文京区向丘の天昌山松翁院光源寺は、天正十七年(1589)に仙石秀久が開基となり、神田に創建された浄土宗寺院で
慶安元年(1648)に現在地へ移転しました。
江戸時代の豪商丸屋吉兵衛が長谷寺に詣でた際に十一面観音を拝し、江戸にもこのような観音像を勧請したいと思いたち
写しを建立し光源寺に奉安したものが、駒込大観音ですが
東京大空襲(5月24日)で焼失してしまい、その後昭和時代には小さな観音様を台座に安置し、これを大観音としていました。
平成五年(1993)に、二代目の「大観音」が再建、開眼されています。