昨日、友人の“妊婦”と電話で話す。
妊婦だから、とーぜん妊娠中だ。
彼女はインフルエンザの時、“インフル”と呼ばれていた。
つまり、その時々の状態が呼び名になる、というイジられキャラだ。
“ニンプ”の声は、コロコロと耳に心地よい。
が、本人は心地よくないらしい・・・つわりで。
で、その夜のこと
目をショボつかせながら読書をする。
初めて読む作家の作品は、偶然にも
チャキチャキした妊婦と、優柔不断な元サッカー小僧のお話だった!
・・・そのまんまじゃん、えれー偶然もあるもんだと。
それは、もうすぐ消滅してしまう世界に住む、夫婦が主人公だ。
3年後に、小惑星が地球に衝突する、という設定だ。
そう、3年後には確実にみんな死んでしまうのに
皮肉にも、ふたりに赤ちゃんができてしまうのだ。
さて、優柔不断な元サッカー小僧の出した結論とは・・・
それに対する、チャキチャキした妊婦の反応は・・・
もう少し、こっちの妊婦の心地がよくなったら
・・・この本をプレゼントしよう。
伊坂 幸太郎 「終末のフール」 集英社