情景を描くということ

2009年07月05日 | 徒然
最近、また写真をうpしなくなりました。

今回は意図的です。


自分の文章力で、どれだけ情景描写できるかな?
と思ったからです。

私の好きな作家に
宮脇俊三という人がいます。

宮脇俊三は鉄道旅行を題材とした紀行文を
数多く残されているのですが
その作品中には写真が一切と言っていいほど使われていません。

それでいて、読んでいるとその文中の光景が
今、目の前に流れていくような
詳細かつ簡潔で、しかもわかりやすい文章で書かれているのです。


写真に残せるのは
そこにある事実の風景だけ。
文章で残せるのは
事実に加えて、その周囲の空気感や「情景」も残せるものだと
思っています。

拙い文ですが
そんな「情景」を書いてみたくて
写真を敢えて載せない文章を
書いたりしてみています。
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