![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/70/bcabcee460d8af6d0bfd332e9609a9ca.jpg)
■メイン写真
行市山山頂の三角点から、伊吹山など南東方面の眺めを見る
■今回のコース
毛受兄弟墓(駐車)→林谷山(徳山砦跡)→金森砦跡→中谷山(原砦跡)→林道横断→
別所山(前田砦跡)→行市山→(往路を戻る)→毛受兄弟墓
余呉湖周辺の山にも通い慣れてきたが、行市山は、羽柴秀吉と柴田勝家が戦った、
有名な「賤ヶ岳の戦い」で、勝家軍が多くの砦を設けた山だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/71/1395ed364ff06742d2624a14f4cdd007.jpg)
登山口には、毛受(めんじゅ)兄弟の墓がある。主君・勝家への忠義を貫き戦死した
兄・茂左衛門、弟・勝助が眠っている。
戦いは、勝家軍が不利となり、勝家を越前まで撤退させるため、その身代わりとなり、
金の御幣の馬印を掲げ、わずかな手勢とともに秀吉軍を食い止めるも討死した。
秀吉は、その忠義と武勲を高く評価し、亡骸を丁重に葬り、遺族を厚く保護したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ab/a71ce53dcc2312fa3e8a0b3205ae0608.jpg)
登山口の表示板には、それぞれの砦跡(山頂)までの距離が書かれている。
獣除けゲートを開けて、登山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1b/654c81d62559433abde3f42c2a090e54.jpg)
はじめは植林だが、すぐに雑木林に変わる。
涼しい風が抜けていく。ウリカエデのプロペラ種子が揺れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/86/f0b40dd9c7f0392b91eb874129cf67e1.jpg)
この日はすばらしい好天に恵まれ、強い光が新緑の葉を通り抜けて林床全体が
緑色に染まっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c7/e9507d24b71e570e16db0b738e8d3039.jpg)
最初の小ピークの分岐で、右へ300m寄り道すると、林谷山(徳山秀現砦跡)に着く。
明らかに人為的な平坦地になっているので、山頂らしくない。
元の道に戻り、直下の金森長近砦跡を見てから、先へ進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/11/53f20da90d882ce1844597f710ea5dfa.jpg)
新堂への分岐で、幅広の道に合流する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4b/8b01df7fb15526f4ffdf43a5a25b8bf8.jpg)
この山は、ホオノキが多いのが印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/18/7677efb5051dade495488dadbe276e69.jpg)
おっ、ハリギリもあるではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/64/de0f57795cfc10501e11c716eace7163.jpg)
三角点がある中谷山(原彦次郎砦跡)に着く。ここも、林谷山ほどではないが
平坦になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c0/2c8bdb9c91e7d4a181305e059e5a8abe.jpg)
そのすぐ先で、南側に展望が得られる。
直下の集落の中に、毛受兄弟の菩提寺・全長寺が見える。
また、向こうに余呉の町が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b6/c59f81476080e741b2272dff586bf5af.jpg)
すぐ横に林道が沿ってきた。これから登る行市山を背に、タニウツギが爛漫と咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1e/c75b2a24cf9244ee27d9e5dbf552eeec.jpg)
タニウツギはこのあたりに群生していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5f/37a71c96ee65184258d5be763b7d2bc9.jpg)
おもしろい形の作業小屋の横を通る。内部はタタミ1畳くらいの広さだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/51/fcfdf17de02b6d3337ef3407d65a70ac.jpg)
林道を横断すると間もなく、別所山に着く。前田利家が造成したとの説があるそうだ。
縦横30数メートルの立派な土塁が築かれ、堀の跡も明瞭に残されている。
もちろん、これだけ広いと、山頂っぽくない。
ここで昼食とする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fe/ef6a32a8ef7b130ad5b301fcecfc6376.jpg)
ガマズミも綺麗に咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ec/ce0451a6fd0088d7df7479adc3f77aa7.jpg)
青空が眩しい。今が、歩いていていちばん心地いい季節かもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/01/7180973dbf434f952871f5a0c7d9a267.jpg)
しばらく先から、急登となる。
冬は雪が多いのだろう。多くの木の幹が倒されて曲がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/9a/83d91e8c684b15b9950cac264185a04e.jpg)
山頂手前で一度、南東方面に大展望が開ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c4/2f3e48a843e211fce81755f40271665b.jpg)
カエデやミズナラ、たまにプナも混じるきれいな森林をもう一度見たら、
行市山の山頂だ。
行市山にも三角点がある。やはり南東方面の眺めがすばらしく、
小谷山、伊吹山、金糞岳、横山岳などが一望できた(メイン写真)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ce/794d3b57dee669fda45fa1be236d1a98.jpg)
山頂で見たカクムネベニボタル。
蛍の名があるが、これは光らない代わりに、身体に毒素をもつという。
山頂から先にも、ミヤコザサの薮の中に踏み跡が続くが、
少し分け入ってみただけで無数のダニがズボンについたので、潔く戻った。
下山は、もとの道を忠実に戻るのみ。意外に早く下山できた。
