〔今回は、「待合室」の第132回(2005年2月21日から3月1日まで)として掲載した記事の再掲載です。なお、若干の修正を加えています。〕
以前住んでいた所の近くで、何度となく通ったりした場所は、時々、懐かしく思い出したりするものです。今回はその一つとして、2004年12月26日に歩いた大分市大字竹中の風景を取り上げます。大分大学在職中には、何度となく自動車で通っていた所です。
大南大橋を渡って県道中判田犬飼線を中判田方向に歩いた所です。奥のほうに豊肥本線の鉄橋が見えます。奥のほうへ行くと、以前の小田急大分カントリークラブ(撮影日よりも何年か前に小田急が撤退しています)、そして黒仁田林道に向かいます。道が狭くなり、本当にここは中核市なのかと疑わせるような光景が広がります。
先ほどとほぼ同じ地点です。このあたりは、私の記憶などに誤りがなければ大字竹中の冬田地区です。当時、県道中判田犬飼線にはバス路線もあったのですが、これが1日2往復しかなく、しかも、河原内発のバスは中判田駅から少し離れた白滝橋のすぐ近くにある辰口バス停止まりでした(その後、大分バスが整理回収機構の支援を受けて私的整理を行ったことに伴い、バス路線網の大再編が行われ、河原内までの路線は廃止されました)。
大野川の対岸には国道10号線が通っていますが、県道中判田犬飼線は、白滝橋付近の交差点から竹中中学校付近の交差点まで、かなり長い距離の間、信号機がありません。空いているので、抜け道のようなものとして利用していました。
大南大橋のそばです。橋を渡れば中戸次のほうに出ます。かつての私の自宅から5キロメートル以上も離れていますが、食事や立ち読みなどで何度も訪れています。自動車で利用しやすかったのと、私にとっては美味い中華料理屋があったためです(何度か、ゼミの学生を連れて行ったことがありました。この日も、その店に行って食事をしてきました)。
大南大橋から中竹中バス停を通り、または竹中トンネルを越えて少し南側に行った所です。河原内の入口というべき交差点の近くです。この道をさらに進むと、竹中駅、そして犬飼駅に出ます。
大字竹中といいますが、豊肥本線の竹中駅は大字竹中にありません。竹中駅は大字端登にありまして、駅の周囲には数軒の民家があるだけです。駅から大字竹中の各集落まで歩くと、意外に時間がかかります。
橋の上から国道10号線の方向を撮影してみました。左側に見える道路は県道中判田犬飼線の旧道です。奥のほうには榎峠も見えます。 大分市を歩いているとは言え、大分駅から10キロメートル以上も離れると、県庁所在地とは思えないような風景に出会います。私も、2004年3月まではこの竹中などを何度となく通り、歩いたのでした。
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