■メイン写真
ハッピノタワを過ぎたあたりの伐採地で、高見山、雲ヶ瀬山、三峰山を見渡す
■今回のコース
大峠→雲ヶ瀬山→ハッピノタワ→ハンシ山→地蔵谷頭→伊勢辻→伊勢辻山→赤ゾレ山→
硯池(ハート池)→(往路を戻る)→ハッピノタワ→(東側の巻き道)→切通し→雲ヶ瀬山→大峠
高見山から大台ケ原を結ぶ長大な尾根を台高山脈という。
そう。大「台」と「高」見から取ってきている名称だ。
この縦走路の北端部は、展望に優れたすばらしい"空中散歩"が楽しめる。
夏に登山教室で引率する前に、ちょっと歩いてきた。
大峠(高見峠)にクルマを置く。
相変わらず奈良側は崩壊のため通行止めだが、三重県側からの林道を使って入れる。
本居宣長歌碑の奥から山道に入る。
縦走路には、要所に三角形のプレートがあるが、ほとんどは外れてしまって
木の根元に置かれていたりする。
しばらく快調に進んで、高見山を振り返ってみる。
鋭峰で有名な高見山だが、こっちから見ると、どっしりと雄大な印象だ。
建設省の刻印がある「三角点」。いわゆる国土地理院の測量用三角点とは意匠が異なるし、
地形図にも三角点の表示はない。。
かつて農商務省山林局などが国有林などの測量を行った際に独自の三角点を
置いたものだが、ここの三角点の目的は何だったんだろう。
緩いアップダウンを経て、雲ヶ瀬山に着く。カエデやリョウブなどに囲まれた
静かなピークだ。
雲ヶ瀬山から少し先に進むと、北側が伐採されており、主に北西方向にすばらしい
眺めが得られる。音羽山塊、宇陀から榛原北部の山々などが見える。
木梶林道へ下りられる切通しに着く。
春の花はまだまだの様子だったが、アセビは満開だった。
ハッピノタワの先で、今度は東側が広く伐採されているところに出る。
夏場は直射日光でやや暑そうだが、標高は1,000m前後なので、その分の気温は低いはず。
ハンシ山の地味きわまるピークに続き、地蔵谷頭のピークを通過。
どこかでキツツキが樹を叩く(ドラミング)音が聞こえる。
シバグリやウリハダカエデなど落葉広葉樹の森が心を和ませる。
大きなブナもある。あー、いい感じ。
大好きな広葉樹林の尾根歩きなので、あっという間に伊勢辻に着いてしまった。
前回ここに来たのは、和佐羅滝からのアプローチだったな。
ほどなく伊勢辻山のピークに到着。
大峰山系方面のダイナミックな展望に、嬉しさがこみあげる。
ラーメンを作っておられた単独行の男性は、明神平で幕営したのち、池木屋山まで
縦走するという。なんと贅沢な。
国見山方面を見渡し、赤ゾレ山をめざす。
牡鹿が一頭、こちらの姿に驚いて、慌てて走り去っていった。
赤ゾレ山の疎林のピーク。
その先の硯池(ハート池)を、この日のゴールと決めていた。
決めておかないと、どんどん先に行きたくなってしまう。
静まり返ったハート池で、のんびり昼食タイムとした。
クルマを置いているので、引き返さねばならない。
帰りはハッピノタワまで往路を返し、地形図に書かれていた、東側の巻き道に入ってみた。
これが廃道同然で、途中に山ヌケ跡はあるわ、トゲ植物のブッシュはあるわで、
なかなか手こずった。
しかし、途中で木梶滝が見下ろせる貴重なスポットも発見できた。
ただ、もうこの巻き道は歩きたくない。きっと、近いうちに自然に還るだろう。
もとの縦走路に戻り、途中にあったヌタ場では、大きなヒキガエルが
どろんこプレイの真っ最中だった。おじゃまして、ごめん。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
