■メイン写真
獅子窟寺の本堂裏手にある弁天岩
■今回のコース
妙見坂7丁目バス停→星田妙見宮→ほしだ園地展望台→磐船神社→きさいちCC→
(南東尾根、ほぼ廃道)→くろんど池→さわわたりの道分岐→八ツ橋→
くろんど池最高点→八丈岩→獅子窟寺→河内磐船駅
最近ちょっとマイブームになっている星田、交野界隈。
今日はピークハントをせずに、巨石をたどるルートを設定し、歩いてみた。
きさいちCC横の道から尾根に入るルートは、以前は難なく歩けたのだが、
いつの間にかナラ枯れの倒木がひどく、尾根への取り付き点も、ものすごい
ブッシュに覆われてしまっていた。
無理やり突入したら、なんとか、尾根に取り付くことができ、以前のルートの
名残を見出すことができたが、物好きだけの世界だ。
それでも、その区間を除けば、たいへん面白い岩めぐりができた。
星田妙見宮は、平安時代の光仁年間(810年~824年)に、弘法大師が獅子窟寺の
窟屋で修行中に、この地に七曜星が降臨したことから霊場として祀られたという。
星が降った伝説を裏付ける記録として、我が国に落下した隕石で、2番目に古い記録が
816年7月23日で、ここ妙見山に残っているという。
山の大部分が吹き飛ばされ、馬蹄形の地形になってしまったが、その面影は今も
見ることができる。
この隕石は、星田周辺の3ヶ所に降ったようで、ペルセウス座流星群の
一部だったのではないかとのことだ。
あと2つの隕石は、光林寺と、星の森にあり、それぞれの位置を地図に結ぶと、
一辺が八丁の正三角形になるため「八丁三所」と呼ぶそうだ。
なんかオカルトめいているなぁ。
この本殿の左奥に、織女石があり、これがその隕石の一部だという。
奥宮の裏手に、妙見山の三角点ピークがあるが、ひたすら地味な場所だ。
ほしだ園地の敷地内に入り、まず展望台に向かう。
ちょうど、園地のシンボルの吊り橋「星のブランコ」が見下ろせる。
北摂方面の眺めがすばらしく、ポンポン山がドーンと見えた。
続いて、磐船神社へ。
この日は川の水量が多いため、岩窟めぐり(有料)は閉鎖。 むう、残念。
磐船神社は、御祭神饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天照大御神の詔により
天孫降臨された地という。
命が乗ってこられた御神体は、「天の磐船」といわれ、高さ・幅とも12mある
船形をした巨大な磐座。
そう。ここの巨石も、天空からやってきた。
きさいちカントリークラブの敷地横を通り、南東を囲むような尾根をたどろうと
するが、強烈な薮と倒木に辟易。
最近は歩く人も少ないのだろう。尾根道は廃道寸前だ。
通れるように枝を払いながら大汗かいて進むが、この部分だけで1時間半を
費やしてしまう。
苦労の甲斐あって、くろんど池のほとりに下り立つ。カエデの紅葉がご褒美だ。
池は釣り人たちが、のんびりとした時を過ごしていた。
さわわたりの道の分岐から、くろんど園地を北上する。
こっちは黄色に色づいている木が多かった。
ラクウショウ(落雨松)の群落。見た目、メタセコイヤに似ている、
アメリカ、メキシコの湿潤地が原産の「落葉針葉樹」だ。
ラクウショウの根っこは、湿地から気根が出るのがユニークだ。
バーベキュー広場を抜け、くろんど園地の最高点へ。山名はないが、318.7mの
三角点峰である。
ここから六方辻へ経て、奇岩怪石が連なるヤセ尾根の道を、獅子窟寺へ向かう。
途中、巨大な一枚岩の上から、大阪市内方面が眺められる。
次に、八丈岩に着く。
樹木が生長して、眺めはほとんど得られないが、迫力の存在である。
このあたりから33体のお地蔵さんが並ぶ道となる。
三面地蔵もある。それぞれに形が違い、興味深い。
獅子窟寺に到着。
弁天岩(メイン写真)の裏に、無数の磐座がある。
これは観音岩。
絶妙のバランス、男石。
獅子窟。これまた、自然の偶然の造形とは思えないくらい。
中に石仏が祀られている。
本堂。
内部の左右に、阿形吽形の仁王さんが立っている。
この寺には山門が(今は)なく、その跡だけが残るののだが、
山門があったころは、これら仁王さんも所定の位置にいたのだろう。
寺務所横のカエデは燃えるような赤だった。
