先日アップデートできなかった Arturia Microfreak の Firmware5.0 がアップデートできるようになっていたのでやってみました。
Arturia の MIDI Control Center から簡単にアップデートできます。ただ、この Control Center も、Sample 対応の最新版にアップデートしておく必要があります(画像はアップデート前なので「Sample」のタブがありません)。
V5.0 ファームウェアでは、ユーザー サンプルのインポート、サンプル再生エンジン、3 つの新しいグラニュラー エンジン、強化されたエンベロープなどが導入されています。ver.3.0で 256 から384個のプリセットスロットが追加されたのにつづき、512 個のプリセット スロットが追加されました。いったい Microfreak のメモリはどれだけ余裕をもって作ってあったのでしょう?
What's New? | MicroFreak - Firmware V5
64個の新しいプリセットも追加されていますが、どれも Sample Wave をつかったものなので、プリセットを転送しただけでは音が出ません。
これもバージョンアップされた「MIDI Control Center」に追加された SMNPLE タブ を開いてファクトリーのサンプルを本体に転送します。
このときまとめて転送しようとすると、転送に失敗することが何回か出てきます。
その時は、もう一度、転送失敗したサンプルを個別に転送するとうまくいきます。
あと、今回追加された「グラニュラー エンジン」とは何か?
MicroFreak の V5 ファームウェアには、インポートされたサンプルをきめ細かく操作してスライス、テクスチャ、インパクトを詳しく分析する 3 つの新しいエンジン、Scan Grains、Cloud Grains、および Hit Grains が導入されたと説明されています。
「Granularシンセシス」とはシンセサイザーの合成方式の一つ。
サンプルを小さな単位(グレイン)に分割して、組み換えやクロスフェードを行いサウンドを生み出す方式。これらの小さなグレインは、通常50ミリ秒以下の長さで、個別に聞いてみると短いクリック音のように聞こえます。 しかしグレインを並べると、モジュレーションの可能性に優れたみずみずしいテクスチャ音が生成できるとされています。
Arturia Pigments - Granular Presets
さらに
Keyboard Random Source
Preset Utility 設定を使用すると、キーボードをサンプル アンド ホールド スタイルのモジュレーション ソースとして変換できるようになる。 キーが押されるたびに、演奏に反応する予測不可能なモジュレーションのためのランダムな両極値が生成される。
Snappy Envelopes
Preset Utility 設定を介して、MicroFreak のエンベロープを使用し、さらに短いアタック値にアクセスできるようになり、ザラザラ、パチパチとした、かみそりのような鋭いパーカッション サウンドに最適なエンベロープが付加された。
これだけを無償でアップデートしてくれるのは、本当に太っ腹だと思います。
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話は変わりますが、藤井聡太竜王、とうとうやりましたね。
でも、小さい時の目標は「名人をこす」ですから、羽生九段が藤井名人を評するように「人間がどこまで強くなれるか、証明しようとしている」というのが、今後の藤井将棋の見どころなんじゃないでしょうか。