ハッピノタワを過ぎたあたりの伐採地で、高見山、雲ヶ瀬山、三峰山を見渡す
■今回のコース
大峠→雲ヶ瀬山→ハッピノタワ→ハンシ山→地蔵谷頭→伊勢辻→伊勢辻山→赤ゾレ山→
硯池(ハート池)→(往路を戻る)→ハッピノタワ→(東側の巻き道)→切通し→雲ヶ瀬山→大峠
高見山から大台ケ原を結ぶ長大な尾根を台高山脈という。
そう。大「台」と「高」見から取ってきている名称だ。
この縦走路の北端部は、展望に優れたすばらしい"空中散歩"が楽しめる。
夏に登山教室で引率する前に、ちょっと歩いてきた。
大峠(高見峠)にクルマを置く。
相変わらず奈良側は崩壊のため通行止めだが、三重県側からの林道を使って入れる。
本居宣長歌碑の奥から山道に入る。
縦走路には、要所に三角形のプレートがあるが、ほとんどは外れてしまって
木の根元に置かれていたりする。
しばらく快調に進んで、高見山を振り返ってみる。
鋭峰で有名な高見山だが、こっちから見ると、どっしりと雄大な印象だ。
建設省の刻印がある「三角点」。いわゆる国土地理院の測量用三角点とは意匠が異なるし、
地形図にも三角点の表示はない。。
かつて農商務省山林局などが国有林などの測量を行った際に独自の三角点を
置いたものだが、ここの三角点の目的は何だったんだろう。
緩いアップダウンを経て、雲ヶ瀬山に着く。カエデやリョウブなどに囲まれた
静かなピークだ。
雲ヶ瀬山から少し先に進むと、北側が伐採されており、主に北西方向にすばらしい
眺めが得られる。音羽山塊、宇陀から榛原北部の山々などが見える。
木梶林道へ下りられる切通しに着く。
春の花はまだまだの様子だったが、アセビは満開だった。
ハッピノタワの先で、今度は東側が広く伐採されているところに出る。
夏場は直射日光でやや暑そうだが、標高は1,000m前後なので、その分の気温は低いはず。
ハンシ山の地味きわまるピークに続き、地蔵谷頭のピークを通過。
どこかでキツツキが樹を叩く(ドラミング)音が聞こえる。
シバグリやウリハダカエデなど落葉広葉樹の森が心を和ませる。
大きなブナもある。あー、いい感じ。
大好きな広葉樹林の尾根歩きなので、あっという間に伊勢辻に着いてしまった。
前回ここに来たのは、和佐羅滝からのアプローチだったな。
ほどなく伊勢辻山のピークに到着。
大峰山系方面のダイナミックな展望に、嬉しさがこみあげる。
ラーメンを作っておられた単独行の男性は、明神平で幕営したのち、池木屋山まで
縦走するという。なんと贅沢な。
国見山方面を見渡し、赤ゾレ山をめざす。
牡鹿が一頭、こちらの姿に驚いて、慌てて走り去っていった。
赤ゾレ山の疎林のピーク。
その先の硯池(ハート池)を、この日のゴールと決めていた。
決めておかないと、どんどん先に行きたくなってしまう。
静まり返ったハート池で、のんびり昼食タイムとした。
クルマを置いているので、引き返さねばならない。
帰りはハッピノタワまで往路を返し、地形図に書かれていた、東側の巻き道に入ってみた。
これが廃道同然で、途中に山ヌケ跡はあるわ、トゲ植物のブッシュはあるわで、
なかなか手こずった。
しかし、途中で木梶滝が見下ろせる貴重なスポットも発見できた。
ただ、もうこの巻き道は歩きたくない。きっと、近いうちに自然に還るだろう。
もとの縦走路に戻り、途中にあったヌタ場では、大きなヒキガエルが
どろんこプレイの真っ最中だった。おじゃまして、ごめん。
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