多摩川決壊の碑

2020年09月29日 | 東京のお散歩
昭和四十九年(1974)9月1日昼頃。
前日深夜から、台風16号の伴う大雨によって増水した多摩川が
ついに二ヶ領用水宿河原堰左岸下流(東京都狛江市)で一部決壊、
同日夜までに本堤防が決壊、3日午後までに堤防260mが決壊し
住宅19棟が流出する惨事となりました。

住民はすでに避難しており、自衛隊も築堤爆破などを行い
更なる被害拡大を防いだため幸い死傷者は出ませんでした。

住宅流出の映像は、後に山田太一脚本の「岸辺のアルバム」でも使用され
水害の映像として、昭和の人間の脳裏に深く刻み込まれました。

現在、小田急線和泉多摩川駅近くの狛江市猪方4丁目の決壊した堤防跡に
「多摩川決壊の碑」が建てられています。










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