インターネットでの先行予約ではすぐに完売となっていましたが、東急田園都市線の某駅で買うことができました。2000円です。
すずかけ台駅、長津田駅、つきみ野駅、中央林間駅、あざみ野駅の入場券(しかも写真付きの硬券)、東急線ワンデーパスのセットです。台紙には、最近のものばかりですが8500系の写真がたくさん入っていました。また、上の写真は、既に種別表示器や行先表示器がLED化されているにもかかわらず、「祝ステンレスカー誕生20周年」などのヘッドマークが正面に取り付けられている8500系の5編成をとらえたもので(しかも真ん中は青帯の8637Fです)、おそらくは長津田検車区で撮影されたものでしょう。さらにクリアファイル2枚も付いていました。
8500系は1975(昭和50)年にデビューしました。当時、私は小学校1年生でした。それ以前から東横線で8000系が活躍しているのを見ていましたし、初代7000系などのステンレスカーも見慣れ、乗り慣れていましたが、この8500系には子どもながらに一種の衝撃と期待を覚えた記憶があります。実際に、東急では最大となる400両が製造されたのでした。
元々が新玉川線用および帝都高速度交通営団(当時)半蔵門線用として製造された8500系は、鷺沼検車区→長津田検車区、元住吉検車区に配備され、新玉川線、田園都市線、大井町線、東横線で大活躍しましたが、1980年代には徐々に新玉川線および田園都市線に集結し、最終的には、新玉川線および田園都市線では10両編成、大井町線では5両編成として運用されました。また、半蔵門線の開業時から数年間は、営団の路線であるにもかかわらず、この8500系だけが運用に就いていました。
1990年代に2000系、2002年から5000系が田園都市線に投入され、8500系の廃車が進み、一部は秩父鉄道や長野鉄道などに譲渡されましたが、東武伊勢崎線・日光線にも乗り入れるようになりました。2023年1月に東急田園都市線から引退することとなりますが、47年程も活躍し続けたこととなります。
記念乗車券と言えば、2012年4月7日の11時30分28秒付で「新玉川線開通35周年」という記事もありますので、御覧ください。
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