Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年4月12日(木) 醍醐の桜は、最後のヤエザクラが満開、代わりにミツバツツジが爛漫!

2018年04月13日 | 山登りの記録
■メイン写真
稜線を鮮やかなピンク色に彩っていたミツバツツジ


■今回のコース
醍醐駅→醍醐寺仁王門→女人堂→不動滝→上醍醐
横嶺峠→高塚山→理性院→醍醐駅


醍醐寺のサクラを楽しもうと、この日程に組んだ山行だったが、今年のサクラは
開花が異常に早かったため、もうほとんど葉桜になってしまった。



それでもなんとか、開花時期が遅いヤエザクラが満開を迎えており、今シーズン最後の
花見を楽しむことができた。
稜線上にいっぱいあるミツバツツジは、もう満開。花のトンネルを歩いてきた。



大迫力の仁王門。仁王さんは、1134年、大仏師・勢増、仁僧の作。

下醍醐の境内には入らず、右から回り込む。
醍醐寺は、先ほど通った仁王門や国宝の五重塔などがある下醍醐と、
山の上にあり、醍醐寺開創の地である上醍醐に分かれている。



途中にたくさん咲いていたのはドウダンツツジだ。



女人堂の前に並ぶ役行者像、理源大師聖宝像など。
昔は、女性はここまでしか立ち入ることが許されなかった。



入山料を支払って、上醍醐への石段を登っていくと、
気の早いギンリョウソウが咲いていた。



1598年に豊臣秀吉が大規模な花見会を開いた場所。
このときは特例としてVIP女性はここまでは立入りを許されたそうだ。
今の大相撲協会よりも多少は柔軟性があったのか(笑)。



不動滝。自然の滝ではなく、石樋で作られた、水垢離のための滝だ。
「このくらいなら打たれても我慢できるかな」の声も。



不動滝から先の急登を終え、16丁(役行者像)で休憩。
イロハモミジの若葉が目に眩しい。



国宝の清瀧宮拝殿。
山腹を少し切り開き、前面が崖にさしかかる懸造り(かけづくり)の構造という。
1434年の建築。



醍醐水。
醍醐寺を開創した聖宝理源大師が、この場所で地神である横尾明神に出逢った。
横尾明神は、湧き水をくんで「ああ醍醐味なるかな」と言うと姿を消した。
それで聖宝理源大師は、笠取山の古名をあらため、ここを醍醐山と称したという。
今でも水は湧いており、まろやかな味がする。



国宝の薬師堂。
913年に醍醐天皇の御願堂として創建された。



如意輪堂(重文)。
理源大師聖宝が上醍醐を開いた際、准胝堂(焼失)と共に最初に建てたもの。
創建は876年、現在の建物は1613年の建立。



如意輪堂の隣にある開山堂(重文)。
理源大師聖宝を奉安したお堂。元の名は御影堂。
911年、醍醐寺一世座主・観賢僧正(理源大師の弟子)が建立したが、後に焼失。
これは、1606年、豊臣秀頼が再建したもの。

開山堂の前で、おだやかな陽だまりの中で昼食をとった。
ここからは、枚方方面、男山、天王山などが見渡せる。



我々が出発しようと歩きだしたが、全然逃げなかったヒヨドリ。
クチバシが花の花粉で黄色くなっている。



五大堂前で集合写真。
元は913年に建てられた、醍醐天皇の御願堂だった。
その後、何度か火災に遭い、これは1940年に再建されたもの。
堂前のブロンズ像は、左から観賢僧正、理源大師聖宝、役行者だ。



境内に別れを告げ、山中に入ると、そこはミツバツツジの楽園だった。



地形上の醍醐山の最高点を経て、ツツジのトンネルの中を歩く。



目立たないが、ウリカエデの花も咲いていた。
このほか、クロモジやシロモジ、アケビ等の花も多くみられた。



高塚山山頂のすぐ横からは、少しだけ北側の展望が得られる。
山科の市街が眼下に。新幹線が通り、向こうに東海道本線の電車が行くのが見えた。
枝越しには比叡山と、比良山系・蓬莱山が見えた。



高塚山の三角点で記念写真。今日はらくちん。みなさん余裕の表情だ。



複線化してルートから見極めにくい尾根道を下り、長尾天満宮へ。



最後に理性院(りしょういん)の千体地蔵に寄ってみた。
お地蔵さんもみごとだが、庭園(立入禁止。門から覗いてみた)のシダレザクラや
フジも綺麗だった。

サクラが散ってしまっても、代わりにいろんな花の競演があって満足。


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