![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/76/81fd82daaf39588e35b9d81fcd699f0b.jpg)
■メイン写真
三等三角点がある百合ヶ岳の山頂。ブナの新緑に囲まれていた。
■今回のコース
下多古川登山口→滝道出合→琵琶ノ滝展望台→滝道出合→シャクナゲ群落→
百合ヶ岳(大所山)→お立ち台(展望岩)→岩間の水場→大岩壁の出合(桟橋)→登山口
遊山トレッキングサービスの登山教室で、大峰前衛の百合ヶ岳へ。
道標皆無、ルートファインディングや岩稜歩行など、ちょっと難しいポイントも
あるけれど、距離、標高差ともお手頃で、手軽に行ける山。おまけに急登のごほうびに、
みごとなシャクナゲ群落とブナ林がみられる、これが百合ヶ岳(大所山)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/72/363c24666a635041b2eb1e6ce781139c.jpg)
まずは琵琶ノ滝を観に行こう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a8/fe666772ca0e5ef62b73db1d16f6dabc.jpg)
下多古川の美しい流れを見ながらさかのぼる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/e8/7be964d13bfe2f56ef4fd0658cb5ffee.jpg)
吊り橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/2b/58cdff913aa80754a83785c0389a0f98.jpg)
足元が若干も心もとない区間もあるが、皆さんの歩行技術は格段にアップして
きているので、注意深く行けば、難なくクリアできる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/6d/3684ac909d7af7f3b577d04ef6ceb38c.jpg)
滝見の展望台に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/3b/31458b0f437b293e507775177a8cc4d0.jpg)
ここから見た琵琶ノ滝は豪快そのものだ。
微妙なトラバースを経て、滝の落ち口まで行けるが、それはまた別の機会に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/87/a79ae2e335f0cc227d4f2f89ec47eaa1.jpg)
しばらく元の道を戻る。その途中でチゴユリが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/45/8db6d2db62e9ff9e44de92cd516d416c.jpg)
登り始めから、急登が続く。
ちなみに取り付き点は、知っていないとちょっと分かりにくいかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/de/961dc3db65d6d40c7ffff29b42e4222b.jpg)
はじめは単調な植林の中を登るが、そのうちに待望のシャクナゲが現れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/04/1d1f979de1e694434b8db040e1e83ca0.jpg)
おっ、咲いてる咲いてる!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f6/ab816148e23044cb418ca8d94ff41bcf.jpg)
いい感じだっ!!
人を寄せつけない垂直の岩場に張りついていて、絵になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/9c/5af9c855fb3b2144256c697ec3dc937d.jpg)
シャクナゲのトンネルの中を上っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/35/1a4a1a0a89beb7386626bf65ac04f33a.jpg)
蛇腹と呼ばれる岩壁帯の中でも、ここがクライマックスだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/52/54b631e76225f7bcd921d1c72d96944e.jpg)
3点確保、細心の注意で1人ずつ登っていく。注意すればさほど困難でなく、
ロープを出さずに済んだ。
足元はフワフワする。おそらく狭い岩尾根の上にシャクナゲなどの根が何百年の間に
重層的に張り巡らされ、その隙間に落葉などが詰まっていって、人が歩ける尾根が
形成されたのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/36/cb8344f7fff307dafdd018db1c95a5a5.jpg)
シャクナゲは蕾の段階で、すでにかなり可愛い。まだ1週間ほどは楽しめるかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/db/3ebcf99510ec0c8f00bc0d61febc14fb.jpg)
右側は断崖になっており、覗くと100mはあろうかという岩壁だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/55/c736d50a7ced9ae7149a6efc66667781.jpg)
なにやら存在感がある古木。
枯れた大株の上に、複数の違い種類の木が倒木更新で育ったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/86/47004c3d5f4d47f67b230d141fc72b16.jpg)
やがて、左側がなだらかな斜面になったところに出る。
シャクナゲのほかに、オオカメノキ(ムシカリ)が満開だった。
ここでランチタイムとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/94f84a333b755a0c95c10456a7200761.jpg)
すぐ隣はブナ林だ。新緑がたいへん美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/47/1dd904932844755bab5ad11840b82228.jpg)
なだらかな稜線を10分も歩けば待望の百合ヶ岳山頂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/b1/aabc1db7c5bd5bd01c26333f4eced47d.jpg)
足元には小さなスミレ。里では花期は終わったが、ここでは今が旬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ff/53be1cbf69a7006170fcb014f122853c.jpg)
百合ヶ岳に到着!!
