大会ベスト23プレーヤー、発表される。
20人のヨーロッパ人と、3人のラテン・アメリカ人・・・(涙)
ブラジルからはたったひとり、ゼ・ロベルトのみ! クーッ
そして当然ながら、アジア人、アフリカ人ともにゼロ!! クーーーッ!
んがぁ、しかし・・・
となりにデカい見出しが躍っております・・・
10年アジア出場枠「5」要求へ
こーゆーのを
「虫がいい」とか、「どのツラ下げて」とか、「バカも休み休み言え」とか、
「弱い犬ほどよく吠える、キャンキャン」とか、「あんたバカね、オホホ」とか
・・・いくらでも出てくるぞ^^
で、えーと、3位はドイツということで、めでたし、めでたし。
今大会から新設された新人王(21歳以下)は・・・ポドルスキに決定
個人的には、1にメッシ、2にメッシ、3,4がなくて、5にC・ロナウドですが・・・
クリスティアーノ・ロナウドは、イングランドメディアの反感を買って落選らしいす。
さて、21歳以下が対象となると・・・日本代表にはいなかったわけです・・・よね。
上記3人の他、ルーニーも、セスク・ファブレカスも、すでに代表の“顔”みたく振舞っていたのに比べると、我が代表には、そんな楽しみも皆無だったわけです。
で、新聞の裏一面には 日本再生 の見出しとともに、
「4年後を担う男たち」の文字と、大久保嘉人(24)の名前が・・・
(24)です。いつの間にか、大久保も。4年後は(28)になります、大ベテランじゃん。
しかも所属チームが、CではなくG・大阪になってました^^
・・・日本再生、大丈夫か?
フィーゴ、後悔してるかな、ヘディングもっと練習しとくんだったって・・・
さて、それより問題はトッティのパスだ。
この前のドイツ戦、気が付くとゲームそっちのけで、トッティにボールが渡るのを、ひたすら待っている自分に驚いた。
つまり、トッティがボールを持った瞬間からサッカーが変わるのだ、アートに。
そして、次に起こることへの期待で、胸がときめくのだ。
彼が瞬時に選ぶパスコースは、相手の最も危険な場所だ。
それはイコール、最も通しにくい、ビミョーな場所でもある。
そこへこれ以上ない繊細なタッチで、美しい軌跡を描くパスを出すのだ。
完璧にコントロールされたパスを見るのは、サッカーの醍醐味のひとつだ。
大会MVPにノミネートされたピルロも、素晴らしいタレントだが、
トッティ(ノミネートなし)の前では、“王子と使用人”になってしまう。
もうこれは「何か別の存在」としか、言いようがない。
「マイ・ブラザー・イズ・ア・ペインター」
「マイ・ファーザー・イズ・ア・ドクター」
「マイ・ハウス・イズ・ア・ダイワハウス」
医者の息子がペンキ屋、ってのも、なかなかだけど。
あのCMの少女たちの表情、けっこう日本人の本質を突いている。
おかしな事に反応はする。
でも、席を立って異議を訴えたりはしない。
周りの様子をうかがうが・・・行動は起こさない。
誰かが言ってくれないか、期待するだけ。
あいまいな表情のまま、結局、英語教師の後について繰り返す・・・
「マイ・ハウス・イズ・ア・ダイワハウス」
フランス/ポルトガル
クリスチアーノ・ロナウドのドリブルは奇跡的だ。
あんなに“おかず”が多いのに取られない不思議さよ!
マケレレ、テュラム、ギャラスといった破格の連中でさえ、“見てる”だけです。
クライフもベストもルバンスキも、名ドリブラーは、あんなに跨いだり、後ろを通したり、こねくり回したりしないんだけど・・・
“緩急”ってのがドリブルのミソだけど、アイツは途中で静止しますから^^
さて試合は・・・
彼と、デコ、フィーゴが絡むポルトガルの攻撃は、魅力に溢れていましたが、
ミゲールの負傷退場から、おかしくなってしまいました。
今大会でも、最高の右サイドバックのひとりだったミゲールですが、
あそこは、こらえないと。せめて交代するまではピッチにいないと・・・
あと、カードの累積もビミョーに影響してました。みんな出たいもんね、決勝に。
一方のフランスは・・・ギリです。状態としては。
さすがのジダンも、足がもつれるシーンが何度か・・・。
じゃあ、決勝は? こーなると強いイタリア!
え? こーなるって、どーなると?
