こつこつと、オリジナルに近い部品をそろえてきた、Fender 1954 Strato Caster レプリカですが、プードルケース購入をもって、ここに、とうとう、完結!!」って言ったんですが、
さらに、まだ、完成には足らないものがあったんです。
それは、「ブリッジ・サドル」でした。
所有の ST-54 は、「FENDER FENDER」の刻印入りスチールのプレスサドル。ビンテージ感でてていい感じなのですが、
オリジナルは1954年からの1971年の前期までに使用されているスチールをプレスした「FENDER PAT.PEND」の刻印入りブリッジサドルです。
刻印されている「PAT.PEND」は、 Patent Pending、特許出願中という意味。
現在は、Vintage シリーズや Custom Shop のレプリカでない限り、「FENDER FENDER」が刻印されているものが使用されています。
これについては、Fender USA が、PURE VINTAGE シリーズで、「 "Pat. Pend." Saddle Kit 」を発売しているのですが、ずっと品切れになっていました。
更に無茶苦茶高価で(普通のサドルなら、本家 Fender の純正品でも、3分の一以下の価格で買えます) 、まあ、いつか買えるチャンスがあればと思っていました。
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それが、最近どの楽器店も入荷があったらしく、在庫は少数ではあるのですが売り出していたので、これを逃してはとポチってしまいました。
Made in USA です(アメリカの属国の日本人としてひどい目に会ってきたのですが、何故だかいまだにアメリカに憧れがあるのです)。
インチサイズですから、これ、サイズが違って使えなかったらどうしよう.....。
さて、作業に取り掛かろうとしたら、インチサイズの六角レンチがありません。おかしいな、東京の家に置いてきてしまったのかもしれません。
そこで、急遽購入。翌日配達となりました。この1.27mmのが欲しかったんです。
しかし、インチの単位は、まったく理解ができません。1/20 と表現されたり(1 inch以下は2分割を繰り返していくのだそうです)、0.05インチと表現されたり、なんとかしてくれ~!! だから、フィートとメートル間違えて潜水艇がぶっつぶれるんだよ。
心配をよそに、すんなりつきました。ただ、イモネジとバネの長短があるのに注意が必要です。イモネジの短いのは1弦と6弦に、バネの短いのは2弦と6弦に使いました。オクターブ調整すると、それでも6弦はやっと収まった感じです。
さて、見た目は非常に満足ですが、3倍もする価格差に音の違いはあったのでしょうか。
プラシーボの範囲かもしれませんが、音が丸くなりました(キラキラする音になったと逆のことを言っている人が多いです。もともと付いていたサドルの違いが出るのかもしれません)。
購入当時の原型 ずいぶんお金をつぎ込んだ気が.....。
あと、いじるとしたらピックアップとポッドとキャパシターですが、これはさらにハードルが高い。