今回は、達成感が一味違うようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fe/a6c7ad37909ad5597a903e5dd49d767c.jpg)
ブナやカエデの疎林なので、一気に展望が開けるわけではないが、木々の間から
覗く景色を、地図を広げて確認する。
全員が手厚い解説を得られる、少人数制の登山教室ならではのシーンかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/23/c56b695b1d573c0bd902fe9e8b8b14c5.jpg)
あれは山上ヶ岳かな?
名残惜しい山頂を後にして、下山にとりかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6b/818e779cbe199e94beb7f7c4bb2f24e0.jpg)
足元に小さな白い花。ワチガイソウだろう。可憐すぎる。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c8/22da3948f96e75964ba91b33b658b5d8.jpg)
オオイタヤメイゲツが多い尾根をそぞろ歩き、右に暗い植林帯が現れたあたりで
その中に続く踏み跡に入る。ここは非常に分かりにくいポイントである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/bd/0e252fd1a72721acc81d8fabb1a199fa.jpg)
下山道を10mだけ外れ、お立ち台(展望岩)に寄る。
正面に尖峰・白鬚岳をみて、その左右に台高山脈が延々と連なる。
雄大すぎる眺めに嘆息!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/95/bbae2d452e92d3a270cacb35e99084c8.jpg)
整然とした植林の中をジグザグに下り続けると、足が疲れてくるころに
岩間から水がしたたるポイントに着く。冷たい水がありがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/36/f76cabad3c85b4c6b11a952e2fdee8d5.jpg)
さらに下り、朽ちかけの桟橋を通過する。
このすぐ上部が、ものすごい岩壁になっているのだ。
最後は作業林道の中を下り、登山口に戻る。皆さん、足の疲労はなくはないが、
まだまだ元気いっぱいだった。
往路に比べ、技術的に困難な箇所がないので、初心者連れの場合、歩行ルートは、
時計回りにするに限る。
■最後に、百合ヶ岳(大所山)の山名について少し。
今では徐々に「百合ヶ岳」の名も通ってきたこの山。
別にユリの花が咲くわけでもないが、名前の響きが美しいからか、2000年代以降に
しだいにこう呼ばれることが増えてきた。
なお、この山の三等三角点名は「大處山」であり、「大所山」と記されている資料が
最も多い。
この山、本格派の山屋たちには注目されてなかったのか、1973年の「大和 青垣の山々」
(奈良山岳会編)には、「百合ヶ岳」「大所山」ともに記載がない。
昭文社の「山と高原地図」では、1988年版では「大所山(ホウラノ峰)」とされ、
破線で現在と異なるルート登山道が書かれている。
同1994年版では「大所山」とのみ記され、登山道はナシ。
同2003年版で、「大所山(百合ヶ岳)」とされているものの、まだ登山道の記載はない。
ガイドブックやガイド記事では、1994年の「日帰り沢登り」(ナカニシヤ)の
下多古川本谷の紹介内に「百合ヶ岳」が出てくる。
「山と溪谷」2002年8月号には、「大所山」として、現在歩かれている周回ルートが
「大峰前衛の知られざる峻峰」と紹介されている。ちなみに「大所山」の読みは
「おおどころやま」になっているが、現在、ヤマケイオンラインでは百合ヶ岳の
別名として大所山が掲載れ、読みは「たいしょやま」となっている。
さらに山と溪谷社の分県登山ガイド「奈良県の山」2004年版に「百合ヶ岳」として
掲載され、地図内にカッコ書きで「大所山」となっている。
これらを踏まえ、2005年のヤマケイ関西BOOKS「大峰・台高」では「百合ヶ岳(大所山)」と
記したが、本当のところを知りたくって仕方ない。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
三等三角点がある百合ヶ岳の山頂。ブナの新緑に囲まれていた。
■今回のコース
下多古川登山口→滝道出合→琵琶ノ滝展望台→滝道出合→シャクナゲ群落→
百合ヶ岳(大所山)→お立ち台(展望岩)→岩間の水場→大岩壁の出合(桟橋)→登山口
遊山トレッキングサービスの登山教室で、大峰前衛の百合ヶ岳へ。
道標皆無、ルートファインディングや岩稜歩行など、ちょっと難しいポイントも
あるけれど、距離、標高差ともお手頃で、手軽に行ける山。おまけに急登のごほうびに、
みごとなシャクナゲ群落とブナ林がみられる、これが百合ヶ岳(大所山)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/72/363c24666a635041b2eb1e6ce781139c.jpg)
まずは琵琶ノ滝を観に行こう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a8/fe666772ca0e5ef62b73db1d16f6dabc.jpg)
下多古川の美しい流れを見ながらさかのぼる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/e8/7be964d13bfe2f56ef4fd0658cb5ffee.jpg)
