台湾に残る神社

2010年06月20日 | 
台湾は、太平洋戦争終戦まで
日本の領土でした。

そのため、当時は各地に神社が建立され
住民たちの「氏神さま」として祀られてきました。

終戦後、国民党政府が上陸した後は
日本のものはすべてといっていいほど破壊されましたが
その一部は実は住民たちの必死の保護などによって
今日まで残されてきました。

李登輝総統以降の民主化によって
日本時代の文化が見直されたり
古蹟保護を行うようになり
明治から昭和初期にかけての文物や
それ以前の清による統治時代のものも
現在では気軽に目にしたり
写真に写すこともできるようになりました。


桃園忠烈祠は台北から程近くの桃園市にあります。
もともとは桃園神社という、日本の神社でした。

ここは、神社建築がそのまま残されている
台湾ではかなり貴重な史跡です。
手水舎、社務所、狛犬、拝殿、本殿と
日本の神社そのままです。

いまは訪れる人も少ないこの場所。
少しわかりにくい場所ですが
一見の価値はあります。
コメント (2)
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