椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

パルシステム埼玉・電力学習会で

2017-04-18 22:19:37 | 生協活動

2月28日、ウェスタ川越で、パルシステム埼玉の電力学習会が開かれました。
学習会となると、日ごろたくさんの?????を抱えた婆さんは万障繰り合わせて出かけることになります。

張り切って出かけたものの、以前も出かけているウェスタ川越の中で迷ってしまったりしました
さすが城下町の建物だけあって、わざとわかりにくくしているのかもしれませんね。(方向オンチの歯ぎしり?)

鶏糞を利用したバイオ発電などたいへん興味のあるお話を聞くことができました。

私の質問が多かったため、後日書面で回答して下さることになり、3月下旬にその回答をいただくことができました。

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質問:温暖化ではなく寒冷化という可能性はないのか。
回答:
 日本では、「温暖化」という言葉がよく使われますが、世界的には「気候変動」という言葉が使われます。
 地球上では局所的な異常気象が多発するようになるため、異常な厳冬も頻発することが予想されますが、それでも、地球全体としては「温暖化」すると考えられます。


質問:電力自由化のメリットがまだよくわかりません。(不安定化につながることはないか、福島など被災者への補償はどうなるかなど)
回答:
 地域の大手電力会社(関東であれば東京電力)からしか、電気を買うことが出来なかったのに対して、電力小売の自由化により、電力会社を選べるようになります。多くの電力会社が競争することにより、価格だけでなく、その環境性やサービスに特徴のある、様々な契約プランが現れることが期待されます。
 なお、今回の自由化は、あくまで「小売部門」の範囲です。電気の安定供給は「送配電部門」が担っており、これは従来も今後も、規制のもとで事業が行われます。よって、小売の自由化により、電気が不安定になるということはありません。
 また、福島などの被災者への補償は、原因者である東京電力や国が第一に対応することとなっており、自由化されたからといって、補償が損なわれるものではありません。


質問:再生エネルギー発電の奨励により、総発電量>>使用量ということにならないか。過電流による機器の故障、大気中もしくは地中への放電、
太陽光発電の場合、太陽光パネルなどの廃棄処分法がまだ確定していないとのことで環境への負担がかかる可能性が高いのではないか。
回答:
 電気は常に「発電量=使用量」のバランスを取る必要があるため、再生可能エネルギーが増えた場合は、他の発電量を減らすことにより対処します。大気や地中に放電することはありません。
 太陽光パネルもあくまでも一般的な工業製品であるため、廃棄処分に特別な困難な要因はありません。適正な廃棄・リサイクルのためのガイドラインもあります。


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ご丁寧な回答をほんとうにありがとうございました。
ただ、老婆心が年々肥大するばかりの私としましては、これでもう安心しました・・・・とはならないのです。

単純に考えて、間に別会社が入ったことで電力料金は高くなるのではないか。
消費者が色分けされたことで、緊急事態あるいは電力不足になったとき優先順位がつけられるのではないか。
送電が複雑になって過電流が起こらないか。
など考えてしまいます。

太陽光発電で電力料金を安くできるお金持ちの方たちがいる一方、再エネ発電賦課金が消費税よりも高く取られることになっていて、年金暮らしの高齢者が冷房を我慢するということになってしまう?

競争の結果、維持できない発電施設が出てきて、長い目で見ると不安定にならないか。
発電については影響力を行使したいところがあるはずで、防衛的な観点から問題はないものだろうか。

などなどが思い浮かんできます。

もう少し勉強してご報告したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。