ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

偶然、見かけた記事ですが

2015年02月18日 18時23分48秒 | 受験・学校

 このブログは「gooブログ」を利用していますが、gooのサイトで「本当か?」と思う記事を見つけまして、日刊SPA!のサイトにアクセスしてみました。

 タイトルが「自分が入った大学の名前を漢字で書けないバカ学生たち」となっていて、唖然とする内容です。しかも、2月17日発売の週刊SPA!(2月24日号)では特集が組まれているそうです。

 時々ですが、誤報か嘘であって欲しい記事というものがあります。このブログでは、そのものズバリで「誤報か嘘であって欲しい報道」というタイトルの記事を、2014年2月4日12時50分20秒付けで載せましたし、「大学でbe動詞の授業~~しかし、実態は、少なからずこのようなもの~~」という記事も2014年2月12日23時50分48秒で載せています。日刊SPA!の記事も、誤報か嘘であって欲しいのですが、どちらでもないのでしょう。悪いことに、私自身も似たような経験をしているのです(ここに詳しく書くことは、さすがに憚られます)。

 週刊SPA!は、以前にもこの種の記事を載せているようです。日刊SPA!のサイトでは、2012年5月22日付の「ド底辺大学生 算数レベルの問題で『漢字がわかりません』」という記事なども掲載されています。

 もっとも、この類の話はここ数年の間に始まったものではありません。岡部恒治教授らが編者となった『分数ができない大学生』という本が東洋経済新報社から発売されたのは1999年でした(2010年にちくま文庫から「新版」が発売されています)。また、もう10年以上も前に、たしか法令ニュースという雑誌であったと記憶していますが、アルファベットを書けない、九九(つまり掛け算)ができない、などというような学生が集まっている大学があり……、と書かれた記事がありました(『分数ができない大学生』は「甘い」という趣旨も書かれていたはずです)。


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