■メイン写真
展望所から見た御破裂山と、黄金に輝く観音寺のお葉つきイチョウ
■今回のコース
下居(おりい)バス停→観音寺(善法寺)のお葉つきイチョウ→展望所→音羽山→
経ヶ塚山→熊ヶ岳→858.8m三角点→大峠→不動滝→不動滝バス停
観音寺のお葉つきイチョウの黄葉がちょうど見ごろの時期。
山歩きのコースとしては比較的地味なのだが、ミニ縦走が楽しめる
音羽三山と併せて歩いてきた。
この日はイマイチの天気。夕方から雨が降る予想だ。
桜井駅で待ち合わせ、桜井市コミュニティバスで下居へ。
橋を渡り、観音寺へ向かう。参道沿いに丁石がある。寺まで17丁だ。
観音寺までの舗装された参道が、実はいちばんしんどい。標高差で約350mある。
あと少しで寺に着く。色づいた木々が美しい。
観音寺の本堂。
ここは尼寺。おそらく住職さんたちが作られたのだろう、かわいらしい
等身大人形がお出迎え。
右手に天を突くような大イチョウがある。狙い通り、ちょうど黄葉が見ごろだ。
ちなみに奈良県で天然記念物のに指定されているお葉つきイチョウは4か所。
この観音寺のほか、戒場山のふもとにある戒長寺、下市町広橋の安楽寺、
そして曽爾の門僕神社にある。
K岡さんが、お葉つきイチョウを発見。
数が少ないので、なかなか見つかるものではない。これはラッキー。
不動堂の奥へ続く山道をとり、先へ進む。
しばらく急登が続く。
以前は谷道がメジャーだったが、倒木が多く歩きにくくなったことから、
最近は広葉樹が植樹されたこの尾根道がメインになっている。
やがて旧・谷道と合流し、薄暗い植林の中を登りきると、音羽山のピークに到着。
ここから縦走が始まる。周囲は深い霧が立ち込めている。
100m内外のアップダウンが繰り返されるため、ペースが乱されて体力が奪われやすい。
こういう場合は急がずに、ゆっくり確実に歩く。
2つ目のピーク、経ヶ塚山。幻想的なムードに包まれていた。
多武峰にある談山神社の鬼門にあたることから、ここに経文を埋めたとされる。
梵字が刻まれた石碑がある。
山頂付近は平坦になっているが、昔はお堂の1つでもあったのだろうか。
笹薮の尾根道を進む。
雨がパラパラ降ってきたが、気になるほどではない。
ふと眼前の笹薮が開けたかと思うと、3つ目のピーク、熊ヶ岳に着いた。
龍門岳と並び、標高904mは、音羽・龍門山塊の最高峰である。
しかし、ずっと薄暗い植林で、展望も得られないのは、このコースの残念なところ。
4つ目のピークには山名はないが、電波反射板と4等三角点(熊ヶ岳)がある。
ここから激下り。とはいっても距離は短い。あっという間に大峠に出る。
女坂伝承地の石碑がある。
神武東征伝説の中で、宇陀から神武軍が大和盆地に攻め入った際に、
軍を二つに分けて音羽山塊を越えたそうでが、北側の軍は男坂(現在の半坂峠)、
南側はこの女坂を越えたという。神武天皇自身は、どちらの道を歩いたのだろう。
そんな歴史に思いを馳せながら、針道集落から不動滝への林道を下る。
不動滝。一見、自然の滝に見えるが、じつはすぐ上に水路があり、
沢水をひいてあるのだ。うまくできているなぁ。
不動滝バス停はすぐ先だ。ラッキーなことに、10分ほどでバスが来た。
展望所から見た御破裂山と、黄金に輝く観音寺のお葉つきイチョウ
■今回のコース
下居(おりい)バス停→観音寺(善法寺)のお葉つきイチョウ→展望所→音羽山→
経ヶ塚山→熊ヶ岳→858.8m三角点→大峠→不動滝→不動滝バス停
観音寺のお葉つきイチョウの黄葉がちょうど見ごろの時期。
山歩きのコースとしては比較的地味なのだが、ミニ縦走が楽しめる
音羽三山と併せて歩いてきた。
この日はイマイチの天気。夕方から雨が降る予想だ。
桜井駅で待ち合わせ、桜井市コミュニティバスで下居へ。
橋を渡り、観音寺へ向かう。参道沿いに丁石がある。寺まで17丁だ。
観音寺までの舗装された参道が、実はいちばんしんどい。標高差で約350mある。
あと少しで寺に着く。色づいた木々が美しい。
観音寺の本堂。
ここは尼寺。おそらく住職さんたちが作られたのだろう、かわいらしい
等身大人形がお出迎え。
右手に天を突くような大イチョウがある。狙い通り、ちょうど黄葉が見ごろだ。
ちなみに奈良県で天然記念物のに指定されているお葉つきイチョウは4か所。
この観音寺のほか、戒場山のふもとにある戒長寺、下市町広橋の安楽寺、
そして曽爾の門僕神社にある。
K岡さんが、お葉つきイチョウを発見。
数が少ないので、なかなか見つかるものではない。これはラッキー。
不動堂の奥へ続く山道をとり、先へ進む。
しばらく急登が続く。
以前は谷道がメジャーだったが、倒木が多く歩きにくくなったことから、
最近は広葉樹が植樹されたこの尾根道がメインになっている。
やがて旧・谷道と合流し、薄暗い植林の中を登りきると、音羽山のピークに到着。
ここから縦走が始まる。周囲は深い霧が立ち込めている。
100m内外のアップダウンが繰り返されるため、ペースが乱されて体力が奪われやすい。
こういう場合は急がずに、ゆっくり確実に歩く。
2つ目のピーク、経ヶ塚山。幻想的なムードに包まれていた。
多武峰にある談山神社の鬼門にあたることから、ここに経文を埋めたとされる。
梵字が刻まれた石碑がある。
山頂付近は平坦になっているが、昔はお堂の1つでもあったのだろうか。
笹薮の尾根道を進む。
雨がパラパラ降ってきたが、気になるほどではない。
ふと眼前の笹薮が開けたかと思うと、3つ目のピーク、熊ヶ岳に着いた。
龍門岳と並び、標高904mは、音羽・龍門山塊の最高峰である。
しかし、ずっと薄暗い植林で、展望も得られないのは、このコースの残念なところ。
4つ目のピークには山名はないが、電波反射板と4等三角点(熊ヶ岳)がある。
ここから激下り。とはいっても距離は短い。あっという間に大峠に出る。
女坂伝承地の石碑がある。
神武東征伝説の中で、宇陀から神武軍が大和盆地に攻め入った際に、
軍を二つに分けて音羽山塊を越えたそうでが、北側の軍は男坂(現在の半坂峠)、
南側はこの女坂を越えたという。神武天皇自身は、どちらの道を歩いたのだろう。
そんな歴史に思いを馳せながら、針道集落から不動滝への林道を下る。
不動滝。一見、自然の滝に見えるが、じつはすぐ上に水路があり、
沢水をひいてあるのだ。うまくできているなぁ。
不動滝バス停はすぐ先だ。ラッキーなことに、10分ほどでバスが来た。