江島神社奥津宮

2022年08月12日 | 神奈川のお散歩
宗像三女神のうち一番の姉である多紀理比賣命を祀る江島神社の奥津宮は、かつては本宮御旅所と呼ばれ、岩屋本宮に海水が入り込む夏の間の「神様の避暑地」でした。

荘厳を極めた社殿を有していたと伝えられていますが、天保十二年(1841)に焼失し、翌年再建された入母屋造りの社殿が現在も遺されています。

昭和五十四年(1979)に屋根を、平成二十三年(2011)には本殿が改修されました。

拝殿の天井には、酒井抱一によるどこから見てもこちらを睨んでいるように見える「八方睨みの亀」が描かれています。

ただし現在拝殿に描かれているものはレプリカで、実物は社務所にて保存されています。
こちらの絵は平成六年(1994)に、日本画家片岡華陽氏の手で復元され、藤沢市の有形文化財に指定されています。

拝殿


拝殿から本殿を望む


八方睨みの亀


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする