ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

天声人語の巧さ

2013年06月20日 17時23分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

 新聞1面のコラムの代名詞ともなっている「天声人語」は、言うまでもなく朝日新聞のコラムです。時々、気になるものなどを切り抜いたりしていますが、やはり、表現の巧さには感心しますし、これを手本に勉強しなければならないという気を起こさせます。

 昨日の天声人語は、肝心な所に日本語の基本リズムである七五調を織り込んでおり、読んでいてうなってしまいました。「安倍政権の原発回帰は『どさくさ』『うやむや』『なし崩し』が3本の矢だ。」と書かれていたのです。途中まで(「なし崩し」の部分まで)は七・七・七・五の都々逸にもなっています(実際には七・八・八・五ですが、字余りがかえってリズムを作り出すことも多いものです)。

 どうしようもない言葉が三つも並んでいますが、実際がこんなところなのでしょう。頭に入りやすい調子で、しかも納得のいくフレーズでした。

 


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