無理から見開きページシリーズ その3だ。
間違えた。
これは美しい美しいアユニさんだ。
あらためて・・・これだ↓
ナンバープラス、欧州蹴球名鑑2020-2021の特集記事。
チャンピオンズリーグのラス4に残ったチームのうち、3チームの監督がこの閨閥に入っている。
パリのトゥヘル、バイエルンのフリック、ライプツィヒのナーゲルマンだ。
中心にいるのが、ラルフ・ラングニック(Ralf RANGNICK)
通称“教授” ラングニック派の長だ。
見てわかるのは、ジダンのようなスーパースター出身の監督がいないことだ。
例外は唯一、ペップ・グアルディオラだけだ。
不肖ワタシ、監督はもちろん、戦術やシステムなんかでサッカーは見ない。
はっきり言って、んなもんどーでもいいとさえ思っている。
ただ、あのチャンピオンズリーグのファイナルを観てしまうと、、、
こーゆー記事も気になるっちゃー気になり、事実 ひじょーに興味深く読んでしまった。
※ text by 木崎伸也
気になったところを箇条書きで引用しまっせ。
① 現代サッカーはプレーが速く、意思決定の速さがとても大事だ。
クリエイティブな解決策を、瞬時に見つけられるようにしなければならない。
② チャンスでゴールを決めるには、テンポとウイット(機転)が必要だ。
ちょっとした機転が攻撃を加速する。
ボールを失ったら5秒以内に奪い返し、10秒以内にシュートまでいく。
時間が経つほど相手は守備を整え、得点チャンスが小さくなるからだ。
・・・ここらあたりは常識の範疇ともいえる。
ただ、日本の高校生の試合を見ていて滅入るのは、ロングスローの多用だ。
ロングスロー要員?みたいな選手が、同じようなロングボールを助走をつけて放り込む。
当然守備側は、それに備える時間がじゅうぶんある。
②の時間が経つほど相手は守備を整え~ とは指向方向が逆だ。
なにより、ロングスローで試合の流れが分断されることにイラつく自分がいる。またぁ?
ところが、、、高校生だから案外それで点が入ってしまう^^
③ バイエルンはボールを持っている時にも、持っていない時にも最高レベルの戦術を見せた。
今回のCLでわかったのは、局面ごとの戦術を突き詰めていないチームは、もはや勝てないということ。
バイエルンのハイプレスは自動化されていた。
パリのプレスも凄かったが、彼らは年間を通して取り組んでいたわけではない。
バイエルンはフリックになってから、ずっとそれをやっていた。
④ ファイナルサードでボールを失うことは問題ではない。
なぜなら取り返せば、即チャンスになるからだ。
⑤ ペップが発展させた「ティキタカ」や「ポジショナルプレー」が一時代を築いたが、
もはや完璧さの追求だけでは王者にはなれない。
90分間ノンストップでカオスを生み出し、それを制するインテンシティを持つ者が、
新たな時代の支配者になろうとしている。
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・・・たまには旬な戦術に目を通すのも楽しい。あくまで、たまにはね。
同誌では、戸田和幸がシームレス時代のフットボール観戦術も伝授してくれる。
観戦するうえでの注意事項、論点が5個ある。
ここではかるく触れるだけに。
興味がある人は本屋へGO!
論点1 【試合の選び方】
戸田は09~10シーズンのインテル対バルサ戦を最近見て、曖昧で、遅い、と感じたそう。
論点2 【ビルドアップ】
ビルドアップの際の中盤のセンター(通称アンカー)を意識せよ。
論点3 【ゴールキック】
なぜアーセナルは右から展開するのか? 今や立派なセットプレー?
論点4 【5人交代制】
プラス給水タイム採用で、アメフトのクオーター制に近づく。。。
論点5 【ゴール前のくずし】
ファンタジスタの魔法は過去のもの? より意図的で再現性の高いゴールが増えている。
古いヤツとお思いでしょうが、
古いやつほど新しいものを欲しがるものでございます・・・
がしかし、守備を免除された古き良き魔法使いたちのプレーも欲しいワタシです。
ラルフ “教授” ラングニック