08系は、2002年に東京メトロ半蔵門線の輸送力増強用として登場しました。これは、2003年の半蔵門線三越前駅〜押上駅の開業、および東武伊勢崎線・日光線との直通運転開始に備えてのことで、この点で東急5000系と共通するところがあります(但し、東急5000系は8500系の置き換えの意味も込められていました)。10両編成6本が鷺沼検車区に所属しており、半蔵門線はもとより、東急田園都市線、東武伊勢崎線・日光線においても運用されています。
二子玉川駅に、各駅停車長津田行きとして08系08-104Fが到着しました。これに乗って、うちに帰ることとします(私は根っからの川崎人、しかも町工場ばかりの地域に育った者なので「いえに帰る」とは言いません)。
高津駅で降りて、次の溝の口駅に向かって出発するところを撮影しました。
3編成しかなかった東急2000系ほどではないですが、田園都市線を利用する者にとっても08系は見かける機会が少ない車両です(編成数が少ないので当たり前のことではありますが)。帝都高速度交通営団の時代には、銀座線用の01系、丸ノ内線の02系など0Xシリーズが次々に登場しましたが、08系は最後に登場したものであるとともに、21世紀に登場した唯一の系列です。
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