今回は、二ヶ領用水を離れ、国道409号に向かって歩きます。
この辺りは古くからの一軒家とアパートメントハウス(俗に言うマンション)が入り交じっています。しかし、川崎市による線引き(都市計画法による)のためか、三丁目の東側や四丁目、五丁目と異なり、高層建築物は多くありません。
完全に旧大山街道の裏道で、幅は狭いのですが、何故か一方通行ではありません。しかし、この先は一方通行だらけのため、自動車の通行量は多くありません。そのため、私は溝の口駅方面へ歩く際によく使います。旧大山街道(神奈川県道14号鶴見溝ノ口線)も幅が狭く、歩道もなく、バス通りであるだけに自動車の通行量は多いためです。
溝口は、JR武蔵溝ノ口駅・東急溝の口駅周辺を除けば、ほとんどが住宅地(一部は農地)です。そして、三丁目には旧家が多いのです。敷地はそれほど広くありませんが、庭があります。私も木々の生えた庭のある家で育ちましたので、こうした家を見ていると懐かしさを覚えます。
柑橘系の木が道路から見えます。川崎市はミカンなどの産地ではないはずですが、高津区、中原区、宮前区、多摩区、麻生(あさお)区では、時々、このように庭に植えられている柑橘系の木々を見かけます。
季節柄でしょうか、たくさんの実がなっていました。
高津区は梨、ブドウなどの産地でもありました。また、千年や久末では野菜を作っています。溝口三丁目にあった大和屋という洋菓子店では、高津区産の人参を使って作ったケーキが売られていました。なかなかの美味でしたが、改装で1年ほど休業し、名称もアンディガーデンに変わって再開してからはそのケーキがなくなってしまいました。
高津区でも橘地区であればこのような住宅は多く残っていますが、高津地区では少なくなったようにも思えます。但し、溝口六丁目や久地、宇奈根といった所をあまり歩いていませんので、よくわかりません。
一見すると教会のように見えますが、アパートメントハウス(マンション)です。周囲には一軒家が多いこともあり、溶け合っているようにも感じられます。
この少し先に、コンビニエンスストアとスーパーマーケットの中間のような店舗、まいばすけっとがあります。2010年までは吉田屋という、完全に地元の小さなスーパーマーケットがありました。お客は多かったはずです。その場所にまいばすけっとが開店したのは翌年でした。
それにしても、最近のまいばすけっとの増殖には驚かされます。溝口三丁目にオープンする前は二子新地駅前商店街(松栄会)にある程度で、私がまいばすけっとの存在を知ったのもその店でしたが、今、この辺りでは二子四丁目、溝口六丁目、二子一丁目、少し離れて久地二丁目、北見方三丁目にあります。都営三田線の西台駅周辺にも、私の知る限りで東口と西口に一軒ずつあります。高島平には、まいばすけっとと同じくイオン系のアコレもあります(西台二丁目にもアコレがあります)。イオン系と言えば郊外の大規模ショッピングモールというのが、大分時代からの私のイメージでしたので、意外でした。
この道を奥へ進めば、「溝口三丁目散歩(6)」で取り上げた更科やバードランド・カフェの近くに出ることができます。
旧大山街道の近く、掛川新聞店のそばの交差点を臨みます。真っ直ぐ進んでも左折しても溝口南公園に行くことができますが、高津バス停(高津駅前バス停ではありませんので、注意して下さい)、灰吹屋薬局旧本店に向かうには左折します。さらに少し進めば高津交差点で、お茶と秤の店である田中屋があります。
右折すると川崎市大山街道ふるさと館、アンディガーデンや糀ホールに出られます。いずれも三丁目にあるので、機会があれば寄りたい所です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます