東急田園都市線溝の口駅の定期券売場が今年の2月28日に営業を終了することは、このブログでも写真で紹介しました。
私は、大学院生時代の5年間、通学のため溝の口駅を利用していました。当時の定期券売場は現在のetomoの場所にあり、テコプラザ(現在の東急トラベルサロン)も同居していました。いつも客が多かったことを思い出します。テコプラザも何度か利用しており、神戸港から大分港までのフェリーの予約などもしてもらったことを覚えています。
当時は、まだ自動券売機で定期券を購入できるようにはなっていなかったのでした。そのためもあって、定期券売場のある駅は多かったのです。
溝の口駅で乗り換えることができるJR南武線の場合は、浜川崎支線の駅はわかりませんが川崎駅から立川駅までの、分倍河原駅を除くどの駅でも定期券を購入できました。これに対し、東急や営団など多くの私鉄では、定期券は定期券売場のある駅でなければ買えなかったのです(例えば、1980年代から90年代にかけて、日比谷線であれば恵比寿駅や霞ヶ関駅には定期券売場がありましたが、六本木駅などにはなかったのでした)。
記憶の限りではありますが、大学院生時代に東急線で定期券売場があった駅は、渋谷駅(東横線、田園都市線のそれぞれ)、祐天寺駅、自由が丘駅、武蔵小杉駅、日吉駅、菊名駅、横浜駅、目黒駅、大岡山駅、蒲田駅、五反田駅、旗の台駅、雪が谷大塚駅、大井町駅、三軒茶屋駅、二子玉川駅、溝の口駅、鷺沼駅、あざみ野駅、青葉台駅、長津田駅、中央林間駅、上町駅です。元住吉駅にもあったかもしれません。
しかし、コロナ渦より前から、駅の定期券売場は消滅しつつありました。定期券販売機能のある自動券売機が増えましたし、現在ではスマートフォンで購入することもできます。そのため、現在では渋谷駅、自由が丘駅、日吉駅、横浜駅、二子玉川駅、鷺沼駅、あざみ野駅、青葉台駅にのみ定期券売場があります。