■メイン写真
安威川ダムと竜王山
■今回のコース
車作大橋→竜仙滝→竜仙峠→P348(車作の森分岐)→車作林道出合→安威川ダム周回道路出合→
安威川ダム管理所→ダムパークいばきた
本当は暑くない季節に歩いておきたかったが、とうとうこの暑い時期にずれこんだ。
たいへんありがたいことに、今春から次々に原稿依頼が舞い込んできて、ずっと
締め切りに追われていたためである。
やっと少し時間が空いたので、ともちゃんにクルマの送迎を頼んで、一度チェック
してみたかった安威川ダムを歩いてきた。
車作大橋から小道に少し入ったところに、東海自然歩道の説明板がある。
今日は、茨木市が制定した武士(もののふ)自然歩道の一部を歩くのだが、
重複している部分もある。
2度ほど沢を渡りながら、少し山に入っただけで、深い山の雰囲気に包まれる。
両側が岩壁になっており、高さ13mという竜仙滝が美しい奇跡を描いている。
滝のほうから涼しい風が吹いてくるので、しばらく動く気になれなかった。
滝の右側の急登をこなし、そのあとは緩い上り坂。少し下ると、竜仙峠に出る。
直進すると高槻市の萩谷に出るのだが、ここは右へ尾根道をたどる。
すぐに送電線鉄塔があり、なかなかの景色が楽しめるが、日なたは暑すぎて
すぐ退散した。
花が少ない季節だが、代わりに夏のキノコが目を楽しませてくれる。
これはベニタケの仲間だろうか。
ビッシリ。カワウソタケなどかな? よくわからん。
P348の手前、2つ目の送電線鉄塔からの眺め。高槻の市街や、生駒山系が一望のもと。
この尾根道、部分的にクヌギなどの雑木林になってすがすがしい。
これはたぶん、シロオニタケだろう。
車作林道に出る。山道(武士自然歩道)を直進すれば、阿武山に至る。
今日は右に折れ、舗装林道を下る。
ほどなく安威川ダムの周回道路に出る。
ダムの天端道路を歩きたいので、しばらく日陰ゼロの周回道路を歩くことになる。
かなりの暑さを覚悟したが、ダムを渡る風が意外に強く吹き、助かった。
オニユリの群落?
2022年8月に完成した安威川ダム。りっぱなロックフィルダムだ。
堤高(ダム本体の高さ)は76.5m、堤頂長(ダム頂上部の長さ)は337.5mある。
安威川流域で死傷者61人、家屋の全半壊41戸、浸水家屋約2万5千戸の被害を出した
1967年の北摂豪雨災害を契機に、ダム建設構想が立案された。
旧村の水没、いろんな反対運動や裁判もありながら、2014年からダム本体の建設が
始まった。全体事業費はなんと1,676億円という。
ダムから800mほど北にできた「ダムパークいばきた」に寄ってみた。
冷房の効いたパークセンターで、汗だくでほてった身体をクールダウンできた。
12月には、日本最長となる吊橋が誕生するようだ。
既に西側には、その鉄塔が建設されていた。楽しみ!!
茨木市の山を、おもしろ楽しく歩けそうなルートが、ちょっと増えたような気がする。