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行市山山頂の三角点から、伊吹山など南東方面の眺めを見る
■今回のコース
毛受兄弟墓(駐車)→林谷山(徳山砦跡)→金森砦跡→中谷山(原砦跡)→林道横断→
別所山(前田砦跡)→行市山→(往路を戻る)→毛受兄弟墓
余呉湖周辺の山にも通い慣れてきたが、行市山は、羽柴秀吉と柴田勝家が戦った、
有名な「賤ヶ岳の戦い」で、勝家軍が多くの砦を設けた山だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/71/1395ed364ff06742d2624a14f4cdd007.jpg)
登山口には、毛受(めんじゅ)兄弟の墓がある。主君・勝家への忠義を貫き戦死した
兄・茂左衛門、弟・勝助が眠っている。
戦いは、勝家軍が不利となり、勝家を越前まで撤退させるため、その身代わりとなり、
金の御幣の馬印を掲げ、わずかな手勢とともに秀吉軍を食い止めるも討死した。
秀吉は、その忠義と武勲を高く評価し、亡骸を丁重に葬り、遺族を厚く保護したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ab/a71ce53dcc2312fa3e8a0b3205ae0608.jpg)
登山口の表示板には、それぞれの砦跡(山頂)までの距離が書かれている。
獣除けゲートを開けて、登山道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1b/654c81d62559433abde3f42c2a090e54.jpg)
はじめは植林だが、すぐに雑木林に変わる。
涼しい風が抜けていく。ウリカエデのプロペラ種子が揺れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/86/f0b40dd9c7f0392b91eb874129cf67e1.jpg)
この日はすばらしい好天に恵まれ、強い光が新緑の葉を通り抜けて林床全体が
緑色に染まっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c7/e9507d24b71e570e16db0b738e8d3039.jpg)
最初の小ピークの分岐で、右へ300m寄り道すると、林谷山(徳山秀現砦跡)に着く。
明らかに人為的な平坦地になっているので、山頂らしくない。
元の道に戻り、直下の金森長近砦跡を見てから、先へ進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/11/53f20da90d882ce1844597f710ea5dfa.jpg)
新堂への分岐で、幅広の道に合流する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4b/8b01df7fb15526f4ffdf43a5a25b8bf8.jpg)
この山は、ホオノキが多いのが印象的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/18/7677efb5051dade495488dadbe276e69.jpg)
おっ、ハリギリもあるではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/64/de0f57795cfc10501e11c716eace7163.jpg)
三角点がある中谷山(原彦次郎砦跡)に着く。ここも、林谷山ほどではないが
平坦になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c0/2c8bdb9c91e7d4a181305e059e5a8abe.jpg)
そのすぐ先で、南側に展望が得られる。
直下の集落の中に、毛受兄弟の菩提寺・全長寺が見える。
また、向こうに余呉の町が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b6/c59f81476080e741b2272dff586bf5af.jpg)
すぐ横に林道が沿ってきた。これから登る行市山を背に、タニウツギが爛漫と咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1e/c75b2a24cf9244ee27d9e5dbf552eeec.jpg)
タニウツギはこのあたりに群生していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5f/37a71c96ee65184258d5be763b7d2bc9.jpg)
おもしろい形の作業小屋の横を通る。内部はタタミ1畳くらいの広さだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/51/fcfdf17de02b6d3337ef3407d65a70ac.jpg)
林道を横断すると間もなく、別所山に着く。前田利家が造成したとの説があるそうだ。
縦横30数メートルの立派な土塁が築かれ、堀の跡も明瞭に残されている。
もちろん、これだけ広いと、山頂っぽくない。
ここで昼食とする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fe/ef6a32a8ef7b130ad5b301fcecfc6376.jpg)
ガマズミも綺麗に咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ec/ce0451a6fd0088d7df7479adc3f77aa7.jpg)
青空が眩しい。今が、歩いていていちばん心地いい季節かもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/01/7180973dbf434f952871f5a0c7d9a267.jpg)
しばらく先から、急登となる。
冬は雪が多いのだろう。多くの木の幹が倒されて曲がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/9a/83d91e8c684b15b9950cac264185a04e.jpg)
山頂手前で一度、南東方面に大展望が開ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c4/2f3e48a843e211fce81755f40271665b.jpg)
カエデやミズナラ、たまにプナも混じるきれいな森林をもう一度見たら、
行市山の山頂だ。
行市山にも三角点がある。やはり南東方面の眺めがすばらしく、
小谷山、伊吹山、金糞岳、横山岳などが一望できた(メイン写真)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ce/794d3b57dee669fda45fa1be236d1a98.jpg)
山頂で見たカクムネベニボタル。
蛍の名があるが、これは光らない代わりに、身体に毒素をもつという。
山頂から先にも、ミヤコザサの薮の中に踏み跡が続くが、
少し分け入ってみただけで無数のダニがズボンについたので、潔く戻った。
下山は、もとの道を忠実に戻るのみ。意外に早く下山できた。
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