獅子窟寺の本堂裏手にある弁天岩
■今回のコース
妙見坂7丁目バス停→星田妙見宮→ほしだ園地展望台→磐船神社→きさいちCC→
(南東尾根、ほぼ廃道)→くろんど池→さわわたりの道分岐→八ツ橋→
くろんど池最高点→八丈岩→獅子窟寺→河内磐船駅
最近ちょっとマイブームになっている星田、交野界隈。
今日はピークハントをせずに、巨石をたどるルートを設定し、歩いてみた。
きさいちCC横の道から尾根に入るルートは、以前は難なく歩けたのだが、
いつの間にかナラ枯れの倒木がひどく、尾根への取り付き点も、ものすごい
ブッシュに覆われてしまっていた。
無理やり突入したら、なんとか、尾根に取り付くことができ、以前のルートの
名残を見出すことができたが、物好きだけの世界だ。
それでも、その区間を除けば、たいへん面白い岩めぐりができた。
星田妙見宮は、平安時代の光仁年間(810年~824年)に、弘法大師が獅子窟寺の
窟屋で修行中に、この地に七曜星が降臨したことから霊場として祀られたという。
星が降った伝説を裏付ける記録として、我が国に落下した隕石で、2番目に古い記録が
816年7月23日で、ここ妙見山に残っているという。
山の大部分が吹き飛ばされ、馬蹄形の地形になってしまったが、その面影は今も
見ることができる。
この隕石は、星田周辺の3ヶ所に降ったようで、ペルセウス座流星群の
一部だったのではないかとのことだ。
あと2つの隕石は、光林寺と、星の森にあり、それぞれの位置を地図に結ぶと、
一辺が八丁の正三角形になるため「八丁三所」と呼ぶそうだ。
なんかオカルトめいているなぁ。
この本殿の左奥に、織女石があり、これがその隕石の一部だという。
奥宮の裏手に、妙見山の三角点ピークがあるが、ひたすら地味な場所だ。
ほしだ園地の敷地内に入り、まず展望台に向かう。
ちょうど、園地のシンボルの吊り橋「星のブランコ」が見下ろせる。
北摂方面の眺めがすばらしく、ポンポン山がドーンと見えた。
続いて、磐船神社へ。
この日は川の水量が多いため、岩窟めぐり(有料)は閉鎖。 むう、残念。
磐船神社は、御祭神饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天照大御神の詔により
天孫降臨された地という。
命が乗ってこられた御神体は、「天の磐船」といわれ、高さ・幅とも12mある
船形をした巨大な磐座。
そう。ここの巨石も、天空からやってきた。
きさいちカントリークラブの敷地横を通り、南東を囲むような尾根をたどろうと
するが、強烈な薮と倒木に辟易。
最近は歩く人も少ないのだろう。尾根道は廃道寸前だ。
通れるように枝を払いながら大汗かいて進むが、この部分だけで1時間半を
費やしてしまう。
苦労の甲斐あって、くろんど池のほとりに下り立つ。カエデの紅葉がご褒美だ。
池は釣り人たちが、のんびりとした時を過ごしていた。
さわわたりの道の分岐から、くろんど園地を北上する。
こっちは黄色に色づいている木が多かった。
ラクウショウ(落雨松)の群落。見た目、メタセコイヤに似ている、
アメリカ、メキシコの湿潤地が原産の「落葉針葉樹」だ。
ラクウショウの根っこは、湿地から気根が出るのがユニークだ。
バーベキュー広場を抜け、くろんど園地の最高点へ。山名はないが、318.7mの
三角点峰である。
ここから六方辻へ経て、奇岩怪石が連なるヤセ尾根の道を、獅子窟寺へ向かう。
途中、巨大な一枚岩の上から、大阪市内方面が眺められる。
次に、八丈岩に着く。
樹木が生長して、眺めはほとんど得られないが、迫力の存在である。
このあたりから33体のお地蔵さんが並ぶ道となる。
三面地蔵もある。それぞれに形が違い、興味深い。
獅子窟寺に到着。
弁天岩(メイン写真)の裏に、無数の磐座がある。
これは観音岩。
絶妙のバランス、男石。
獅子窟。これまた、自然の偶然の造形とは思えないくらい。
中に石仏が祀られている。
本堂。
内部の左右に、阿形吽形の仁王さんが立っている。
この寺には山門が(今は)なく、その跡だけが残るののだが、
山門があったころは、これら仁王さんも所定の位置にいたのだろう。
寺務所横のカエデは燃えるような赤だった。