ダイハツとトヨタは、2019年10月から、TOYOTA GAZOO Racing の協力のもとに開発した、Copen GR Sport を発売しています。
これで、コペンは 現在 Robe、Xplay、Cero と 4タイプがえらべることになっています。
GR Sports は、税込み定価 2,382,200円 と強気の価格設定(Robe のCVT スタンダードは¥1,888,700)になっています。これに、私のコペン エクスプレイ S についているナビなど装備を付加した見積りをすると、2,656,374円となるようです。
BBS のアルミホイールやMOMOのハンドル、RECARO のシートなどは共通ですから、結局似たような価格になり、スタイルを別にすれば、別にお得感は無いようです。
ただ、TOYOTA GAZOO Racing は、従来の LA400K コペンを元にボディ剛性や足回りのチューニングを中心に開発を進めてきたということで、フロントブレース追加やセンターブレースの形状変更など行いました。
これにより、ボディの最適な剛性バランスを実現。ステアリング操作に対する応答性が向上し、イメージ通りの正確で気持ちの良いハンドリングを堪能できるようになったそうです。
さらに、サスペンションのスプリングレートを最適化し、専用のショックアブソーバー(カヤバ製~従来はSHOWA製)との組み合わせによって、しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を追求したとしています。
また、フロント・リヤバンパーの形状により空力性能が向上。とくにフロントは左右側面への整流効果を高めるだけでなく、 バンパーの裏側に通気孔(フロントバンパーエアアウトレット)を設け、床下スパッツと合わせてダウンフォースを発生。高速域で、路面にしっかりと追従して操縦安定性を高めたとしています。
う~ん。これはちょっと聞き捨てならないですよね。俺のコペンより性能がいいって言うのか!!
ということで、私のコペンにも、可能な限り同様のチューニングをすることにしました。
といっても、バンパーの形状やショックアブソーバ(むっちゃ高価)などはいじれませんから、床下ブレースの追加によって剛性補強、床下スパッツによるダウンフォースの強化を行いたいと思います。
ダイハツのディーラーさんで、GR の部品を取り寄せてもらい、取り付けをお願いしました。
さすがディーラー。道具が揃っています。こうやって持ち上げてみるといかにもスポーツカー然としていることが分かります。
めったに見ることができない愛車の床下。ビルシュタインの青と黄色のショックアブソーバーが見えます。ぶっといスプリングが付いています。
あと、リアアンダーディフューザー(空気の流れを整えて車の走行安定性を向上)がついているんですね。
マフラーを替えるのが定番のようですが、このドルフィンマフラー、すごくかっこいいと思うのですが。
ディーラーの整備の方は、GR 専用 ブレースをつけるのは、初めてということで、カタログの写真を見ながらの手探りの作業となりました(メーカーで取り付けて出庫するのですから、取説などありません)。
そうだよな。そんなマニアックなおっさん、この近辺には居そうもないものね。
20分程度で終わる簡単な作業でした(取り付け部品区別のために写真を加工して色分けしてあります)。
コペンは純正でごっつい補強ブレースの取り付けがなされており、これに更に追加したことになります。
費用は、技術料込みで、23,518円でした。部品代のみなら15,598円(税込み)ですから、自分で取り付けできる人は、剛性補強部品としてはリーズナブルですね。
さて、乗車フィーリングは、変化したのでしょうか。2万円かけて変化なしでは「かわいちょ」ですからね。
なんと、変化ありました!!
1.発進時の車の滑り出しがスムーズになっています。
2.ビルシュタインのショックはただでさえ堅いといわれていますが、道路のギャップを拾って、ガツン、ガツンと堅い振動が伝わってきていたものが、体感的に3割ぐらいソフトになっています。
これをプラシーボ効果だという人もいるようですが、明らかに違っています。ビルシュタインだから効果が増幅されているのかもしれません。
これに対して
A.剛性感がアップした感じはあまりありません。
B.ハンドルの操作感にも特段変化があったようには感じられません。
不思議ですね。床下のシャーシを強化しただけで、伝わる振動に変化があるとは思いませんでした。滑り出しのスムーズさは剛性がアップしたために感じる変化かもしれません。
今後、高速道路や峠道を走った時に、ハンドル操作や剛性感等の変化を感じることがあるかもしれませんので、引き続きフィーリングを注視していきたいと思います。
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