運動会も無事終了。
風呂に入ると疲れがジワジワジワジワやってくる。
おおたか静流のCDを聴きながら、ついでにテレビもつける。
とーぜん、テレビの音は絞ってある。
前にも書いた「Saja Dream」を聴くと、心安ら・・・・・・がない!
テレビに映っているのは、無音のラグビーの試合なのに。
が、音はなくても、3Dじゃなくても、画面からは強烈な迫力が伝わってくる。
いやいや、肉体のぶつかり合う音がたしかに聞こえてきた・・・・・・気がする
ラグビー・ワールドカップ準決勝
ニュージーランド対オーストラリア
こりゃさすがのおおたか静流も、相手が悪かった。
いっきに画面に引き込まれ、おもわずCDを止める。
眠気が吹っ飛び、疲れも忘れる。
テレビのボリュームを上げる。
ただただ呆然としながら試合を追う。
肉弾戦の極致。
圧倒的な技術に裏打ちされた壮絶なぶつかり合い。
男と男が尊厳をかけて戦う姿は、血だらけに美しい。
日本は1勝もできなかったが、この試合を観ればそれも納得できる。
正直、次元が違う。 なんざんしょ、このひとたち
サッカーだと、チビでもうまけりゃ勝てますが、ここではデカくてうまくないと勝てません。
だからどちらもおもしろいんですが。
オールブラックスとワラビーズ
宿命の闘いは、日本のサッカー小僧の胸をも熱く熱くさせる。
タジキスタン戦の100倍は興奮しましたぜ(別の種類の興奮ですが)
にしても、オールブラックスのスクラムハーフ
ヒゲ面でずんぐりむっくりが蹴るプレースキックのカッコよさときたら・・・・・・。
そしてファイナルは、フランス対ニュージーランド に決定。
こいつぁ・・・・・・・
平均年齢が異常に高い町民運動会。
未就学児童と、70歳以上の男女が参加する宝拾いゲーム。
宝拾いゲームとは・・・・・・ただ前に歩いて、ただ置いてある紙袋を取って、ただ帰るだけ^^
ガキんちょが先! と言っているのに、じじばばフライングする。 やっぱり
それはそれで、ほほ笑ましい。
フライングしたおばあさんふたり、戻るのしんどいめんどいで、その場にたたずんでいる。
この運動会最大の目標は、無事生還すること。 死んだらダメよ
ほんで昼休み。
木陰で休んでいると、様子のいいカップルがいる。
といっても、小学校3、4年生くらいか。
長い髪の美少女と、ガリガリくんみたいな男の子。
この男子、坊主あたまのくせに、異様な髪の黒さ。
髪が密生して地肌が見えないのだ。うらやましいぞ、小僧。 少しよこせ
だからガリガリくんというより、エネオスのエネゴリくんに近い。 ゴリラじゃん
少女の方は本を読んでいて、エネゴリくんが盛んに話しかける、って感じだ。
しばらくすると、エネゴリくんが少女にたずねる・・・・・・
「逆上がりできる?」
「う~ん できない」
おお、エネゴリ やる気だな 勝負かけたな と。
鉄棒を握ったエネゴリ、地面をける!
頭が下に、足が上に 身体が1本の棒のようになり・・・・・・そこで終わった^^
『おまえさ、それ逆上がりができるできない以前の問題じゃん』
エネゴリくんの挑戦は3度ほどつづいたが、
ご案内のとおり、逆上がり以前の状態ですから、惜しいところまでさえいきません。
すがすがしいのは女の子の態度で、
「え~ できないじゃん!」 とか言いません。
何もなかったように、読書のほうにもどります。 その感じがね、いい子だなぁと。
おかげで、エネゴリくんのプライド、いっこも傷ついてはいません。
ま、多少傷ついた方がいいぞ、おまえ^^
で、少女の幼い弟くんも加え、仲良く遊んでいる3人を横目に・・・・・・
わたしが逆上がりに挑みます!
まあエネゴリと違い、逆上がりなんて“挑む”ほどのもんじゃありません。
練習した記憶さえありませんから・・・・・・。
ガキのころ、確か「大鉄棒」と呼んでいた大人用の鉄棒にぶら下がります。
反動は必要なく、懸垂してから足を持ち上げていき、おなかを鉄棒にくっつけてと・・・
おっと、ポケットの携帯がちょうどその位置でひっかかり、回れません!
半分携帯のせいにして・・・・・・鉄棒から降りるボク クーッ
たしかに携帯のせいだが、身体も重いぞ。
このままでは、わたしのプライドが許さんでしょうが!
愛機G's Oneをベンチに置いて(スマホじゃないのさ)
2度目の挑戦・・・・・・だから挑戦ってほどのもんじゃないから。
え~、みなさまの期待に反して、今度はかるくクリア(実はかるくでもなかったさ^^)
鉄棒の上から世間を見渡す、と。 気持ちいいんだよ、これが。
ブランコを飛び降りるようにして着地。
同じ選手召集係のおっちゃんに、「若いねぇ~」と言われ、ちょっとうれしい。
ま、「若いねぇ~ 」って言われることは「年の割りには」ってことだからね、おっさん