吊り橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/2b/58cdff913aa80754a83785c0389a0f98.jpg)
足元が若干も心もとない区間もあるが、皆さんの歩行技術は格段にアップして
きているので、注意深く行けば、難なくクリアできる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/6d/3684ac909d7af7f3b577d04ef6ceb38c.jpg)
滝見の展望台に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/3b/31458b0f437b293e507775177a8cc4d0.jpg)
ここから見た琵琶ノ滝は豪快そのものだ。
微妙なトラバースを経て、滝の落ち口まで行けるが、それはまた別の機会に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/87/a79ae2e335f0cc227d4f2f89ec47eaa1.jpg)
しばらく元の道を戻る。その途中でチゴユリが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/45/8db6d2db62e9ff9e44de92cd516d416c.jpg)
登り始めから、急登が続く。
ちなみに取り付き点は、知っていないとちょっと分かりにくいかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/de/961dc3db65d6d40c7ffff29b42e4222b.jpg)
はじめは単調な植林の中を登るが、そのうちに待望のシャクナゲが現れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/04/1d1f979de1e694434b8db040e1e83ca0.jpg)
おっ、咲いてる咲いてる!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f6/ab816148e23044cb418ca8d94ff41bcf.jpg)
いい感じだっ!!
人を寄せつけない垂直の岩場に張りついていて、絵になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/9c/5af9c855fb3b2144256c697ec3dc937d.jpg)
シャクナゲのトンネルの中を上っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/35/1a4a1a0a89beb7386626bf65ac04f33a.jpg)
蛇腹と呼ばれる岩壁帯の中でも、ここがクライマックスだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/52/54b631e76225f7bcd921d1c72d96944e.jpg)
3点確保、細心の注意で1人ずつ登っていく。注意すればさほど困難でなく、
ロープを出さずに済んだ。
足元はフワフワする。おそらく狭い岩尾根の上にシャクナゲなどの根が何百年の間に
重層的に張り巡らされ、その隙間に落葉などが詰まっていって、人が歩ける尾根が
形成されたのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/36/cb8344f7fff307dafdd018db1c95a5a5.jpg)
シャクナゲは蕾の段階で、すでにかなり可愛い。まだ1週間ほどは楽しめるかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/db/3ebcf99510ec0c8f00bc0d61febc14fb.jpg)
右側は断崖になっており、覗くと100mはあろうかという岩壁だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/55/c736d50a7ced9ae7149a6efc66667781.jpg)
なにやら存在感がある古木。
枯れた大株の上に、複数の違い種類の木が倒木更新で育ったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/86/47004c3d5f4d47f67b230d141fc72b16.jpg)
やがて、左側がなだらかな斜面になったところに出る。
シャクナゲのほかに、オオカメノキ(ムシカリ)が満開だった。
ここでランチタイムとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/94f84a333b755a0c95c10456a7200761.jpg)
すぐ隣はブナ林だ。新緑がたいへん美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/47/1dd904932844755bab5ad11840b82228.jpg)
なだらかな稜線を10分も歩けば待望の百合ヶ岳山頂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/b1/aabc1db7c5bd5bd01c26333f4eced47d.jpg)
足元には小さなスミレ。里では花期は終わったが、ここでは今が旬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ff/53be1cbf69a7006170fcb014f122853c.jpg)
百合ヶ岳に到着!!
