駒場の淡島通りに面して地蔵堂が建てられています(目黒区駒場2-17)。
一番西側は水子地蔵で、東側には駒場地蔵尊と書かれた提灯のもと
聖観音像と3座のお地蔵さんが奉安されています。
これらは江戸時代のもので、淡島通りは滝坂道という
甲州街道整備以前からの江戸と府中を結ぶ道だったため
庚申塔の役目も果たしていたと思われます。
このお地蔵さんは「締切地蔵(〆切り地蔵)」とも呼ばれ
一説に近隣で疫病が流行った際、駒場村の人たちが祈ったところ
村の人たちは誰一人疫病に罹らなかったことから
病気を締め出す「しめきり地蔵」と呼ばれるようになったそうです。