MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

D10S  さよなら マラドーナ!

2020年11月27日 | 木曜日のボール


マラドーナがこの世からいなくなってしまった。

なにかとお騒がせな、超超超スーパースターがあっちの世界へ旅立った。
今ごろ神様から「神の手とか言うな!バカちんが」と、説教くらってるかもしれん。
たぶん、そんなもんは気にしないだろうが^^

上の写真は、メヒコ’86の決勝戦、アルゼンチン対西ドイツ
大会後に発売されたサッカーマガジンの別冊だと思う。
34年も前の雑誌を無理から見開きにして撮ったもんだから、
のりがボロボロ落ちて、ページがバラッバラになって原型をとどめなくなった。
ま、そんなことは気にしないのだ^^

アルゼンチンのメンバーは左から~

ブルチャガ
バルダーノ
ジュスティ
オラルティコエチェア
エンリケ
バティスタ
ブラウン
ルジェリ
クラウセン
プンピード GK
マラドーナ Ⓒ 

※ どー見ても マラドーナがいちばんチビだ。
  ただし、体幹や身体の幅は図抜けている。度胸と態度も^^


ついでといっちゃーなんだけど、西ドイツのメンバーも紹介しよう。
左から背の順だ。さすがドイツ、律儀と言うか・・・
ちなみに、マガトは長谷部やウッチーを絞り上げたあの鬼監督だ。

ルンメニゲ Ⓒ
シューマッハー GK
ブリーゲル
ヤコプス
ベルトルト
カールハインツ・フェルスター
エデル
アロフス
ブレーメ
マガト
マテウス


得点経過は 1-0 ブラウン(21分)
      2-0 バルダーノ (55分)
      2-1 ルンメニゲ (73分)
      2-2 フェラー (81分)
      3-2 ブルチャガ (84分)


マラドーナはゴールこそ決めていないが、オーラス、ブルチャガのゴールをアシストした。
それはそれは完璧なパスで、自身に引きつけて引きつけて・・・スッと出した。
4年後にブラジルを破ることになるカニージャへのパスも、同じように自分をオトリに使った。
美しいファイナルの最良の幕切れだった。
マラドーナがワールドカップにキスするシーンは何度見ても素晴らしい。


天才中の天才。唯一無二。別次元。
こんな選手はもう2度と現れないだろう。
メッシが再臨する可能性はゼロではないが、マラドーナはゼロだ。
メッシのような才能が日本に生まれることもゼロではないが、マラドーナはゼロだ。

幸いなことに、この試合を含めてマラドーナをアステカスタジアムで3試合観た。
8のイングランド戦、4のベルギー戦、とこのファイナル。

何に驚いたって、、、
ドリブルでマラドーナはゴムまりのように弾むのだ。

他の選手たちとは何かが決定的に違って見えた。
異質、異能、異常、変態・・・こらこら^^
メッシのドリブルは納得がいくが、マラドーナには納得がいかんのよ^^
クライフやジョージ・ベストのドリブルも納得できるが、マラドーナのやつは・・・
どうやってんの???????

凡人には理解不能。
人生を狂わされた、、、正された人間の数は膨大なはずだ。

功罪の功しか思い浮かばんが、罪がひとつだけあるとすれば、
82年以降、ラモン・ディアスと組まなかったことだ。
マラドーナ、なんでも許しそうなんだけど、ディアスとの間だけは頑なだったなぁ・・・
いまだに夢見るもの、マラドーナとラモン・ディアスのコンビを。

そうそう、カレカと組むナポリ時代もとんでもないぞ、、、
さあ、YouTubeへ行ってディエゴの雄姿を観よう。


 ※ 一般的かつ常識的に言えば、功罪の「罪」の方、やたらあるんだけど^^
   そんなことは、どーーーーーでもいいのだ。

 ※ D10S、スペイン語で神はDios。ioを背番号の10にしてマラドーナを偲んでいる。