上手く説明できないけど、とにかく・・・
昔から、こーなると強いんだ、イタリアは^^
ドイツ/イタリア
延長も後半、人生で初めて『イタリアに勝たせたい』と思う^^
ちゅーか、“このドイツが決勝行っちゃあダメだろう”という思いの裏返しですけど。
最後の場面に、テクとアイデアがありませんでした。
でもドイツ、よくやりました。
まあ、大会前に危機感を植えつけてやった、日本代表の功績と言えないこともない・・・
・・・ことはないか^^
イタリアはねぇ・・・うまいす。
ピルロなんて、あのポジションでほとんどノーミスじゃないのか。ありえん!
で、短髪のトッティ! 私的には、今大会最高のファンタジスタです。
ロスタイムのデルピエロのゴールは・・・言葉もない! すべてが完璧です。
これまで、散々イタリアの悪口を言ってきた人間とは思えないでしょ^^
君子が豹変したわけね・・・誰が君子だっ、近視のくせに
ただ、イタリアの欠点は・・・誰を見ても“ジローラモ”に見えてしまうことだ^^
あんなダサおやじを持ち上げてる、日本のメディアの責任は大きい・・・か^^
そーか、引退するんか・・・
ドイツでの中田は、98年に優勝した時のフランス代表キャプテン、“デシャン”のような存在になるんだろうなぁ、なれればいいなぁ、と思っていた・・・
悪かったねぇ、周りが子供ばっかりで・・・それも、ハンパに上手いだけの。
でも、君と川口が“必死こいた”ことは、みんな忘れないさ。
オレには分かる。
中田が誰よりもサッカーを愛していたことが。
ほんとは、サッカーの他に大切なものなんかなかったってことが。
30(まだ29か?)からは、おもっきり楽しいサッカーをやってください。
そろそろ出揃ったかな?
代表への批判、中傷誹謗、アホ!ボケ!カス!死ねっ! の合唱は・・・
私? 落ち着きました^^
今日の新聞から印象的なフレーズをどうぞ・・・
・三浦淳宏の思い踏みにじった日本代表: 内藤博也(スポニチ記者)
・日本は強くない: 中澤佑二
・できるサッカーと、やろうとしているサッカーのギャップがありすぎる:オシム
・今大会のブラジルは、楽な相手に個人技で勝っただけ: 奥寺康彦
オクの言う“楽な相手”と、“アッちゃんの思いを踏みにじったチーム”は一緒ですね。
もうひとつ、ナンバー誌が書いている、小野伸二が言ったとされるセリフ・・・
オーストラリア戦を終えた翌日、小笠原の肩を抱きながら
「昨日は俺らの世代が出たら勝てたな」
・・・冗談にしても、タチが悪い。愚か者の言い草だ。
カナリアも飛んでいってしまった・・・
ボールに触れることでテンポを上げていくロナウジーニョを、トップに置くなんて!
・・・アホかっ!!! 自爆でございます
ちゅーか、“ロナウジーニョ株式会社”じゃなかったわけですね。
彼が左サイドで突破した瞬間、横からカフーが突然現われて、ボールを奪っていったシーンが象徴的でした・・・あんた、味方の、しかも右サイドバックでしょうが^^
一方、“冒険はつづく”のが・・・
ジダンとフランス
ジダンに残された試合はせいぜい4試合、と予想していた私・・・
・・・アホかっ!!! 死んでお詫びを しません^^
ここへきて、最後の最後に“ホットライン”がつながるなんて!
ただ、ジュンケツにもブラジル勢が待っています。
デコと、スーパーマリオみたいなフェリッポン親父が。
プロフェッショナル同士の死闘は・・・実務的になる。
華々しいゲームを期待すると、肩透かしを食らうが、異様な迫力に満ちている。
アルゼンチンは結局、メッシもサビオラもアイマールも、ピッチに出られなかった。
余裕の塊のようなリケルメが、最初からイラだっていた。
キーパーの予期せぬ交代は、ゲームプランそのものを破壊すると同時に、
“アボンダンシエリのパントキック”というスーパーな武器も失うことになった。
決着が付いた後・・・
ソリンとバラックの声明を台無しにする暴力行為があった。
アルゼンチンは、長らく返上していた“汚名(野獣)”を、挽回してしまった。
・・・試合前、通路で入場を待つ時のソリンの表情が好きだった。
列の先頭に立ち、集中しきった顔で遠くを見つめる怪人を、もう見られないのが寂しい。
このブログのプロフィールの絵が、怪人・ソリンです。
ちなみに、その前はカントナでしたから、変人、怪人の連発だったわけです^^