ジャズマン

2006年04月15日 | 
年老いたJazz menは
今夜もこのホールで奏でる。
上海の老舗ホテルのジャズクラブ。

カクテルを飲み干し
ワインに変える。
ワイングラスの向こう側では
西洋人たちが曲にあわせて踊る。

あのJazz manは、
文革をも越えて楽器を手放さなかった。
その演奏は誇りに満ち溢れ
いま私の耳を愉しませてくれる。

ふと、酔った脳裏に思った。
多分、これが一番上海らしい風景。

夜も更けて外へ出ると
そこには満天の星ならぬ街の灯りが
川からの甘くて少し冷たい風に
揺らいでいた。
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表通りからみた上海 裏通りから見た上海

2006年04月14日 | 
雑然とした秩序のなかで
華やかに着飾った表通り。
観光客であふれ、中国語や英語、日本語が飛び交う。

一歩路地裏に入る。
道端に坐った2人のおっちゃん。
上海語で大声で話す。
喧嘩をしているのかと間違えるような
そんな大声だ。

どちらも上海。
路地裏は、決して取り残されているのではなく
アイデンティティをもって
路地裏でいるのかもしれない。
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甘い風につつまれて

2006年04月13日 | 
清明節のこの頃
朝晩はまだ少し冷え込む。

川面を伝う風が
甘く体をつつみこむ
賑やかな川沿いの道。

深夜になってもその喧騒は
静まることはない。

行き交う車の音を聞きながら
更けてゆく夜を
ビール片手にゆっくり味わう。
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國父 孫逸仙

2006年04月12日 | 
孫逸仙。孫文である。中山の号でよばれることもある。
彼は、太平天国後の清朝末期に世界を遊説し
中華民國の樹立に貢献し、初代の総統となった。

現在の中国つまり中華人民共和国は、毛沢東を中心とした
共産党国家であるが、いまだに國父孫逸仙は
中国人たちに敬愛されている。
国共合作、国共内戦、文革・・・
庶民たちは様々な国策に翻弄されて生きてきた。

他民族王朝、ハワイ育ち、幾度の蜂起失敗、
そんなさまざまな苦労の中で
中華の近代化の礎を気付いた逸仙は、
困難に立ち向かう華人たちの、一つの心の支えなのかもしれない。
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無国籍な街

2006年04月11日 | 
上海には、色々な建物が存在している。
かつて「多国籍」だった上海も、
次第に「無国籍」化してきている気がする。

ふと立ち寄った街角。
どこかで見た風景。
決して悪いものではないのだが、
味気ない「美しさ」は
それもやはり上海の魅力なのだろうか。
外国人観光客だけが
喜んでいた。
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昼下がりの上海

2006年04月10日 | 
上海は、実に不思議な街だ。
新しきもの、古きものが無秩序に混在し
そこに欲望や野望といったスパイスが入り
一つの都市を形成している。

私はこんな街が大好きだ。
自然の風景や農村ののんびりした景色、
満天の星、どこまでも広がる大海原も美しいが
人生にさまざまなものを背負った人々が
何事も無く行き来する混沌とした街角が
私の一番落ち着くところなのだ。

そんな上海の街の片隅の
古い建物で、のんびりと午後を過ごす。
そこには欲望も野望もなく
ただ静かに時間が流れていた。
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到着ロビーで思った

2006年04月09日 | 
香港からの最終便で、台北へ帰った。
深夜の空港は
それでも幾人かの出迎えの人が到着ロビーにいて
でも、こんなシチュエーションでありがちな
感動的な再開の場面は、こんな時間だからだろうか
目にすることはなかった。

「帰ってきた」といっても
そこに住んでいるわけでもなく
短期で滞在しているだけの身である。
それも、仕事でも観光でも、ましてや留学でもなく、
ただこの島が好きなだけで、ブラブラしている身である。

でも、空港に降り立つと
たとえそれが、わが祖国日本からであっても
「帰ってきた」気にさせてくれた。

もう何度この島へ来たのだろう。
現実逃避をするためだけに来たことも
友人と酒を飲むためだけに来たことも
ただ1冊の雑誌を買う為に来た事だってある。

いつも変わらないのは、
この島国のやさしい空気と、人々の温もり。
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ゆめ

