MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

孤独のジャンパー

2014年02月06日 | A DAY IN THE LIFE

もう女子モーグルの予選が始まっている。

解説が三浦豪太。
あの三浦豪太? そうですあの三浦豪太です。 どの^^
そーか、雄一郎さんの息子は、モーグルの代表でもあったのね。

あの里谷多英が金メダルを取った時の解説者とは違うと思うけど。
タエ、スゲェ とか言ったポップなアンちゃんとは。


 ぼくにとって冬のオリンピックといえば、笠谷だ。



今も繰り返し流れる映像の中の笠谷は、テレマークを完璧に決めている。
当時はV字じゃなかったから、スキーは真っ直ぐに閉じたままだ。
70m級(ノーマルヒル)では日本人がメダルを独占した。

笠谷があと数秒スタートを遅らせていれば、
文句なしに90m級(ラージヒル)でも金メダルを取ったはず。
史上初の両級制覇。

残念で残念で、今だにくちおしい^^  人ごとなのに。
翌日、サッカー部の練習に、まっ   たく身が入らなかったほどだ。

後の武田のセンタリングより口惜しい^^
(わかる人にはわかる、あん時なぁシリーズ^^)

あの時、100メートルどころか、90メートル飛ばなくても勝てる展開になった。
んで、スタート前にちょっと間があったのね。
最後のジャンパー、1億人を背負った笠谷の目は尋常じゃなかった。

急いだように見えた。
一刻も早く終わらせようと。
まあ、ガキが勝手にそう思ったんだけど。

あの時代、笠谷が背負った重荷は想像を絶する。
崇高なるレジェンド、王の中の王は、札幌の次も飛んだ。
何度か転倒し這いつくばった。

笠谷幸生は矢吹丈とダブる。

とにかく まーーーーーあっ カッコよかったのだ。