Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2007年3月10日(土)摩耶山でインストデビュー!

2007年03月13日 | 山登りの記録
K島先輩の都合が、どうしてもつかなくなって、代打でJ社の
カルチャースクールのハイキングに随行することになった。
登山家・写真家で知られるK島先輩は、当スクールのハイキング講師。
ネームバリューもあって、お客様も多い。そんな人の代打が、
果たして務まるのだろうか。

ただし、今日は、いわゆるガイド役は、別のベテラン女性がついていて、
Mr.Dashは、ただ先頭を歩いて、あれやこれやとしゃべりながら、
お客様を楽しませることのようだ。
下見も2月末に済ませてある。

いずれにせよ、これがMr.Dashのハイキングインストラクターの
デビューとなる(誤解なきよう、ガイドではなく、兼職でもない、
ただのお手伝い)。一応、万一の転落事故に備え、ザイル等の装備も
充実させたら、45リットルのザックが重くなった。

新神戸駅に11名の中高年ハイカーが集結。
部活動でも、引率するときはなるべく目立つ服装で行くように
しており、今日も真っ赤なパーカーにした。若い案内人ということで、
なにやらいきなり注目を集めているのが分かる。

まずは人が少ない場所まで歩いてから準備体操をしようということで、
雷声寺の石段下まで、ぶらぶら歩く。簡単に著書の紹介などを済ませて、
(精一杯の背伸びで)なんとなく山の素人ではないような雰囲気を
作っておいて、ストレッチ体操。

ウチの山岳部の全員ハイキングの時よりも、まだスローなペースで
石段を登りきり、山道へ。

天気がよく、ポカポカ日和なのがいい。

おばさま達が、いろいろ話しかけてこられる。息子みたいなもんだ。
それで、カゴノキが生えてますねとか、あれが神戸空港ですよとか、
他のパーティに抜かれるときや擦れ違うときは、山側に避けようねとか、
そんなことを云いながら先導した。それなりにトークはウケていたようで、
ハリギリの木を説明しながら「それじゃ、はりきり行きましょう!」
なんて云ってもブーイングなし。部活と違って、なんて皆さんやさしいの!

最年長72歳のパーティ。歩みはスローでも、皆さん、かなり歩きなれて
おられる。風化した露岩帯でも、全然、心配する必要はなさそう。

山頂手前の、展望のよい岩場に寄り道。「わぁ、私らだけやったら、
こんなトコ、気ぃつかへんまま、通り過ぎてしまうわぁ」と感動して
頂けた。喜んでいただけるとこっちも嬉しくなるヨ。
下見のときよりも空気が澄んでいて、眺めは良好だった。


三角点ピークに寄ってから、掬星台に着いたのが12時20分ごろ。
なかなか、順調なペースではないか!昼食時は、体格の立派な白髪の
紳士とずっと話をしていた。

午後になってから、雲が空を覆い、風が冷たくなってきた。
史跡公園(旧天上寺)下の石段では、みんな慎重に下りる。
さびれた雰囲気がなんともいい山門跡を過ぎる。

長い下り坂が続くので、慎重に足元を選びつつ青谷道を下り、行者茶屋跡へ。
白梅、紅梅、早咲き種のサクラ、ロウバイが春の競艶。ここで、皆さんも
まだ余裕の表情なので、そのまま下山してしまうのももったいないと
重い、トラバースルートに登り返す。ま、最後は青谷道にまた合流するのだが。

気持ちいい雑木林だったが、最後になって、一人、二人、軽く転倒し始めた。
あ、そろそろ限界だな。そう思った矢先、舗装道に出た。

王子公園横のクライミング用人口壁に寄り道したら、皆さん興味津々。
15分ほど、壁に張り付いている兄ちゃんたちを見ていた。
Mr.Dashは、ビレイの方法や、確保したらなぜ落ちないかなど、
あれこれと質問に答える。
帰りの電車では、梅田までの間、非常用に持参していたシュリンゲや
お助け紐を出して、あれやこれや説明。

K島さんの代打は、とりあえず、ありったけのネタを放出して、
無事、任務を終えたのでアリマシタ。

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