〔今回は、「待合室」の第448回として、2011年10月24日から同月30日まで掲載したものです。写真撮影日である2011年4月14日当時の様子をお伝えしたく、文章に修正の手を加えておりません。〕
尾山台といえば環状8号線、とくに外車屋の多さで有名でしょう。いつごろからそうであるのかはわからないのですが、少なくとも私の小学生時代からそうであったはずです。何故、外車屋が多いのかはわかりません。バブル経済期までは、JAXという有名な会社がありました。現在、この辺りにはフォルクスワーゲン、アウディ、シトロエンなどの販売店があります。私がこの6年ほど乗っているフォルクスワーゲンの5代目ゴルフGLiも、この尾山台で買いました。それまで、マツダのファミリア・シャテレ、日産のパルサーJ1J、同じく日産のウイングロードXと、国産車を乗り継いできた者として、ドイツ車を買うには不安もあったのですが、幸いにして、購入してから一度も大きな故障などはありません(リコールには2回出しましたが、とくに問題なく戻ってきました)。
朝の環状8号線ですが、上野毛、瀬田、高井戸などの渋滞の様を知っている者としては、驚くべきほどの交通量の少なさです。休日ではなく、平日の朝です。外回りであれば、上野毛駅付近から東名東京インターチェンジ、さらには高井戸あたりまで渋滞が続くことも少なくありません。内回りも、やはり東名東京インターチェンジ、瀬田交差点の辺りが渋滞します。しかし、尾山台付近は、平日でもそれほど渋滞しないようで、少なくとも私には経験がありません。
玉川田園調布、蒲田方面です。左側が内回りなのですが、ほとんど車が走っていないという状態です。内回りを走っていると、等々力不動前交差点で目黒通りに入る車が多く(私もそうでした)、この辺りは空いています。この先も同様で、玉川田園調布、田園調布警察署前交差点の辺りでも、交通量が多くなる時はあっても渋滞することはほとんどありません。
上野毛駅で環状8号線と東急大井町線が交差した後、玉川浄水場前交差点までは両者が並行するような形となっています。等々力不動前交差点は等々力駅に近く、尾山台交差点は尾山台駅に近く、玉川浄水場交差点は九品仏駅に近いのですが、大井町線は九品仏駅を出ると左のほうに大きく曲がるため、環状8号線から離れていきます。田園調布警察署前交差点から先は、東急池上線と並行するような形となります。
尾山台交差点です。道路の上にある案内標識はこの先の等々力不動前交差点のもので、尾山台交差点の場合は右折すると尾山台駅、左折すると東京都市大学世田谷キャンパスに向かいます。奥に見えるのは、方角からして二子玉川ライズでしょう。
尾山台駅前商店街です。東京都市大学の最寄り駅となっていることもあって、学生の姿も多く見られます。撮影日は2011年4月14日で、東京都市大学は前期の講義期間に入っていたようです。 もしかしたら、東京都市大学もまだ前期の講義期間に入っていなかったのかもしれませんが、それにしては多くの学生が歩いていました。
「4月なのだから前期の講義期間に入っていて当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、2011年に限っては当たり前のことではないのです。3月11日の大地震の影響を受け、首都圏の大学では講義開始の時期を4月上旬から下旬に、または5月上旬にずらせた所が多いのです。たとえば、私が勤務する大東文化大学では、信濃町駅の真上にある法務研究科(法科大学院)のみが例年通り4月1日から開始で、法学部・法学研究科など、板橋校舎と東松山校舎では5月6日から開始となりました。また、國學院大學は4月23日から開始となりました。
商店街と交差する道路は、住宅地を貫きます。閑静な住宅街で、起伏が多いこともおわかりになると思います。商店街は、環状8号線から尾山台駅に向かって緩やかな下り坂になっています。また、一方通行の道路が多いので、この辺りを車で走る時には注意をしなければなりません。ゆっくり歩いて楽しみたいものです。それが散歩なのですから。
先ほどの写真とは逆の方角を撮影してみました。ようやく車一台が通れるような幅しかありません。車が通らなければ子供の遊び場としても十分なくらいです。しかし、私の子供の頃と比べてみても、道路で遊ぶ子供は少なくなりました。
尾山台図書館がありました。この建物は尾山台地区会館で、その中に図書館があります。世田谷区は東京都の特別区の中で最も人口が多く、面積も広いだけに、16の図書館、5の「まちかど図書室」を有しています。この尾山台図書館ですが、それほど大きな建物ではないので、蔵書数もそれほど多くないかもしれません。
何度かこの商店街を歩いていますが、図書館があるのを知ったのは撮影日になってからのことです。大井町線を利用することは多いのですが、大抵は他の路線に乗り継ぐために使用しておりまして、自由が丘以外の駅で降りることはあまりありません。尾山台駅を利用するのも、私がゴルフを買ったことによるもので、それまでは利用したことがなかったのです。
駅に向かって商店街を歩いています。車道はそれほど広くありませんが、歩道がやや広くなっており、歩きやすいと感じられます。夕方には自動車通行禁止の措置がとられます。大井町線の沿線は大規模な商店街や大規模店舗が少ないのですが、大井町、自由が丘および二子玉川を別格とすると、尾山台駅前の商店街は中延駅前の商店街の次に大きいと言えるでしょう。但し、これは、一応は大井町線の全駅を利用したことのある私の印象に過ぎません。
商店街から等々力駅方面に伸びる道です。こちらはやや幅が広くなっています。この道を歩いていけば、目黒通りの下を抜けて等々力駅前商店街へ出ます。
世田谷区には尾山台という地名があります。大井町線の尾山台駅の1番線(下りホーム)も世田谷区尾山台にあります。しかし、駅の所在地は尾山台でなく、等々力5丁目となっています。尾山台という地名は駅の南側の、商店街の東方に広がっており、駅の北側と南側の西方は等々力です。ウィキペディアでは尾山台駅の所在地が尾山台3丁目となっていますが、これはウィキペディアに付き物の誤りでして、東急は公式に等々力5丁目としています。
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