ひょんなことから、Youtube のアニメを見て、どうしても原作をもう一回読みたくなって、古本を買ってしまった「8マン(エイトマン)」。
古い本(且つ出版社が倒産して絶版)なので、当面古本屋さんに置いてあるものを、1、2冊買い求めたんですが(もちろん通販で)、結局、全巻揃えてしまいました。
最初からセット物を買えばよかったのですが、結構プレミア価格がついていたので、貧乏人根性で、ちまちま買ったのが裏目にでて、全巻揃えるのに手間がかかることに。
![]() A5版 「完全復刻版 8マン」 全7巻 桑田次郎 初版 【中古】
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このような古い本(かつ、あまり取引がない本)になると、各古本屋さんも在庫管理が悪くて、「在庫あり」で注文しても、あとから、結局「在庫ありませんでしたのでキャンセルします」なんて言ってきた本屋さんが2軒もありました。
あわてて、他の本屋さんに注文をかけるということを繰り返し、なんとか全巻揃えることができました(何も全巻揃えることないのに、そこがコレクター趣味の悲しい性が出てしまいます)。
単行本の復刻版は、数種類発売されていて、Wikipedia によれば、
【秋田書店版】
全5巻。『魔人コズマ』を除く長編・中編が収録されている。
収録にあたり、加筆・修正が行われている(エピソードの繋ぎ目となる部分など)。
【大都社版】
全2巻。ハードカバーの重厚な単行本。秋田書店版から漏れた短編と『魔人コズマ』を途中まで収録したが、第3巻以降は発売されず、レーベルごと中断された。
【リム出版版】
全7巻。「完全復刻版」と銘打たれている。リム出版の倒産により、絶版。
収録にあたり、連載版の状態を優先している。そのため、時事に関するセリフも修正前のまま収録されている(『草加次郎事件』への言及など)。
『魔人コズマ』の最終話は、桑田の書き下ろしであり、連載版(代筆版)は収録されていない。8マンのモノローグが多く連載版との相違点がある(ノラの生死、田中課長との会話など)他、桑田の絵柄が変わったため、より硬質な印象に描かれている。
ベースとなったのは『ウルフランド』収録の『8マン"魔人コズマ篇"最終回より』。8マンが語り手となっている。
【扶桑社版】
リム出版版に準ずる。
【マンガショップ版】
全5巻『完全版』と銘打たれ、新エイトマン「太陽衛星サンダーの巻」や幼年誌向けにリライトされた「たの幼テレビきょく8マン」など、それまで未収録だった物が収録されている。
また、「魔人コズマ」は代筆だった少年マガジン連載当時版と、リム出版版に収録された桑田本人の描き下ろし版の両方の結末が収録されている。
ということで、【リム出版版】が、「完全復刻版」と銘打っているとおり、正統派で、当時リアルタイムで読んでいた者にとっては、当時の雰囲気が一番伝わる感じです。
とくに、各号とも裏表紙に8マンの透視図が描かれているのが、当時ワクワクした感じが甦って嬉しくなります。
当時、なんだか惹かれたのが、両肩に装備されている「予備電子頭脳」と、ベルトのバックルに入っている「タバコ型強化剤」。
「予備電子頭脳」は子どもごころに、その用意周到さと、本来の機能は発揮できない、もどかしさに惹かれました。
「タバコ型強化剤」はその大人っぽいかっこよさに憧れて、ココアシガレットを口にくわえてかっこつけたのを覚えています。
![]() オリオン クラシックココア 【大箱】(10個入り)
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なんだか、どんどん記憶がよみがえって、単なる漫画ではなく、幼少期の思い出アーカイブになりそうです。
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