西成

2009年07月10日 | 
昨日は七夕という事もあって話題が飛んでしまいましたが
引き続き大阪の話題です。

西成区は、閑静な住宅街と労働者の町という
2つの顔を持った区域である。

残念ながら、さまざまなニュースソースの影響もあって
西成区というと「あいりん地区」が真っ先にイメージされてしまうが
それだけではない様々な表情を持っている。

と、前置きしておきながら
やはり記事を書くとなると、どうしてもあいりん地区の事になってしまう。

最近はパックパッカーなどが安い宿を求めてやってくるため
労働者が泊まれないなんていう事態も起こっているらしい。

それよりも、この町の魅力はなんといっても
「安く飲み食いできる」こと。
もちろん立ち食いだけれども
串揚げや焼き鳥が「まさか」の値段で食べられる。

ただ、あからさまに旅行者風の格好をしていると
どうやら嫌な顔をされるようである(当たり前といえば当たり前だが)


道を歩いていると
おっちゃんが不思議なお店を開いてたりする。

道端にブルーシートを広げて
「片方だけの下駄」「コードレスホンの子機だけ」「自転車のサドルだけ」
といったものを売っている。
1つ50円っていうダンボールの切れ端に書いた値札もある。
聞けば、100円あれば酒が飲めるから
2つ売れればそれで1日ハッピーなのだそうだ。

どこで仕入れるのかは教えてくれなかった。
誰が買ってゆくのかもわからない。
おっちゃんは歯の無い笑顔で
「ここにおる連中同士の助け合いやね」
とだけ言った。
コメント
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