先日、川崎市内の某所を通ったら、6月30日に聖火リレーが行われるので通行規制が行われる旨の立て看板を見かけました。どこからというのは見落としましたが、上小田中付近までという字は見えました。
上小田中(かみこだなか)といっても狭い町丁ではないので、一体何処を通るのかと思っていたのですが、先程になってわかりました。きっかけは、神奈川新聞社のサイトに掲載されている「五輪聖火リレー、神奈川は公道走行を中止 藤沢でのPVも」(https://www.kanaloco.jp/news/government/article-535661.html)という、今日(2021年6月11日)の13時39分付の記事です。
このコロナ渦で公道でのリレーの中止は当然だろうと思うのですが(何せ、加山雄三さんも辞退されています)、記事にもコースのことは書かれていないので、神奈川県のサイトを見たら、出ていました。細切れもよいところですし、川崎市内では、おそらく1キロメートルほどしかない区間の1つだけでした。等々力陸上競技場から武蔵中原駅付近までであったのです。おそらく、等々力陸上競技場から国道409号に出て、小杉十字路(中原小学校の近くにある交差点で、武蔵小杉駅から結構離れています)から中原街道に入って武蔵中原駅付近に出るか、国道409号を宮内の方に走り、宮内交差点から富士通の裏に出るか、いずれかのコースでしょう。
立て看板を誰が作成したのかわかりませんが、武蔵中原駅付近と書かなければ、地元の人間でもどこかわからないでしょう。武蔵中原駅は上小田中6丁目にありますが、この駅から1キロメートル以上も離れた第三京浜道路の近くが1丁目で、武蔵新城駅が最寄りとなります(それでも徒歩であればかなりの時間がかかります)。
川崎市ではこの地味な区間だけがコースになっており、川崎駅前も武蔵小杉駅前も外されたので、随分と馬鹿にされたものです。まあ、中止になって何よりとは思います。国道409号も中原街道も、通行量の少ない道路ではありません。
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川崎市は政令指定都市ですが、何かと軽く見られる都市の代表的な存在でしょう。新幹線の駅もないし、リニアモーターカーの駅が建設される予定もありません。今や全国的にも有名になった湘南新宿ライン・横須賀線(どちらも正式には東海道本線)の武蔵小杉駅も、できたのは最近であり、それまでは完全に無視されていました。何せ、私が小学生の頃には東海道本線の普通列車も川崎駅は通過していたのです(横須賀線のみ停車していました)。ついでに記すと、川崎駅などはJRの「横浜市内」区間に入っていますが、これは南武線の矢向駅が横浜市鶴見区にあるからでしょう。隣の鹿島田駅から先の川崎市内の駅は、特定区間から除外されています。
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