや!
■今回のコース
南新田コミタク停留所→猿飛岩→延命水→笹ヶ岳(三角点)→延命くぐり岩→あずま屋→
諏訪分岐→雨乞岩→(往路を戻る)→笹ヶ岳(三角点)→西コース分岐→南新田コミタク停留所
信楽の最高峰、笹ヶ岳と、山頂から少し足を延ばしたところにある雨乞岩に
行ってきた。笹ヶ岳はコンパクトな山だが、急登あり、巨岩ありでなかなか面白い。
雨乞岩から広がる鈴鹿山系から布引山地に至る大パノラマにはもう感激。有頂天になった。
国道422号線にある南新田コミタク停留所の100m東が登山口だ。
いきなりの急坂。ササが茂る道を登っていくと、やがて風化花崗岩のU字道になる。
ここは足が滑って歩きにくい。
傾斜が少し緩み、植林帯に入ると、巨岩がごろごろしているところに出る。
最大の岩が猿飛岩。軽々と持ち上げるともちゃん(笑)。
すぐ先にある延命水。湧き水ではなく、小さな沢に流れる水である。
ここから先は、トラロープが張られているような急な登りが続く。
ふくらはぎがパンパンや~。
魚の頭のような岩。
急坂はやがてササに覆われる。滑りやすいなぁ。
かつて、この東登山道には、山頂にあった共同アンテナの電柱があったが
今は跡形もない。
一気に笹ヶ岳の山頂へ。
2004年、信楽焼のタヌキが山頂にやってきた。
三角点もある山頂。
昔、山頂直下にあった薬師堂に関するエピソードが看板に書かれている。
山頂からは北西側の展望が開けている。
笹ヶ岳の厳密な最高点は、三角点のある山頂ではなく、この「延命くぐり岩」の
巨岩の上である。標高はだいたい755mくらいか。
南へ向かうルートはずっとササの中だが明瞭で、支尾根が交わるところや分岐には
標識が完備している。
立派なあずま屋がある。この先で、諏訪へ下る林道への分岐がある。
あずま屋から200m弱で雨乞岩に着く。
いきなり開けるこの絶景!
鈴鹿山系の鎌ヶ岳、御在所岳、雨乞岳などが一望できる。
下を覗いたら20~30mあるだろうか、怖くてじっくり見られなかった。
高畑山、那須ヶ原山。
青山高原の風車群。
笹ヶ岳の山頂に戻り、下山は西登山道へをとる。
主稜線を外れてすぐは、ものすごい急坂だ。
小沢を何本か渡り、さらに下り続ける。
この大きな岩を見てしばらくすると、なだらかになり、建設車両が置かれた
現場のようなところに下りる。「みちくさ料理 尾花」の横を通って
南新田コミタク停留所に戻った。
短い山旅だが、インパクトの大きいルートだ。
もっと人気が出てもよいのだが、やっぱり交通の不便さが際立っている。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!