ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

法科大学院からの撤退 これで3校目

2012年05月29日 08時51分38秒 | 受験・学校

 今日の朝日新聞朝刊38面14版、日本経済新聞朝刊38面13版に、明治学院大学が法科大学院から撤退するという趣旨の記事が掲載されています。昨日の夜、朝日新聞デジタル版に記事が掲載されており、私はその記事を読んで知りました。

 撤退を表明したからと言って、すぐに法科大学院がなくなる訳ではありません。在学生が全員修了するまでは存続します。ただ、今年度は募集をしないということですから、遅くとも5年後には法科大学院が廃止されるということです。

 最初に撤退を表明したのが姫路獨協大学で、次が大宮法科大学院大学です。但し、大宮法科大学院大学の場合は桐蔭横浜大学法科大学院と統合し、桐蔭のほうが存続校となります。明治学院大学の場合は、どこかと統合するのではなく、純粋に廃止するということのようです。

 これまで撤退を表明した3校は、いずれも過去の司法試験の合格率が低く、従って合格者数も少ないというところです。大宮法科大学院大学の場合は東京第二弁護士会と提携しているだけに、法科大学院全体の低迷を象徴するような話となりましたが、統合先も決して合格率がよい訳ではないので、今後が見えない状況が続くこととなります。

 他校のことをあれこれ言えません。大東文化大学の法科大学院も、合格率が低く、合格者数の順位、合格率の順位のどちらも、下から数えたほうが早いのです。


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