2022年3月31日をもって3Gサービスが終了するという知らせを何度か受けています。
私は、この3Gサービスのフィーチュアフォンの契約をしています。とは言っても、iPhone12を持っている私がフィーチュアフォンも使用しているのではなく、親に持たせているのです。
元々は、東日本大震災を教訓に、何かと外出する母に持たせるために契約したのですが、6年前に母が亡くなってから父に持たせています。一度も機種変更をしていないので、10年は使ったでしょうか。もっとも、使用頻度はかなり低いのです。何せ、母は携帯電話が重いと言ってあまり持ち歩かなかったし、私にも「こんな重い物は持って歩けない」という趣旨のことを言っていました。携帯電話が重かったら何も持ち歩けないと思うのですが……。
今後も契約を継続するならば機種変更をせざるをえないのですが、フィーチュアフォンが良いのかスマートフォンが良いのか、迷うところです。ちなみに、電話会社から届いた案内では、日本の会社が製造したフィーチュアフォンとスマートフォンの両方が1機種ずつ紹介されていましたが、スマートフォンのほうはAndroidです。
料金はフィーチュアフォンのほうが安いようです。また、重量もフィーチュアフォンのほうが軽いです。ただ、フィーチュアフォンの機能はかなり限定されますし、スマートフォンを利用している者であれば不満も多いでしょう。
もっとも、メール機能も使用しない高齢者であれば、フィーチュアフォンのほうが操作しやすいでしょう。基本的に電話をかけたりするだけならば、スマートフォンである必要もないからです。インターネットを利用しないのであれば、スマートフォンは無駄になりかねない訳です。
よく、デジタル・ディバイドと言います。高齢者にはパソコン、タブレットPC、スマートフォンなどが使いにくい(使えない)ということです。実際のところ、覚える気があるかないかという部分も大きいという実感はあります。高齢者でも電車の中でフィーチュアフォンやスマートフォンでメールのやりとりなどをしている人は少なくありませんし、逆に頭から使えないと言う人もいますから。
そうして色々と考えると、高齢者に持たせるならばまずはフィーチュアフォンだろうと考えられます。覚える気もない人にスマートフォンを持たせても意味はないですから。
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私は、どうも「スマホ」という表現に馴染めません。まず発音しにくいからです。Phoneは「ホン」でなく「フォン」あるいは「フォーン」という発音ですし(少なくとも「フォン」か「フォーン」のほうが近いです)、「フォン」あるいは「フォーン」のほうが発音しやすいのではないでしょうか。
ちなみに、フランス語、イタリア語、スペイン語では「ホン」というような発音がありません。h〔フランス語ならアシュ(アッシュ)、イタリア語ならアッカ、スペイン語ならアチェ〕は発音しないのです(方言であれば発音する場合もあるでしょうが)。例はフランス語のhommage(オマージュ)、スペイン語のhola(こんにちは、というような挨拶の言葉)です。また、ドイツ語でもhを発音しないことがあります。例えば、Hahn(雄鶏)という単語の場合、最初のHは発音しますが、aとnとの間にあるhは発音しません(長音記号のようなものと考えればよいでしょう)。
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フィーチュアフォンやスマートフォンの話から離れますが、首都圏などでは御馴染みの、駅の自動券売機も使い方がわかりにくい、という人が少なくありません。もっとも、これは機械の操作そのものがわかりにくいというより、日本の鉄道網が複雑であることなどのほうが大きいでしょう。
先日、高津駅で外国人に乗車券の買い方を尋ねられました。高津駅から田園都市線に乗り、東京メトロ半蔵門線の某駅へ行きたいということでした。
実はここに厄介な点があります。田園都市線は東急電鉄の路線ですから、直通運転するとはいえ、半蔵門線の各駅は別会社の駅であるということになります。そうすると、最初の画面に登場する金額のボタン(状の画面)を押しても、世田谷線を除く東急線の各駅までしか乗車券を買えないのです。この場合には、東京メトロ云々と書かれているボタン(状の画面)を押し、画面を変えなければなりません。横浜高速鉄道みなとみらい線などについても同じです。
私にとっては東急電鉄が最も身近なので例として出しましたが、他の大手私鉄やJRについても同様です。私が大学院生であった頃までであったか、本当にボタンが並べられていた自動券売機のほうが使い易かったということは言えるかもしれません。このように記す私は、現在、PASMOを使っているのですが。
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