今回は、達成感が一味違うようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fe/a6c7ad37909ad5597a903e5dd49d767c.jpg)
ブナやカエデの疎林なので、一気に展望が開けるわけではないが、木々の間から
覗く景色を、地図を広げて確認する。
全員が手厚い解説を得られる、少人数制の登山教室ならではのシーンかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/23/c56b695b1d573c0bd902fe9e8b8b14c5.jpg)
あれは山上ヶ岳かな?
名残惜しい山頂を後にして、下山にとりかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6b/818e779cbe199e94beb7f7c4bb2f24e0.jpg)
足元に小さな白い花。ワチガイソウだろう。可憐すぎる。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c8/22da3948f96e75964ba91b33b658b5d8.jpg)
オオイタヤメイゲツが多い尾根をそぞろ歩き、右に暗い植林帯が現れたあたりで
その中に続く踏み跡に入る。ここは非常に分かりにくいポイントである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/bd/0e252fd1a72721acc81d8fabb1a199fa.jpg)
下山道を10mだけ外れ、お立ち台(展望岩)に寄る。
正面に尖峰・白鬚岳をみて、その左右に台高山脈が延々と連なる。
雄大すぎる眺めに嘆息!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/95/bbae2d452e92d3a270cacb35e99084c8.jpg)
整然とした植林の中をジグザグに下り続けると、足が疲れてくるころに
岩間から水がしたたるポイントに着く。冷たい水がありがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/36/f76cabad3c85b4c6b11a952e2fdee8d5.jpg)
さらに下り、朽ちかけの桟橋を通過する。
このすぐ上部が、ものすごい岩壁になっているのだ。
最後は作業林道の中を下り、登山口に戻る。皆さん、足の疲労はなくはないが、
まだまだ元気いっぱいだった。
往路に比べ、技術的に困難な箇所がないので、初心者連れの場合、歩行ルートは、
時計回りにするに限る。
■最後に、百合ヶ岳(大所山)の山名について少し。
今では徐々に「百合ヶ岳」の名も通ってきたこの山。
別にユリの花が咲くわけでもないが、名前の響きが美しいからか、2000年代以降に
しだいにこう呼ばれることが増えてきた。
なお、この山の三等三角点名は「大處山」であり、「大所山」と記されている資料が
最も多い。
この山、本格派の山屋たちには注目されてなかったのか、1973年の「大和 青垣の山々」
(奈良山岳会編)には、「百合ヶ岳」「大所山」ともに記載がない。
昭文社の「山と高原地図」では、1988年版では「大所山(ホウラノ峰)」とされ、
破線で現在と異なるルート登山道が書かれている。
同1994年版では「大所山」とのみ記され、登山道はナシ。
同2003年版で、「大所山(百合ヶ岳)」とされているものの、まだ登山道の記載はない。
ガイドブックやガイド記事では、1994年の「日帰り沢登り」(ナカニシヤ)の
下多古川本谷の紹介内に「百合ヶ岳」が出てくる。
「山と溪谷」2002年8月号には、「大所山」として、現在歩かれている周回ルートが
「大峰前衛の知られざる峻峰」と紹介されている。ちなみに「大所山」の読みは
「おおどころやま」になっているが、現在、ヤマケイオンラインでは百合ヶ岳の
別名として大所山が掲載れ、読みは「たいしょやま」となっている。
さらに山と溪谷社の分県登山ガイド「奈良県の山」2004年版に「百合ヶ岳」として
掲載され、地図内にカッコ書きで「大所山」となっている。
これらを踏まえ、2005年のヤマケイ関西BOOKS「大峰・台高」では「百合ヶ岳(大所山)」と
記したが、本当のところを知りたくって仕方ない。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!