北陸路

2006年08月14日 | 
23時33分 上野駅地上16番線。
急行「能登」は、その老体を感じさせないほど
静かに走り出す。

この日は夏休みの、しかもお盆休みの週末とあって、
グリーン車を含め満席。
里帰りや観光旅行、登山と、それぞれ思い思いの格好をしている。
なにより、この列車は高崎線の終電的役割もあるため、
サラリーマンも多く乗車している。

今回、私は能登半島へ旅に出る事にした。
そこに何かがある訳ではない。
ただ「なんとなく」行ってみたくなったのだ。
ちょっと贅沢にグリーン車に乗車。
古い車両の割には、座席が交換されていて
強いて言えばJALのクラスJほどの感じだ。
これなら完全にリクラインさせても、前後は窮屈でないし
寝苦しくもない。

流れ去る車窓の風景は
いつも眺めている風景となんら変わりのない、
金曜夜の東京の景色だけれど、
なんとなくノスタルジックに見える。
コメント (2)
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