2006年04月08日 | 徒然
昼間、夢を見た。
長い長い夢だった。
そして不思議な夢だった。
目が醒めると、
さっきから、30分しか経っていなかった。

果たしてあれはただの夢だったのだろうか。
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あっという間の週末

2006年04月07日 | 徒然
最近、1週間がとても早く感じます。
気が付けばもう週末。
このままで行くと、
もうすぐに大型連休(NHK的表現)がやってきます。
どこも行くところを決めてません。

誰か一緒に遊んでぇ~!
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思い出の曲

2006年04月06日 | 徒然
みなさんにとって、思い出の曲って何ですか?

よくそんなリクエストを募集するラジオ番組なんかがあります。
考えて見ると、なかなか1曲に絞れないんですよね。
高校生の頃、好きだった人と一緒に聞いた曲。
自分が演奏した曲。
思い出をたくさん抱えて、日本に帰国する飛行機の中で聞いた曲。
人生のターニングポイントで流行っていた曲・・・。
数えればキリが無いほどです。

今でも、その曲を聴くと、
そのときの事が目の前のことのように思い出されます。

10年後、不惑を直前にして私はどんな曲を聴いて、
今を思い出すのでしょうか。
もしも、その日にこのブログが続いていたら、
「思い出の曲」のことを書いてみようと思います。
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贅沢な旅

2006年04月05日 | 
ここ1年、かなり旅に出る機会が多いのですが
思えば学生時代からよくあちらこちらを
フラフラとしていました。

最近はグリーン車や飛行機のCクラスに乗ることも多く
自分自身で「贅沢なやつだな」などと思ったりもしているのですが、
果たして「贅沢な旅」って、アッパークラスの席に坐ることだけなのかなと、
思ってみたりもしました。

確かに、学生時代は時間が今よりたっぷりあったので、
夜行の快速列車などを使って旅行をしていました。
降りたいと思った駅で降りて、
乗りたいと思った列車に乗る。
はじめから予定なんて細かく決めずに
風の吹くままに愉しんでいました。

ひょっとして、本当に贅沢なのは
そんな旅の仕方なんじゃないかなぁ
なんて、思ってしまいました。
もちろん、グリーン車も充分贅沢なんですけどね(;´∀`)
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東京

2006年04月04日 | 
久しぶりに「旅」カテゴリーで書いてみます。

ずっと東京で暮らしていると
東京の良さがわからなくなってきたりします。
最近は地方に出ることも多く、
外から東京を見ることが出来る様になりました。

思えば、それぞれの街や駅、公園、通り、電車に
それぞれの思い出が詰まっていて
その集合体が「東京」なのです。

最近は九州・福岡に来ることが多く
天神や中洲を中心に動いてますが、
心のどこかで、東京と比べてしまってます。
それぞれの土地にそれぞれの良さがあるのは
判っているのですが、
それはやはり東京が好きだからなのでしょう。
もちろん日本全国どの土地もとてもいい街です。
でも、生まれ故郷が一番好きな街なのです。
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桜吹雪の月曜日

2006年04月03日 | 徒然
今日は朝から強い風で、満開の桜もその花びらを
まるで青空の下に吹き荒れる吹雪のように
散らしていました。

そんな4月最初の平日。
早稲田の街も、「新入生」たちであふれかえっていました。
初々しく、少しオドオドしながら歩く姿は
新鮮でいいですね。
まぁ、あと1ヶ月もすれば(連休が明ければ)、
学生たちも次第に大学に来なくなり
いつもどおりの「静かな」早稲田の街に戻るワケですが。。。
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悲惨&飛散

2006年04月02日 | 徒然
本日は宇都宮へ出張。
栃木県といえば首都圏きっての杉並木がある所。
そこへ花粉症重症患者の私が乗り込むとは
悲惨この上ない状況。
目がしこたま痒い!
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エイプリルフール

2006年04月01日 | 徒然
4月1日なので、
なにか大ホラ話でも書こうと思ったんですが、
特に何も浮かびませんでした。

今日、入学式や入社式が多かったようです。
大学の部活にも、いい新入生が入ってくれるといいんですが・・・。
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